「おせったい」という言葉をご存知でしょうか?たぶん漢字で書くと「御接待」なんだと思います。語源は四国八十八箇所お遍路巡りから来ているようです。各札所を巡るお遍路さんにお菓子やお茶、労いの言葉などでもてなすことを「おせったい」と呼んでいるそうです。この八十八箇所巡りは四国のものを模して、様々な地域にもあるようです。因島にもあり、遠方からもお遍路さんの格好をした人がお参りをしているのを見かけます。
さて、「おせったい」ですが、因島では四月の終わり頃(旧暦の3月21日)に、お遍路さんをもてなすために、各札所(お堂)にお菓子などを用意して、接待します。お遍路さんをもてなす為と言っても、誰が行ってもいいわけだから、島中の子どもたちにとっては、お菓子をタダで貰える特別な日となります。
お堂には小さなお皿にお菓子などが1つ置かれ、それが沢山並べられています。その中から好きなものを選んで戴くことが出来るのです。当然、一箇所につき、1つしか貰えませんから、子どもたちは島中のお堂を巡るわけです。友達連れで自転車に乗っていく子どももいれば、親の車で行く子どももいます。
僕は、せいぜい近くのお堂を巡るくらいでしたが、歩いて道草(寄り道)をしながら巡ることがお菓子を貰うより嬉しかったような気がします。今年は4月29日が「おせったい」らしいので、息子と二人でのんびり歩きながら巡ってみようかなぁ。
さて、「おせったい」ですが、因島では四月の終わり頃(旧暦の3月21日)に、お遍路さんをもてなすために、各札所(お堂)にお菓子などを用意して、接待します。お遍路さんをもてなす為と言っても、誰が行ってもいいわけだから、島中の子どもたちにとっては、お菓子をタダで貰える特別な日となります。
お堂には小さなお皿にお菓子などが1つ置かれ、それが沢山並べられています。その中から好きなものを選んで戴くことが出来るのです。当然、一箇所につき、1つしか貰えませんから、子どもたちは島中のお堂を巡るわけです。友達連れで自転車に乗っていく子どももいれば、親の車で行く子どももいます。
僕は、せいぜい近くのお堂を巡るくらいでしたが、歩いて道草(寄り道)をしながら巡ることがお菓子を貰うより嬉しかったような気がします。今年は4月29日が「おせったい」らしいので、息子と二人でのんびり歩きながら巡ってみようかなぁ。
こんな思い出があるよ。ウチのおばあちゃん(君のおばあちゃんでもある)がお世話していたお不動さんはマイナーポイントなため、おばあちゃんがせっかく張り切ってお菓子を用意しているのに誰も来てくれず寂しそうだった。そこでボクが友達を集めて「ここ、穴場なんだぜ!」と言いながら連れて行ったところ、おばあちゃんはびっくり!嬉しそうな笑顔が忘れられないよ。もうおばあちゃんの笑顔を見ることはできないけれど、しっかりと記憶の中に生きているんだ。
当時は何も考えていなかったけど、おばあちゃんが喜んでくれたなら良かった。N2もたまにはいいことするんだよ、フォローしておくと。
しかし、楽しかったよね。自転車に乗って一日中あちこち回って袋が一杯になるまでお菓子を集めたね。
こんな地方のちっぽけな文化だけれど、俺の心の中には大きな思い出として残ってる。
何だか大人になったのに行きたくなったよ。
そうだよねぇ、ばあちゃんが毎日行っていた「お不動さん」が、僕たちにとっては一番身近な「おせったい」の場所だったんだよね。細い道を入っていくので、分かりづらく、たしかに人が少なかったように思います。ばあちゃんは人が来てくれた事より、兄ちゃんがばあちゃんのことを気にしてくれたことが嬉しかったんだと思うな。
>カミナリ弟さん
ばあちゃんの「おせったい」に行ってくれてありがとうございます。
本当に子どもの頃って、一生懸命にお堂巡りしていましたよね。今でも心に残っている大切なイベントなんですよね。
僕も今年は行こうと思っているんですが、大人一人で行くのは憚られるので、子どもをダシにして行こうと計画しています。童心に戻ってみます。
>うとさん
どの地域にも伝統行事ってありますよね。田舎だからこそ、受け継がれてきて、子どもの心に響くような大切な行事がきっとあるはずです。
お菓子自体は大したものじゃないんですよ。煎餅が1枚だったり、チョコレートが一かけらだったりね。でも子ども心に嬉しくて、選ぶのに悩んじゃったりしてねぇ。
今考えると、このお菓子も個人で用意してくれたり、地元の人がお金を出し合って用意してくれてたんですよね。周りの大人たちが地域を支えてくれているんですね。
>カミナリ弟
そういうことは、オレのブログのコメントに書くように!!それでなくとも誤解が多いんだから。
三原では、節分の日に「鬼~の豆ちょうだい。」って子供たちが、来るよ。
なので、スナック菓子をしこたま買って用意しとくけど。。。
今度、賢ちゃんと袋もって歩こう。うん。
こういった昔からの風習は残していきたいですよね!
世間知らずだけど、正直者で優しいばあちゃんだったもんね。僕もよく「お不動さん」に連れて行ってもらっては、お供えのお菓子を貰っていたから懐かしいなぁ。
>因島の浜崎あゆみさん
三原にも子どもたちが楽しめる行事があるんですね。何かハロウィンみたいですね。鬼の格好をして脅かしたりしないんですか?
結構、解かりにくい場所にあるお堂が多いので、オリエンテーリングのように地図を持って歩かないといけないかも!?
>桜子さん
どうもです。お越し頂き、またコメント有難うございます。
桜子さんの地域でも風習が残っているんですね。都会になると風習が廃れていって、お祭りや行事に参加したことがない子どもが増えているんですよね。少し寂しさを感じます。
桜子さんのエコブログにもあゆさんのブログからお邪魔しています。一人が変わると周りも変わっていくんですよね。