浜床のふろしき

尾道市因島から日常を記します

試練

2006年02月19日 | こども

今年の4月に小学生になる息子が少しずつ独り立ちを始めています。今まではどこかに遊びに出掛けても、恥ずかしがったり、傍を離れなかったりしたのが、最近は自分から積極的に遊ぶようになりました。知らない子どもにも自分から声をかけて、一緒に遊ぶようにもなりました。

そんな先日、近所の子と遊んでいた時に、大切にしているムシキングカードが1枚無くなりました。それも息子がトイレに行っている間に・・・。

僕は色々なことを経験してきた大人だから、人を疑ってしまいます。(もちろん、その時の状況は会話を聞いていたので、よく分かっています)。しかし、息子は自分が無くしたんだと悔いていました。

僕は息子に、「自分がきちんと管理していなかったから無くなったんだ」と言い聞かせました。そして、それと同時に、「それを欲しくなって、持っていってしまう人もいるんだよ」と教えました。息子にはあまり意味が分からないようでした。

彼が歳を重ね、社会に出て行くときに「人を疑う」ことを知らないと生活していけないのは淋しいですが、これも試練です。人を疑うだけでなく、本当に大切なことを知って欲しいと願って見守っていきたいです。


最新の画像もっと見る

2 コメント

コメント日が  古い順  |   新しい順
ほんとに、「人を疑う」ことを教えなければいけな... (kaorim)
2006-02-23 11:31:30
ほんとに、「人を疑う」ことを教えなければいけないのは悲しいことですが、致し方ない。
世の中にはいろんな人がいて、いろんな考え方がある、みんながみんな自分と同じ考え方の人ばかりではない、自分が必ず正しいわけではないetc. 社会的存在として生きるための自立の第一歩ですね。
これからいろんなことがありますよ、きっと。逞しく育っていかれますように。
返信する
>kaorimさんへ (hamatoko)
2006-02-23 23:19:22
>kaorimさんへ
そうですね。kaorimさんのコメントを読んで、自分の言葉足らずを実感しました。
「いろんな人がいて、いろんな考え方がある」ことを教えないといけないんですよね。
それは人を疑うことだけでなく、そういう考え方もあるんだと認めることでもあるんですよね。そうですよ。自分が正しいとは限らないもんね。
息子にも、また話をしてみます。
でもこの試練を乗り越え、成長して欲しいです。
返信する

コメントを投稿