虎尾の会

幕末の草莽の志士清河八郎の会の名を盗用しています。主人は猫の尾も踏めません。

ネット全履歴広告活用

2010-05-30 | 新聞・テレビから
今朝の1面トップ記事。
ネット業者が、ネットの利用者がどんなサイトを閲覧し、何を買ったか、どんな言葉で検索したか情報を読み取り、広告に利用することに総務省はゴーサインを出した、という記事。
ネットの利用者、国民の意見も聞かずにこれはないだろう。個人情報保護に反するのではないか?図書館ですら、利用者がどんな本を借りたか、などは家族にも知らせない。秘密を守っている。

利用者の同意が条件だといっているが、だいたいパソコンでは、なんだかわけのわからない「同意しますか」「更新しますか」というのが勝手に画面に出てくる。わけもわからずに、同意のクリックをおすことはよくある。

ネットの世界は個人の精神世界だ。いくら、個人の趣味にあった広告を提供する、といっても、これはやりすぎ。弊害が大きすぎる。

記事によると、専門家による検討委員会では、参加者は慎重論が多かったが、総務省の事務方が積極的だった、という。

ネット業者と役人がつるんでいるのか?あるいは、背後には、警察の要望もあるのか?
ネット社会はほとんど監視社会でもあるのだから。危ないと思う。

画像は金福寺にある長野主膳の肖像画。
長野主膳も清河八郎もネット時代では、とても秘密の会合などできないなあ。

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