虎尾の会

幕末の草莽の志士清河八郎の会の名を盗用しています。主人は猫の尾も踏めません。

武道必修化

2008-08-23 | 新聞・テレビから
今日のヤフーニュースで知ったのだけど、中学校では武道は必修化に決まり、そのために文科省は来年度予算として60億円を要求しているとか。

知らなかったぞ。武道が必修化?どうせ、財界人たちが決めたのだろうけど、そのために、この財政赤字といわれるときに60億円?ふざけるな、といいたい。今、税金をそんなことにつかえる時ではないのだが、武道必修という路線は財界にとっては一刻も早く軌道にのせたい路線なのだろう。
朝日新聞をとっているが、新しい学習指導要領で武道が必修化することになったという記事は見なかったぞ。あまり問題にしなかったのだろうか?

個人的には武道は嫌いではない。球技などのチームプレーのスポーツよりも好き。
柔道、空手は少年時代、町道場に通って習った。テレビでも野球やサッカーは見ないけど、剣道や柔道の試合は見ることがある。

しかし、武道は好きな人がやればいいだろう。習う場所はいくらでもある。義務教育の場で、何十億円もかけて子供に強制するものではない。しかも、武道によって、礼儀を教えることができる、なんて言う奴がいるからいやだ。礼儀とは教えられるものではない。今、武道をいちばんよくやっているのは警察官のはずだ。警察官が一番、礼儀正しいということはないだろう。相撲取りは礼節の士が多いのか?

武道は柔道、剣道、相撲だという。空手、合気道、弓道、古武術、大極拳、少林寺拳法もいれたらどうだ。しかし、それは学校の中でできることではないだろう。必修化することではないのだ。

学力が低い、と文句をつけ、学校で能力別授業をすすめ、一方で、武道必修にも力を入れる。格差が大きくなり、社会が混迷しているといわれながらも、国はある方向に向けて、着実に手を打っている。

画像は万治の石仏。まるで現代アートのような変わった石仏だ。

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