虎尾の会

幕末の草莽の志士清河八郎の会の名を盗用しています。主人は猫の尾も踏めません。

テレビを観た

2006-08-04 | 映画・テレビ
亀田の世界タイトル戦を見た。
12ラウンド、解説者も「これが世界戦だ、亀田もいい勉強になった」(記憶あいまい)とか、亀田の負けは明らかという口ぶりだった。わたしも亀田の負けだと思っていた。だれだってそうだろう。「チャンピオンは亀田」と審判にいわれときの唖然とした亀田の父親の顔が印象に残っている。
「なんで、亀田の勝ちなんだ?」
「微妙な判定」なんてものではない。
あざとすぎる。その後、ブーイングが続出したようだけど、当然だろう。
テレビで全国の人が見ている前で、それでも、亀田の勝ちにする。それでいけると思ったのだろう。まったくなめきられている。

でも、これは、亀田の試合だけの話ではない。こんなことは、今、メディアのあらゆる場面でなされているのではないか。もうマヒしてしまっている。なんでもいいよ、すきにやって、という気分になってしまっている。

憲法改正論者ばかりがゲストの報道番組、小泉と安部を吉田松陰と高杉晋作にたとえる無恥な新聞、細木和子の話に司会者、出演者全員が、なるほど、と拝聴する場面を見せるテレビ。つまらないものばかり見せられ、話される。何が大切で、何が問題なのかは関係ない。むこうの都合ばかりで、ことはすすめられる。

視聴者がどう言おうと問題にしない。この国は、それでいける、と思っているんだ。

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3 コメント

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亀田は語彙力を! (安頓)
2006-08-04 22:40:55
K-1や、PRODEでも良く使う言葉が

"RESPECT"という言葉。

相手の強さを認め、リスペクト(尊敬)してそして全力でファイトする。

勝ったものは、負けたものへのリスペクトの念をわすれない。

これが真のファイターだと思う。
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アドレス入れ忘れました (安頓)
2006-08-04 22:41:56
失礼いたしました…
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Unknown (荘太郎)
2006-08-05 18:42:19
コメントありがとうございます。

野球もサッカーも見ないスポーツ音痴ですが、格闘技だけは見ています。

今日の朝日の夕刊に「周りの大人たちが悪い」というコラムが出ていましたが、「周りの大人たち」とはまた朝日らしい微妙な言い方。はっきり名指ししてその元凶を批判してみろよ、と言いたいです(笑)。
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