虎尾の会

幕末の草莽の志士清河八郎の会の名を盗用しています。主人は猫の尾も踏めません。

朝日の一面はおかしい

2013-03-23 | 新聞・テレビから
新聞の1面といえば、新聞の表紙、顔だろう。その日のニュースで一番、大事だと思うニュースをのせると思っていた。ところが、最近の朝日は、1面に政治ニュースがトップ記事になることはない。やたら、どうでもいい企画記事(災害や外国ルポや教育など)や発表もの、事件記事がふえ、政治記事は前面に出ない。これは、どうも意識的なようだ。

さて、今朝の1面。トップは「バスケ部顧問、書類送検」の記事。大阪版だから、これはトップにもってきたのだろうか?

1面には、他に、「国、辺野古埋め立て申請」と「労基署検査情報が漏洩」の記事がある。本来なら、このどちらかをトップに持って来て、桜宮の顧問の記事は社会面でいいではないか。

それにしても、ゼネコンの除染作業の中抜きは、ひどい。犯罪として起訴すべきことがらではないのか?これは、原発の被災者、除染作業者、国民への犯罪行為だろう。労働基準局が、ゼネコンに検査の情報を流し、ゼンコンは作業者を集め、事前に「手当はもらっていると答えるように」と要請したという。安部政権は、学校に道徳科を設置したいそうだが、このゼンコンのトップを真っ先に学校に呼び出し、道徳の授業を受けさせよ!まあ、安部首相の「道徳」は「上の人には素直に従え」なのかもな。

もうひとつ、トップに持って来てよい記事が4面にある。共通番号制度を導入する法案の審議が22日から始まった、という記事だ。見出しは「共通番号 期待と課題」。

だれが、共通番号制度に「期待」しているというのか。それは、政府だけ(あと金融機関など大企業)ではないか。国民にとっては、迷惑こそするが、なんのメリットもない。

新聞には、長所として、・所得が正確に把握しやすくなり、脱税が防ぎやすくなる。・所得に応じて手当の金額を変えるなどの制度を導入できるようになる、とある。この二つとも政府にとって、都合のいいことではないか。

短所として、個人情報が漏れると大変、システムの開発費(2000億から3000億)や運営費(毎年200~300億)がかさむ、とある。

いずれ、民間企業もこの共通番号を利用できることを計画しているそうで、銀行や大企業も利用するはらなのだろう。とんでもないことだ。

共通番号制度についての審議、メデイアは詳しく報道する責任がある。この共通番号の記事を書いたのは、大日向文氏とあるが、大日向くん、明日も書いてくれるだろうか?

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