虎尾の会

幕末の草莽の志士清河八郎の会の名を盗用しています。主人は猫の尾も踏めません。

「密約問題」の報道

2010-03-19 | 映画・テレビ
今日は、国会外務委員会で密約問題についての参考人質疑があったそうだ。ジャーナリズムにとって、いや、国民にとっても実に興味深い場面だと思うのだが、テレビの中継はなかった。よくわからないのだけど、今日のは中継できないの?

夕刊(朝日)にはトップで、この報道があった。元外務省条約局長の最重要文書の半分が報告書にはなかった、廃棄されたと聞いた、という情報も驚くべきものだが、元毎日新聞記者西山記者の発言も重要だ。夕刊では、西山さんについての記事もあったが、15分間語りつづけたというが、発言内容はわずかしかのせていない。

どんな内容の発言をしたか、聞きたい人は多かったはずだ。朝日の記事にも「歴史的な証言を聞こうと市民やマスコミで埋まった傍聴席」と書いている。

テレビのニュースではやるだろうか、と毎日放送のザ・ニュースを見た。トップは長々と民主党の副幹事長解任事件、その次に密約問題を報道するが、たったの5分、元条約局長の話だけで、西山記者にはいっさいふれない。
7時NHKニュース、トップはクロマグロ。その次、パラリンピックだったか(ちょっと忘れた)。西山記者は出ない。

9時のNHKニュース、トップがクロマグロ、その次、パラリンピック、今年の就職戦線、珍しいバスツアー、始まって30分たってやっと密約問題、やはり条約局長だけでわずか5分程度。西山記者についての報道はいっさいなしだった。

マスコミはこの密約問題を重要視してはいないかのようだ。あまりふれたくないのだろう。西山記者については黙殺するのだろうか。西山記者に切実な関心を持たないジャーナリズト、報道人とはなんなんだ?




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