虎尾の会

幕末の草莽の志士清河八郎の会の名を盗用しています。主人は猫の尾も踏めません。

龍馬伝 海軍の龍馬?

2010-04-25 | 映画・テレビ
大河「龍馬伝」。
次回は「海軍を作る」だそうだ。

この「龍馬伝」では、海軍を作り、国を守るために力を尽くした龍馬を描くのだろうか?
「坂の上の雲」の海軍と「龍馬伝」の海軍の龍馬と連携したドラマ作りを狙っているのではと、最初、邪推したのだけど、やっぱりそうかもしれないと思い出した。

「篤姫」のときもそうだったけど、幕末を描くとき、最近のNHKはしきりに「国を守る」というセリフをいわせるが、龍馬にもいわせている。「海軍を作って国を守る」。

しかし、今まで、龍馬と海軍をここまで結びつけた説があっただろうか。
いや、龍馬自身に「海軍を作る」なんて言葉があっただろうか。勝海舟ならわかる。かれは近代海軍の父だろう。しかし、龍馬に「海軍志向」があっただろうか?船と海軍を結びつけるのは強引だ。

どのように龍馬が作られていくか、これはちょっと油断はできないな、と思う。

福山のせいではなく、脚本、演出のせいだけど、福山龍馬はやっぱり個性がものたらない。ある意図のもと(企画)で龍馬が動かされているためだろうが、あまりにもふつうの青年すぎる。

勝海舟からは、「落ち着いていて、ちょっと犯しがたい威厳があった」と評され、横井小楠からは「乱臣賊子になるな」と注意された龍馬。

もう少し不敵な面があってもいいなあ。毎回「ありがとうございます!」ばっかりだもの。

画像は義仲寺。本文と関係ありません(笑)