虎尾の会

幕末の草莽の志士清河八郎の会の名を盗用しています。主人は猫の尾も踏めません。

幻住庵 岩間寺 石山寺 義仲寺

2010-04-24 | 日記
桜のあとは、緑の若葉。
今の時期の緑は実にいい。緑が生き生きとしている。
緑を見に車を走らせた。

京都は混んでいると思ったので、大津にした。

俳句もやらないし、芭蕉についても何も知らないのだけど、今日は、すべて芭蕉に関係した場所を訪ねることになった。不思議だ。

まず、幻住庵。芭蕉がしばらく住んでいた所。山の中。苔むしている風景がいい。
苔は大好き。ここは、竹下登さんが総理のときの「ふるさと基金」で整備したとか。

そのあと、ボケ封じにと岩間寺。ここも芭蕉と関係のある寺。芭蕉はここで霊感を得て蕉風を確立したとか。ちょうど秘仏の観音さんもご開帳していた。15cmくらいのミニ観音。
めったに公開していないそうだ。けっこう広い寺。駐車場もある。

石山寺。さすが観光寺。広い。ゆっくり見たら半日は過ごせる。紫式部が源氏物語を書き始めた寺。芭蕉庵もある。公営駐車場といいながら、600円もとるのはひどい。

最期は、義仲寺。木曽の義仲の墓と芭蕉の墓がある。
芭蕉は大阪で死んだのだが、遺体はここに埋めてくれと遺言していたそうだ。
小さなただの石。いかにも芭蕉らしい。

ここは、駐車場もない小さな寺。戦後、荒廃し、存続も危ぶまれたそうだが、個人の寄付で復興されたらしい。奥に保田興重郎の墓があった。なぜ、ここにあるの?と聞くと、保田はこの寺の保存に各方面に精力的に働きかけて力を尽くしたらしい。

もともと、この寺は巴御前がひそかに庵をむすんで義仲の霊を弔ったところらしい。巴御前は90才まで長生きしたとは知らなかった。

芭蕉はなぜここが気に入ったのだろう。
芭蕉は荘子のファンだったはず。芭蕉を知りたい、と思った。
画像は、また、なにかのついでにのせます。今回は若葉。