虎尾の会

幕末の草莽の志士清河八郎の会の名を盗用しています。主人は猫の尾も踏めません。

「フツーの仕事がしたい」を見た。

2009-01-24 | 映画・テレビ
十三の第七芸術劇場へ土屋トカチ監督の「フツーの仕事がしたい」を見に行った。
観客席満席だった(100席くらい?)。おじさん、若者、女性と観客層もさまざま。友達と行ったのだが、友達はシニアなので、1000円、わたしは、シニアではないので、2000円(映画代は1500円)を出したが、「お二人ですか」と聞かれたので、一般です、といった。しまった、おれもシニアで通せばよかった、と思った。せこい話はやめよ(笑)。

初日ということで、上映前と上映後に、土屋監督が舞台で挨拶した。「フツーの仕事をしたい」の主人公である皆倉さんと同年輩であるという。36歳くらい?謙虚そうで、ほんとにフツーの人らしく、好感を持った。舞台では、劇場で整理券を確認していた係の人が司会をしていたが、この人がこの劇場の支配人だろうか?、この若い人も、「わたしもユニオンに入っている」と話していた。この映画は、皆倉さんのドラマであると同時に、皆倉さんが入ったユニオンの活動を伝える映画でもある。

派遣は、もし、わたしが若かったら100パーセントその立場にいるはずだ。息子たちは、現にその立場だ。ひと事ではない。フツーに生きたら、派遣になる。
一方、映画には、住友大阪本社の若い社員が出てきたが、まかりまちがっても、わたしがかれらの立場になることは100パーセントない。

今年の年越し派遣村や若者の新しい労働運動に対して政府・財界はおそらく反撃、弾圧の手立てを考えてくるにちがいない。若者の労働運動支援していかなければならない、と思う。