ゴーリキーが読みたい。
ロシア文学には、トルストイとドストエフスキーの他に、プーシキン、ツルゲーネフ、ゴーゴリ、ゴンチャロフ、ゴーリキーとかいろいろいるはずなのに、トルストイとドストエフスキーの二人の巨人がその前後周囲の作家を蹴散らしてしまった感じだ。トルストイとドストエフスキーの大作品を前にすると、ツルゲーネフでも(あれほど、一世を風靡した文豪なのに)読もうとは思わなくなる。
ゴーリキーもそうだ。だいたい、わたしは、ゴーゴリとゴーリキーの区別もあいまいだった。ゴーリキーは革命政権時代の作家で、ロマン・ロランとの交渉などもあったことは知っていたが、なんか近づきにくかった。政権と近い存在だったからかもしれない。ゴーリキー、ここ何十年か、書店には姿を現していない。はやらない文学だったのだろう。
でも、読んでみたい、と思う。かれはナロードニキにあこがれ、革命運動に身を投じた闘士だ。貧しさを知り尽くした作家だ。底辺の労働者の生活を描いた作品は、いまこそ、日本人に読まれるべきかもしれない。
かれの急死は、スターリンの指令による毒殺だった、ということも今まで知らなかった。ゴーリキーについて何も知らないできた。
ロシア文学には、トルストイとドストエフスキーの他に、プーシキン、ツルゲーネフ、ゴーゴリ、ゴンチャロフ、ゴーリキーとかいろいろいるはずなのに、トルストイとドストエフスキーの二人の巨人がその前後周囲の作家を蹴散らしてしまった感じだ。トルストイとドストエフスキーの大作品を前にすると、ツルゲーネフでも(あれほど、一世を風靡した文豪なのに)読もうとは思わなくなる。
ゴーリキーもそうだ。だいたい、わたしは、ゴーゴリとゴーリキーの区別もあいまいだった。ゴーリキーは革命政権時代の作家で、ロマン・ロランとの交渉などもあったことは知っていたが、なんか近づきにくかった。政権と近い存在だったからかもしれない。ゴーリキー、ここ何十年か、書店には姿を現していない。はやらない文学だったのだろう。
でも、読んでみたい、と思う。かれはナロードニキにあこがれ、革命運動に身を投じた闘士だ。貧しさを知り尽くした作家だ。底辺の労働者の生活を描いた作品は、いまこそ、日本人に読まれるべきかもしれない。
かれの急死は、スターリンの指令による毒殺だった、ということも今まで知らなかった。ゴーリキーについて何も知らないできた。