らんかみち

童話から老話まで

施行は自分のためならず

2011年06月03日 | 暮らしの落とし穴
 お婆ちゃんばかり20数名ほど集まってのサロン会で蕎麦打ちしました。出来上がり重量で3㎏ほどだから大した施行ではなかったけど、終わってみたらそば粉代プラス報酬が!
 本当に施行のつもりなので、そば粉代金はいただくとしても、施行の対価とは、ありがたやありがたや! 歩き遍路でお接待をいただいたと思って酒に……じゃなくて有意義に使いたいと思います。

 損長の仕事にも対価は支払われますが、電話代やプリント代だけでも足が出るという、ほとんどボランティアです。ぼくの次に損をする人のために少しでも待遇を改善してあげようと考えてますが、焼け石に水ってやつでしょうか。
 でも実際に損をしているのかといえば、時間的には間違いなくオーバーロードでも、いろいろな形態で対価(金銭ではなく、かといって物品だけでもなく)をいただくことが多いのです。

 なにかの事情(公のこと)で困っているとだれかが手を差しのべてくれ、「◯◯の人を紹介してあげるから」と、力を貸してくれたり、機械を貸してくれたりして大いに助かります。
 小さな島の閉鎖的社会だから出来るといえばそうかも知れないけど、互助の精神が廃れつつある今だからこそ、最初に損をする人が必要なのかな。終わってみれば、だれも損をしていないばかりか、みんなが幸せになっていると気がつくのだから。