M馬日記(元、日曜レーサー)

塩噴きじいさんの独り言
※2011年11月をもって一時停止
 (再開未定)

2018/9/10・月:自発

2018年09月10日 | Weblog
いつもと違うけど。

体操の問題ってどこが落としどころなのか?
誰が当事者なんだろうとかも思うんですけど、一番最初の選手の会見を
見てから考えていたことを思い浮かんだままに書いていこうと思うだす。

あっしは当事者でもないし事情通でもなく単に「会見をみた」だけなので
推論でしかないということは初めからお断りするし、もしご気分を害される
方がおられるようならば「ごめんなさい」です。

***

「あ~~彼女は自分で自分のことを考えたことはないんだろうな。」

というのが会見を見て時間が経って整理した結論でございます。
ビンタで右に左に身体がもっていかれる画像があったそうですが、そこまで
の指導(=傷害事件ですわ)を受けてもなお、コーチと一緒にやりたい、
コーチと金メダルをとりたい、、と思わせるのは「DV」「宗教」と言われ
ても仕方ないと思ってしまいます。

では、なぜ、そう思うのだろう?

たぶん、おそらく、「楽だから」ではないだろうか。

コーチが言う通りやっていればオリンピックに行ける、金メダルがとれる。
コーチが敷いたレールをしっかり走っていけばいい。その過程で脱線したり
スピードが遅くなる、コーチの指示どおりにできない自分が悪いんだ。

「言われたことをちゃんとやる」

与えられたメニューをこなしていく。
それが練習であり、コーチングであり、「俺の言う通りにやれよ、パシッ!」
ということになっているんだろうなぁ~と勝手に想像妄想竹。

そりゃ、楽ですよ。
自分で考えなくていいんだから。
あ、考えていますよ。コーチ思考の枠内で。

そのレールが外圧により目の前から消えちゃったんだから、そりゃあ~大問題。
導いてくれる人もいなくなっちゃったんだから。


これも推測だけど、

本人が自分が欲するものを整理してそれを与えてくれる人を自らコーチとして招聘する。

まず、
 1.自覚して
 2.強み、弱みを整理して
 3.必要なものを
 4.自分で選択する

『私が』 すべてを決める。

基礎~ある程度のレベルまではマンツーマンのコーチングはとても有効だけど、
それではいつか頭打ちしてしまう。「その先」に行くためには自らが取捨選択を
しなければいけない。




バレーボールの中田監督が最初にやることは「選手自身に考えさせること。」
だそうです。小学生から歴10年以上やっているトップクラスの代表選手に
対してそういうことを言わないといけない。

錦織選手、大坂選手はコーチを変えていますよね。
それで2人とも成功している(ジョコに勝つにはチャンではダメかもね)。
羽生選手をはじめとしたフィギュア選手はコロコロとコーチを変える印象がある。
小平選手も根本のコーチは変わらないけど自らの意思でオランダナショナルチーム
の指導を受けたりしている。

体操って、内村選手にコーチできる人っているんだろうか?
「技」って、空間把握能力というのがとても重要だと素人ながら思うんですよね。
ロンドン前のNHK特集で内村選手と他の一流選手の空間視点の考察をやっていた
んだけど、内村選手はどの態勢でも床が見えて自分がどんな格好をしているのかが
わかる、というけど、一流選手はほとんどわかっていない、と言っていたんだよね。

おそらく、彼は「自分で自分をコーチング」しているんだと思うのよ。
その技をできたことがない人がその技を指導することなんてできるわけないと思う
んだけど・・。特に男女は種目違うわけだし。


今回の件、自分を見つめなおすいい機会としてポジティブに考えてあらたな一歩を
踏み出して欲しいと思うのだけど、「元の状態に戻して!」と頑なになるのは、
成長を自ら放棄しているようで、なんか残念だな、と思うのでした。

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