M馬日記(元、日曜レーサー)

塩噴きじいさんの独り言
※2011年11月をもって一時停止
 (再開未定)

限られた日々

2011年11月06日 | Weblog
限られた土日。

なのに無常の雨・・。
折角のSHOPのクラブランイベントがあったのにあえなく中止に。
たぶんこれが最後のご奉公になるはずだったのに。

クラブメンバーの方とサドルの上でのんびりと話をして写真を撮って
笑い合いながら先頭で誘導したり、ケツを押したりするはずだったのに
その機会さえも失ってしまいました。

あ・・なんて神様はいじわるなんですかね。
「また次の機会」

ってその”次”がないことだってある。
夏に開催された時になぜ温泉に入らなかったのだろう。
そりゃ私にとっては、練習の一環だから。
それが”私”なんですけど、転勤することがわかっていたのなら・・。

こおなることになっていたんですかね。
とてもとても残念です。

***

実を申せば、SHOPのクラブメンバーの方々との交流というとそう
親交深いものではなく、こおいうイベントのときしかお会いする機会
がないのが現実でして、その少ない中でご芳名を覚えてお顔と一致する
のは数名の方という健忘症的中年症状を発生してとても気まずいこと
多々ありましたが、イベント参加するに際しては、怪我なく無事に、
なにより参加者のみなさんが大いに楽しめることを第一に先生と場当た
り的(笑)打ち合わせ少々でなんとかやってきたような塩梅でした。
当然、他の走れる方やベテランさんのフォローあってこそです。

が、覚えている限り落車による怪我をされた方も過去には数名でてしまい
そのたびに反省をしていましたが、それでもご本人様が次のイベントに
参加されてくださることに内心ホッとしたものでした。

今でも「心のしこり」として残っている想い出があります。
毎年春先に「平戸ラン」という往復270㌔を半日で走破するチャレンジ
イベントがあります。足並みもバラバラでそれこそ100㌔以上走るの
がはじめてという方からベテランさんまで実に毎回20名前後の参加者
がある伝統の催しです。

みなさん、270㌔を自分の力でそれこそ完走を目的としてまるで私の
沖縄挑戦と同じように一生懸命ペダルを踏まれるのです。それがわかって
いながら、ある方に唐津で赤旗を振ったことがあるのです。

日没も迫り、まだ距離も残っている状態。その方にあわせると時速が
5㎞/hほど落ちてしまい、集団5名の方もまきぞえでDNFになる。
でもその方の完走にかける”思い”を先生から聞いていただけに相当に
悩みました。去年完走出来なかったので、それこそ距離を乗って今年の
完走のために頑張ってこられたこと・・次のコンビニで決断しよう・・
と先延ばしにすること数回。

結局、その方に「すみませんが車に乗ってください」と私が引導を渡した
のです。そのときのあの方の悔しそうな、残念そうな、、本当に無念という
顔を見たときに本当にこれでいいのだろうか?と自問自答してしまいました。

楽しみをみんなで分かち合うというクラブラン。
でもその根幹には参加者個々人の「思い」があるということを強く感じた
のでした。

だからクラブランでは みなさんが目的を達成するために微力ながらも
フォローすることを心がけてきました。もちろん私一人で出来ることは
限られていますが、以心伝心といいましょうか? クラブランでは何かしら
参加者それぞれが周りを気遣いフォローしあうスピリットがあります。
それがあったればこそ今まで息も長くそして参加者も多いイベントが続いて
いるんだと思います。

それもすべて秋月サイクルという土台があり、秋月秀樹さんという先生が
しっかりと愛情を注ぎ「お客様」ではなく「自転車を愛する仲間」として
人として接しているからだと思います。それを裏付けるように最近では
「輪行部」が発足し(って名前ですかね? ^ ^; それともトビトビ
チーム?)遠く四国道後温泉まで脚を伸ばす新たな活動が生れています。


あ、それだけではないですよ。
強い人とのちぎり愛もできます(笑)。

いずれにしても、誰もがこのクラブランで自転車の楽しみを見出して明るい
生活を手に入れ、なによりも普通の生活では混じることが出来ない、老若男女
かつ世代をまたにかけた人とのふれあい、交流。笑いと友情とお酒(笑)を
手に入れるのです。

その土台は先生がおつくりになり(種をまき)クラブメンバーの全員が自分
自身で育てて、みんなで花を咲かせて自らが新しい種を蒔く。

私もその一員として今までとても楽しんできました。
その最後と思っていた今日が中止になりとてもとても残念ですが、考え方
次第では、イベントは中止になったけど、クラブメンバーとの交流が中止
になることはなく、これからもずぅ~~~っと続いていくことをあらためて
認識できたのである意味、私には ”恵みの雨” になったのかな(笑)。


いろいろとお気遣いいただきました皆様。
先頭を引くことも、後ろにさがりながら写真を撮ることも、坂道でケツを押す
(長沼さんの:笑)ことも、変なヨタ話をすることもできませんでしたが
今日はとてもいい日になりました。

これからも皆様とは心の交流を続けさせてください。
また、いずれ福岡の地に戻ってくることもあると思います。
そのときは、今までとまったく変わらずまたクラブランでご一緒したいと
思います。

それまで、いったんお別れしたいと思います。

本当に、本当に今までありがとうございました。
さようなら。

                             ハゲます
コメント (5)
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