(承前)
ようやっと、9月26日。
朝食は前日と同じ、ホテル併設のファストフード店。
さすがに2日連続で味噌カツというのも芸がないと思い、ソーセージと目玉焼きの定食を選んでみた。なかなかうまかった。
このチェーン店、こんど札幌で行ってみたいが、きっと味噌カツはないだろうなあ。
2泊したホテルをチェックアウトし、荷物を名古屋駅構内のコインロッカーに入れて、あいちトリエンナーレ2019の会場である豊田市エリアに向かう。
名古屋駅から地下鉄栄通線に乗る。
朝のラッシュアワーでやや混雑していた。
御器所で鶴舞線に乗り換える。この線は、赤池駅で名鉄豊田線と相互乗り入れをしている。
6月に津田大介さんが札幌に来ていた際に話していたことだが、最初にあいちトリエンナーレが開かれたとき、会場が名古屋だけだったので、県内からは、尾張だけで開催して三河でやらないのはけしからん、という声が出たらしい。
その次からは必ず、名古屋と、三河のどこかが会場となっており、前回は岡崎と豊橋、今回が豊田である。
津田さんは
「どこの県にもそういう事情があるでしょう」
と言っていたが、道民には、そういう古い話はどうもピンとこない。
まあ、かりに「胆振フェスティバル」を室蘭だけで開催したら、苫小牧から文句が出るかもしれないし、かつて留萌支庁(現在の振興局)を留萌から羽幌に移そうという運動が起きたこともあった。しかし地域間の根深いライバル意識みたいのはあまりないようだ。
名鉄豊田線の終点が豊田市駅。
わずか200メートルほど西側にJRの新豊田駅があるため、乗り換えは容易である。
豊田市駅から降りて、デパートの横の街路を歩くが、ラグビー・ワールドカップ(W杯)の巨大なビルボードは出ているが、あいちトリエンナーレ2019のバナーなどが見当たらない。
おかしいなと思って、スマホの地図を見たら、どうやら反対側に歩いてきたようだ。
向きを180度変えて、西側へと歩きだす。
2階の高さに広がるペデストリアンデッキを降りると、商業施設などはあまりない一帯に出る。
ところが、ここでも、豊田産業文化センターの敷地内に入るはずだったのに、間違えて直進してしまう。
ゆるやかにカーブする上り坂を歩いていくうちに、汗が噴き出てくる。
左側は擁壁が続き、その上が緑地になっており、なんとなく釧路の幣舞橋を渡った後の坂を思い出すが、気温がぜんぜん違う。
おかしいと思い、地図を確かめると、やはり来すぎていたのだった。
やれやれ。
いま来た道を戻る。
この日、最初のお目当ては、同センター敷地内にある「喜楽亭」で発表されている「旅館アポリア」。
ツイッターなどでもいちばん賛辞が多く寄せられていた作品だが、会場が狭いと聞いていたので、かなり早めに名古屋を出発していた。
これだけ道を間違えても、午前9時半ごろに「喜楽亭」に到着した。
筆者の前には、待っていた人は2人ほどで、まだ建物が開いていなかったので、庭をぶらぶらと散策した。
庭には緑が多く、すこし汗がひいた。
ようやっと、9月26日。
朝食は前日と同じ、ホテル併設のファストフード店。
さすがに2日連続で味噌カツというのも芸がないと思い、ソーセージと目玉焼きの定食を選んでみた。なかなかうまかった。
このチェーン店、こんど札幌で行ってみたいが、きっと味噌カツはないだろうなあ。
2泊したホテルをチェックアウトし、荷物を名古屋駅構内のコインロッカーに入れて、あいちトリエンナーレ2019の会場である豊田市エリアに向かう。
名古屋駅から地下鉄栄通線に乗る。
朝のラッシュアワーでやや混雑していた。
御器所で鶴舞線に乗り換える。この線は、赤池駅で名鉄豊田線と相互乗り入れをしている。
6月に津田大介さんが札幌に来ていた際に話していたことだが、最初にあいちトリエンナーレが開かれたとき、会場が名古屋だけだったので、県内からは、尾張だけで開催して三河でやらないのはけしからん、という声が出たらしい。
その次からは必ず、名古屋と、三河のどこかが会場となっており、前回は岡崎と豊橋、今回が豊田である。
津田さんは
「どこの県にもそういう事情があるでしょう」
と言っていたが、道民には、そういう古い話はどうもピンとこない。
まあ、かりに「胆振フェスティバル」を室蘭だけで開催したら、苫小牧から文句が出るかもしれないし、かつて留萌支庁(現在の振興局)を留萌から羽幌に移そうという運動が起きたこともあった。しかし地域間の根深いライバル意識みたいのはあまりないようだ。
名鉄豊田線の終点が豊田市駅。
わずか200メートルほど西側にJRの新豊田駅があるため、乗り換えは容易である。
豊田市駅から降りて、デパートの横の街路を歩くが、ラグビー・ワールドカップ(W杯)の巨大なビルボードは出ているが、あいちトリエンナーレ2019のバナーなどが見当たらない。
おかしいなと思って、スマホの地図を見たら、どうやら反対側に歩いてきたようだ。
向きを180度変えて、西側へと歩きだす。
2階の高さに広がるペデストリアンデッキを降りると、商業施設などはあまりない一帯に出る。
ところが、ここでも、豊田産業文化センターの敷地内に入るはずだったのに、間違えて直進してしまう。
ゆるやかにカーブする上り坂を歩いていくうちに、汗が噴き出てくる。
左側は擁壁が続き、その上が緑地になっており、なんとなく釧路の幣舞橋を渡った後の坂を思い出すが、気温がぜんぜん違う。
おかしいと思い、地図を確かめると、やはり来すぎていたのだった。
やれやれ。
いま来た道を戻る。
この日、最初のお目当ては、同センター敷地内にある「喜楽亭」で発表されている「旅館アポリア」。
ツイッターなどでもいちばん賛辞が多く寄せられていた作品だが、会場が狭いと聞いていたので、かなり早めに名古屋を出発していた。
これだけ道を間違えても、午前9時半ごろに「喜楽亭」に到着した。
筆者の前には、待っていた人は2人ほどで、まだ建物が開いていなかったので、庭をぶらぶらと散策した。
庭には緑が多く、すこし汗がひいた。