道教大の金工研究室は元気の良い若手作家を輩出しています。なぜか女性ばかりなのですが…。
今回3人展をひらいているのも全員が若い女性です。
この春、STV北2条ビルで個展をひらいたばかりの新進作家、松田郁美さん。
上の画像は平面の大作「予感・冬へ」。絵に換算すると、120号ぐらいはありそうです。
画面にちらばった円が、缶詰めのふたのように、支持体から持ち上がっています。まるで、平面から一部を残して持ち上げたように見えますが、実際には、後から熔接したのでしょう。
金属で平面作品というのが、意表を突いていると思います。
松田さんはほかに「水面に賑わう」「しずみたまる」「PARTS」「支えるパーツたち」も出品。
「PARTS」は、象形文字のように金属の線を曲げた、壁掛け型のシンプルな作品のシリーズです。
左は吉成翔子さんの「あの静かなとこ」。右は町嶋真寿さんの「道跡」。
「あの…」は、オオウバユリのようなかたちをした花が9個、街を載せた突起が3個からなる作品。
吉成さんはほかに「お住まい一家」「お住まい車」「さんぽ」を出品していますが、いずれも童話のような感覚が自然に展開されています。「さんぽ」は壁掛け型作品で、歯車仕掛けで牛や羊が前後に動くユニークな作品。
町嶋さんの「道跡」は、石のようなかたちの立体20個を床の上に配し、金属製のチョウを置いたインスタレーションふうの作。
中原中也や三岸好太郎を聯想させる、白昼の夢幻の世界ともいえます。
ざらざらした金属を加工するのが好き-と町嶋さんは話していました。
ほかに「やがて風化する」「 a whip」を出品しています。
2009年9月25日(金)-10月4日(日)午前10:00-午後6:00(初日正午-、最終日-午後5:00)
品品法邑(東区本町1の2)
・地下鉄東豊線「環状通東」駅・4番出口から徒歩8分
・中央バス「東67 伏古線」(東営業所-環状通東駅-サッポロビール博物館あるいは札幌駅北口)の「本町1条2丁目」から徒歩2分
■松田郁美[play with circle] (2009年3月)
■金工展(2008年)
■北海道教育大学大学院美術教育専修修了制作展(2008年)
■鉄 強さとやさしさの間で(2007年)=松田さん出品
=以上画像なし
吉成翔子さんの個展を観てきました。
重量感のある大きな作品や本当に童話のような可愛らしい金工の作品が壁に連なっていました。
少し大きめの丸い作品作りに、1ケ月もかかるとのこと。労力も要る、若さですね。
松田郁美さんの個展は、10月15日ごろのようです。
今回は吉成さんの個展のようですね。
明日、確かめてみます。
http://ow.ly/2EyZ9
http://blog.goo.ne.jp/h-art_2005/e/f7ab4a14c994b3e5c8fe88e6e79c3823
同じではないでしょうか?
情報がなくてごめんなさい。
土曜日にでも行ってきます。