■ Furukawa Yuko exhibition 風光る いきものたちのアクセサリー （2018年4月14～22日、札幌)＝4月21日は13カ所(9)

(承前)

　すみません、4月21日にギャラリーを巡った際の記事が、まだ書き終わっていません。

　ただ単に「かわいい」だけではない、むしろグロテスクさを漂わせる虫や動物などのアクセサリーが、数多く展示・販売されていました。


　これまでにあまり見たことのなかったモティーフの作品もあります。
　この作品はヒトデを模しています。



　つぎの画像にあるように、黒いトカゲも会場の隅をひそかに這っていました。

　蝶にも蛾にも見える昆虫が、モビールとなって、空中をひらひらと泳いでいます。



　会場にテキストが貼ってあったわけではなく、これは単に筆者の感想に過ぎませんが、ここにあるアクセサリーは、女性たちが自らのために、身に着けるものではないかという気がします。言い換えれば「男性からのまなざし」から自由であるのです。それは、性をめぐる権力関係からの自由を意味しているように思え、「#metoo」運動やセクハラ問題が注目されている昨今の時代を反映しているともいえそうです。
　どうもうまく書くことができませんが、過去の展覧会紹介の記事でもいろいろ論じているので、良ろしければお読みください。

2018年4月14日(土)～22日(日)正午～午後7時
space1-15(札幌市中央区南1西15 シャトールレェーヴ307)


■Furukawa Yuko 作品展「闇に光る」 （2017)
■Furukawa Yuko 手芸作品展　したたかな小鳥（2017）

(この項続く)