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ニューオータニイン札幌の地下に絵画展示スペース

2021年04月12日 08時16分04秒 | 展覧会の紹介-絵画、版画、イラスト
 札幌市中央区北2西1のホテル「ニューオータニイン札幌」の地下に「北海道にゆかりのある作家たちの絵画展」が月替わりで企画開催できるスペースが3月28日にできました。

 ホテルの正面から入ってすぐ左側に、地下へと降りていく螺旋 ら せん階段があります。
 その先、地下の壁面が、絵画の展示コーナーになっており、エレベーターの前まで続いています。

 第1弾は、独立美術と全道展の会員として活躍する波田浩司さん(札幌)。
 全道展などで見る、人物をどこか戯画的にとらえた大作とはちょっと違ったタイプの、人物画などの小品が十数点並んでいます。
 展示は4月25日まで。
 ホテルがあいている常識的な時間帯ならいつでも見ることができ(入場無料)、最終日は午後4時から搬出です。

 企画を担当する「ワイズベネフィット」社によると、テーマは四つあるそうです。
1) 美術と人をつなぐ
2) 空間と美術をつなぐ
3) 作家と企業をつなぐ
4) 人と人をつなぐ

 来月からも1カ月ぐらいの会期で、他の作り手に出品を依頼していきます。
 作品は購入することも可能です。

 最近はギャラリーがなくなる話題ばかりでしたから、こういう話題はうれしいですね。

 このスペースや波田さんのことではないのですがちょっと残念なのは、もともとこの展示会場の前は「オークルーム」というバーですが、現在は休業しています。
 同社の担当者も
「新型コロナウイルスがなければここでオープニングパーティなどが開けたのですが、今回はイベントは何もありません」
と少しさびしそうでした。


 なお、このホテル1階のダイニング&カフェ ランデブーラウンジには、20世紀後半のフランス画壇で有名な存在だったビュフェ(1928~99)の「二羽の鶴」「北海道の鳥たち」という2点が展示されています。
 2点で億単位はするかもしれない大作なので、一見の価値はあります。
 ビュフェが描いたエスキスが、波田さんの絵の近くに掛かっています(これは知らなかった!)。こちらもどうぞ。



過去の関連記事へのリンク
流政之「なんもさストーブ」(このホテルの前にあります)

第11回サッポロ未来展 RENEWAL (2012。ここから下は波田浩司さん関連)

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