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その3・2019年2月24日/室蘭から長万部への続き

2019年02月26日 17時47分17秒 | つれづれ日録
(承前)

 筆者の乗っている室蘭発の普通列車は、東室蘭駅で、函館行き特急北斗に接続する。

 ところが、この乗り換え時間が3分しかないのだ。
 プラットホームの反対側に特急は停車するので、乗り換えはラクなのだが、問題は筆者が駅待合室のコインロッカーに荷物を一部預けていること。

 これが5分ならダッシュで往復すれば間に合うだろう。しかし、3分で階段を上り下りするのは、どう考えても無理だ。
 これなら市民美術館でもっとゆっくり見てくるんだった…。



 つぎの長万部方面行きの列車まで1時間近くある。
 東室蘭で、少し早めの昼食をとることにした。

 2方向に出入り口があるような大きな駅は、どちらが昔からある駅前商店街で、どちらが新しく開けた市街地や「裏口」なのかは、たいていの場合、すぐに分かることが多い。
 札幌駅の場合、1980年ごろまでは、表玄関の南口と、裏側の北口の落差がものすごかった。
 渋谷や野幌、帯広なども、どちらが表玄関か、ただちにわかるだろう。

 ところが東室蘭は、これの判断がつきにくい、めずらしい駅だ。
 東口にも西口にもタクシーが客待ちをしていて、バス停の並ぶロータリーがあり、飲食店などがある。

 室蘭といえば、名物はカレーラーメンだ。
 なんとなく東口から出たら「F」という店があり、カレーラーメンののぼりが風にはためいているので、入ってみた。

 まだ11時台なのに、カウンターには1人で来ている男性客が数名いて、けっこう繁盛している。
 いろいろセットメニューを頼んだりトッピングの註文をしていたりして、いかにも地元の常連に支持されている雰囲気が漂う。

 
 
 
 出てきたカレーラーメンはボリューム満点。
 濃厚なカレーは、ちぢれた麺によく絡み、食べるのに時間がかかる。
 ワカメの分量が多めだが、カレーライスと違ってイモやニンジンが入っていないので、これがないと味がやや単調になってしまうかもしれない。

 満腹になって、東室蘭駅に戻る。

 次の特急、スーパー北斗10号は、午後0時10分の発車だ。
 みどりの窓口で自由席特急券を購入して、待つ。



 乗ってびっくり。スーパー北斗10号は、中国人観光客でほぼ満席だったのだ。

 やっとのことで、通路側にあいている坐席を見つけたが、網棚の上はでかいスーツケースが占領していて、荷物はひざの上にのせるしかなかった。

 長万部までは50分ほど。
 車窓風景を楽しむこともできず、長い時間居眠りすることもできない。長いトンネル内は電波も通じないから、スマホを見るのも限界がある。

 午後1時過ぎ、定刻で長万部に到着。
 写真フォーラムは1時半からなので、まっすぐ会場の文化センターに向かった。




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