2013.3.20
最後の1チャンス、これが面白かった。
ちいさな場所であるが、思いのほか多くの水昆たちがいた。
「○○いましたっ!!!」
という声が、あちこちで次々と上がっていく。
ヒメゲンに、クロズマメ、マメゲン、
それにチャイロマメもいたかな。
こちらは、けっこう普通種軍団の皆さま。
コセアカアメンボ。
定番のマツモムシさん。
お? タイコウチだ!?
響灘ビオでは冬に全く姿を見ないのに、ここでは何で?
こっちのが断然寒いはずなのに。
水中越冬してるのを探し出せてないだけ、だろうか???
コオイムシもいた。
さすがにタガメはおらず。
ガムシ。でかい。
でも、めっちゃ眠そう・・動き、極めて鈍し。
ここは水が良いんですねぇ・・・
すっかり全国的に、もちろん福岡県でもみなくなった
ミズスマシがふつうに居ます。
クロゲンゴロウさんも、ここでは定番。
世を席巻し、クロゲン・エリアまで進出しているらしい
コガタノ氏は、今回ここでは見当たらなかった。
まだ、なのか。たまたま、なのか。
エサキミズムシ、それとヒメコミズムシとが
いたようだった。
ついに出た、マルガタゲンゴロウ。
美しすぎるぅ・・・・・ぜ。
この上品さには、高校生たちも魅了されていた。
まだ、出らんねぇ、誰もとらんねぇ・・
「真打ち登場」をと岸から待ち侘びるギョブ・イノウエ。
と、そのとき・・・・
ある意味、凄いです、これ。
巨大なものを探しているときに、
こんなにも微小なものを見つけられる、T田君の眼力に脱帽。
シジミガムシの仲間。
ミユキシジミガムシかな?
(シジミガムシだったらもっとスゴイのでしょうが
こういう生息環境ではないと、相談役がおっしゃてたような・・)
自分もこの場所3回目で初記録。
貴重な記録です。
さ、参りましょうか。
やってくれたのは、T海大で海洋生物を学ぶ
ゲスト参加のよっしい君。
何て声を上げたでしょうか?
こういうとき、人は思いがけない言葉を発するものです。
うわっ?
とか、その系の驚愕の言葉にならない言葉だった気がします。
彼の手をのぞくと、居ました。
ゴロン、と凄まじい存在感を示す、ヤツが・・
デカイっす。
これはデカイ。
コガタノゲンゴロウが、本当に小型にしか見えません・・
卒業生たちは、我こそ栄冠を掴む者なり、
と思っていただろうに、茫然自失。