NPO法人北九州・魚部 「魚ぶろぐ」

日本各地で生き物や自然とかかわってるあなた、つながりの一つに「魚部」という場を加えませんか?

北九ギョブ116号【水質が良いため池でも、水昆は。】

2014-07-28 01:01:05 | 調査
これも京築、というかゴーンさんの工場がある北九州市の隣町。



池尻は山に接する、調査定番の立地。

その池尻は浅瀬があるようで、抽水植物。これも定番。




右岸におりる。若干の植生。

水は濁ってはいない。




網を入れるとヨシノボリの稚魚。トウヨシか。




さらに成魚も。数は少なくない。

やはり水は生きものにとって悪くないようだ。

シマヒレではないよう。

福岡の瀬戸内海側は未見。




もちろんフナも。メダカはいない。



浮葉植物はヒシだが、岸まで接岸するほどは生えていない。

よく見ると、いろんな水草があることに気づく。



マツバイと思ったが、つながってないのでハリイか?




クロモ。ひさしぶり見た。




これは福岡でもまあまあ見かける、イヌタヌキモ。




流水中にはヤナギモ同様多い、エビモ。

福岡での池ではさほど見ないか。




エビモの隣にはマツモ。



どれも希少種ではないかもしれないが、

いろいろ生える池は、そんなに頻繁に見かけない。

残念だけど。

その点で、昔の姿をわずかに保つ池なのかもしれない。




池尻の湿地帯には、オオフサモが少し侵入してたけど・・



という池でも、水生昆虫は寂しすぎるのが現状。

ま、時期を変えて通年調査すれば種数は多少増えるかもしれないけどね。

で、見たヤツは、下記の連中。




さ、さびしいぃぃ・・ゲンゴロウはコツブだけ。

何かそれと悲嘆し、やる気なくなるね。

せめてコマルケシくらい、

よろしければルイスツブのお出ましがあってもよさげなのに。




だいたいどこにも居てくれる(前向きに評価してみた)、

タマガムちゃん。




コガシラ、勿論、タダコガシラ。




マルミズではなく、ヒメマルミズ。

こういうのが残存してるってことは・・・ねぇ!



50~60年前は、(他もだろうけど)きっとスゴかったに違いない。

タダゲン、シマゲン、ガムシは言うに及ばず、下手したらスジゲンとかも!?

それがこの惨憺たる有様。

これが現在の現実(の一つ)。







コメント    この記事についてブログを書く
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする
« 北九ギョブ115号【ギンリョウ... | トップ | 北九ギョブ117号【4度目の正... »
最新の画像もっと見る

コメントを投稿

調査」カテゴリの最新記事