台湾ワン!(Taiwan One!)

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「天上掉下來」的盆栽(棚ぼたの鉢植え)

2021年10月28日 | 日々の日記帳
現在回想起來應該是2,3年前的事了吧,把一個盆栽放置在很少出去的陽台上,由於常常忘記澆水,結果把它害死了。
いまからおよそ2、3年前に、あまり使わないベランダに鉢植えを置いたが、水やりを忘れがちの私のせいで、ついに枯らしてしまった。

但今年約莫夏天的時候,有一天突然發現它長成了這個模樣,枯死的樹枝依舊還在,但不知從哪裡飄來的種子在這片小小的土地上生根發芽。
しかし、今夏のある日、現在の模様に変身を遂げた鉢を発見。枯れた枝は健在(?)だが、どこからか風に運ばれてきた種が、この小さな土に根を張り、芽を出していた。


仔細查看,有3種植物。
よく調べたところ、3種類生えている。


1.黃鵪菜。一看葉子就覺得一副很好吃的樣子,上網查,結果還真的能吃!
 オニタビラコ。いかにもおいしそうな葉っぱ。ネットで検索したら、本当に食用に利用できるのだった!


長長的莖頂端綻放的小小黃花。
伸びた茎の先に小さな黄色い花が咲く。


2.大葉貫眾蕨。朝氣蓬勃的葉片非常適合拿來當觀葉植物。
 ヒロハヤブソテツ。元気はつらつな葉ぶりは、観葉植物に最適だ。


3.蕨類。種類太多,不知道是哪一種。
 シダ類。シダ類は種類が多すぎて、わたしには種類を特定できなかった。


這些植物們憑著偶爾從天上滴下來的雨水就能長得這麼好,而且也沒有人教它們在盆中要長在哪個位置,互相配合自然而然就形成了一片美好的景觀。自然的力量真是太偉大了!
植物たちは、空からときおり降ってくる雨水でこんなにも健やかに成長している。しかも、鉢の中の立ち位置は誰に教わることもなく、相談しあっておのずとこの美しい景観を作り上げる。自然の力ってすごい!

我現在每天的樂趣就是觀察這個「從天上掉下來,得來全不費工夫」的盆栽。
いま毎日の楽しみといえば、この、棚からぼた餅ならぬ「空からふってきた鉢植え」を観察することだ。



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「出雲居」背後的故事(「出雲居」の裏話)

2021年10月25日 | 日々の日記帳
日前有網友在社群網站上PO出這張照片引起討論。乍看之下就是一棟很普通的新完工的大樓,不過或許有人看到下一張照片會想起5年多在台南發生的事。
先日SNSにアップされ話題になった写真。ぱっと見、何の変哲もない竣工したばかりのビル。でも、次の写真を見ると5年前に台南で起きたことを思い出す人もいるのでは?

(照片來源 Yahoo新聞)




(照片來源 Yahoo新聞)

距今5年多前的2016年2月6日,還記得我當時回台灣準備過年,當天清晨被地震震醒。還好查看家中一切安好,不過看電視新聞時卻看到台南維冠大樓倒塌的畫面,讓人看了怵目驚心。這次意外造成115人不幸罹難,讓許多家庭原本要開開心心的迎接新年,卻頓時陷入愁雲慘霧。
いまから5年前あまりの2016年2月6日。旧正月のため台南に帰省していたわたしは、早朝に地震で目が覚めた。幸い、家の中は無事だったが、テレビニュースの維冠ビルが地震で倒れた画面をみてショックを受けた。この事故で、115人もの住民が帰らぬ人となった。多くの家庭は、本来なら楽しい旧正月を迎える時期なのに、一瞬にして悲しみのどん底に突き落とされた。

維冠大樓夷平後重建的新大樓名為「出雲居」,「出雲」跟台語「出運」諧音,意在期望能為入住的居民帶來好運氣。光看外觀的話,還真讓人覺得想住住看,但想到背後有115條人命,就覺得心情很複雜。
維冠ビルを取り壊して新たに建てたビルは「出雲居」と名付けられた。「出雲」は台湾語の「出運」(幸運に恵まれ始める)のかけ言葉で、住民に幸運をもたらす期待が込められている。外観だけ見ると住んでみたいという気持ちにはなるが、115人の命と引き換えにできたビルと思うと、複雑な心境だ。

相關報導(関連記事)
維冠大樓重建完成!全新樣貌曝光 網感慨:犧牲人命蓋的(Yahoo新聞)


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春捲也有「甜度表」(春巻きにも「甘さ目安表」)

2021年10月14日 | 台湾の話
很多人都知道古都台南的東西吃起來比北部甜,而當北部人看到台南人吃春捲時在裡面撒上大量糖粉可能會覺得不太習慣,說白了就是有點可怕。
古都台南の食べ物が北部のと比べて甘いということはよく知られている。春巻を作る際に台南人が大量の粉糖をまぶす光景は、北部出身の人にはあまり見慣れないものだろう。ま、はっきり言っちゃえば「キモチ悪い」ってことでしょう。

這家位在台南市中西區民族路三段19號(永樂市場入口處)很有名的金得春捲於2019年1月8日臉書上公布甜度表,類似手搖飲模式,以方便顧客選擇自己想要的甜度。
台南市中西區民族路三段19号(永楽市場入口あたり)に店を構えるたいへん有名な「金得春捲」は、来店客が好みの甘さを選びやすいように、2019年1月8日にFBでドリンクスタンドばりの「甘さ目安表」を発表した。

金得春捲甜度表(FB)
金得寶寶好可愛!不過我還是第一次知道他的名字是日文KINTOKU。
金得ちゃんかわいい~!でも名前が日本語KINTOKUだったって初めて知った。


一共有中英日三種版本,甜度種類的數量跟程度不知道為什麼中文版跟英日文版會不太一樣?
全部で中国語・英語・日本語の3バージョン。甘さの種類とそれぞれのレベルが、なぜか中国語版と、英語・日本語とで微妙に違うのが気になる。

一般來說手搖飲我都會選擇微糖,大約是3分糖,不過春捲的話我希望吃到包料本身的風味,所以可能會選「微微糖」吧!而「無糖」應該不會在我的選項內,因為畢竟我是台南人,對我來說春捲基本上是甜口味的東西。
ドリンクの場合、私はたいてい3分の「微糖」をチョイスするが、春巻きは具材本来の味を楽しみたいから、「微微糖」を選びたいところだ。で、「無糖」は私の選択肢には入っていないことを言っておく。だって、台南人のわたしにとって、春巻きは基本的に甘みのあるものだから

金得春捲官網(公式サイト)


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中国語の発音は単体の漢字から注意すべし

2021年10月06日 | こう言うんだ!~リアルな中国語
ある真夏の午後5時半ころ、レッスンを終え、生徒を教室の外へ送り出しながら、「外面還很liàng」と話しかけたら、生徒は首を傾げ困惑顔。

教える経験からすぐにピンときたが、すぐには生徒の勘違いを指摘せず、3回ほど「外面還很liàng」を繰り返した。しかし、一向に気づかない様子だったため、「明るい」の「亮」ですよと教えると、ようやく「ああ~」と理解してくれた。実は「涼liáng」と勘違いしていた。

真夏の午後5時半はまだ全然暑くて涼しいはずがないから、首を傾げたわけだ。声調の違いをちゃんと認識すれば起きるはずのない勘違いだったが、中国語を勉強する日本人なら、誰もが経験するあるあるでしょう。

中国語は、音訳のために作られた「咖」や「啡」など、ごく一部の字を除き、情報の最小単位は一文字である。そのため、一文字一文字ちゃんと処理することが重要。 さもなくば、くだんの生徒のように、そのたったの一文字に泣くことになる。

次の中日対比を見られたい。
例:中⇔日 (音節数比)
湯tāng⇔スープ (1:3)
糖táng⇔さとう (1:3)
躺tǎng⇔よこになる (1:5)
燙tàng⇔あつい/アイロンをかける (1:3/1:8)

右のように、日本語は中国語と比べて、音節数が多いおかげで、聞く場合は、聞き取るための手がかりが多いし、話す場合は、ひとまとめにそれらしく聞こえればとりあえず良し。しかし、中国語は一語に一音節と1つの声調しか持たないので、ちょっとでも音がずれると、決定的な(致命的な)ミスにつながりかねない。

もちろん前後の文脈やその時のシチュエーションから、常識的に判断することは可能だろうが、いつもそううまくはいかない。場合によってでたらめな発音が重なったせいで、会話が成立しないこともあり得る。やはり丁寧に一文字一文字きちんと正確に発音するのが重要。そして、スペル以上に(以前に)声調に気を配りたい。日本人学習者は、スペル重視で声調は二の次と考えがちなので要注意だ。

以下の例文を声を出して読んでみてください。
我在看書 kàn shū 私は本を読んでいる
我在看樹 kàn shù 私は木を見ている
我在砍樹 kǎn shù  私は木を切っている

声調の認識が不十分だと、自分が話し手の場合、相手がどの文を言われたかを当てる羽目になる。逆に自分が聞き手の場合、やはりどれを言われたか確信が持てない。しかし、声調の認識が正しければ、自分が話し手の場合、相手が当てることなく楽にすぐに聞き取れる。自分が聞き手の場合も、字とその字の声調が常に一体化しているため、いち早く正しい字を見つけ出すことができ、勘違いが起きにくい。

長く中国語を教えているので、生徒の言おうとすることは、間違ってもたいてい理解できる。生徒から「我把眼睛yǎnjīng摘下來」(目玉を外す)といわれても驚くことなく、即座「我把眼鏡yǎnjìng摘下來 」(眼鏡を外す)へと翻訳できる。しかし、免疫のない普通の中国語ネイティブが聞くと、さぞ目玉が転がり落ちるほどびっくりするでしょうね。

でたらめな発音でがんばって「球数で勝負だ、わたしは」と、とにかくいっぱいしゃべって突破しようとする行為は、なんとも無謀な迷惑行為だ。それより、一文字ずつゆっくりかつ正確に話したほうが、よほど上手に聞こえる。学習者の皆さんにぜひ肝に銘じていただきたい。

こちらの関連記事も合わせてご一読を。
「4つの音しか出ない鍵盤」のすすめ


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搶救台灣水果大作戰~釋迦篇(台湾フルーツを救おう~釈迦頭編)

2021年10月05日 | 日々の日記帳
又是一次被拿水果當武器在挑釁,這次的名單是釋迦跟蓮霧。跟上次鳳梨之亂不同,這次這兩項水果要出口到日本似乎難度很高,據聞原因有二,一是這兩樣水果在日本國內鮮為人知,二是運輸管理難以掌控。
またまた果物をネタに攻撃を仕掛けられた台湾。今度は釈迦頭(シャカトウ)と蓮霧だ。前回のパイナップルの乱と違って、日本向けにこの2つの輸出はハードルが高いらしい。その理由として、日本国内になじみがないのと、輸送管理が難しい、の2点が指摘されている。

的確,蓮霧幾乎百分之百都是水分,運送時的管理難度較高,這次或許難以緊急因應,不過釋迦自從2018年就已成功進入日本,所以希望這次能擴大在日本的販賣量。其實進到日本已3年多的時間了,我卻從沒看到過,到底都賣到哪裡去了呢?
ほぼ水分でできている蓮霧は確かに輸送管理が難しく、今回急に対応できないかもしれないが、2018年から日本輸出の実績のある釈迦頭は今回を機に拡大販売を期待したい。実は輸出開始から3年あまり経ったが、いまだに日本で見たことがない。いったいどこで売られているのかしら?

而據我的觀察,身邊吃過釋迦的日本友人沒有人說不好吃,加上我個人最喜歡吃的就是釋迦,所以「鮮為人知,恐怕賣不出去」這種擔心根本就是多餘的。
わたしの知る限り、釈迦頭を食べたことのある日本人からはおいしいと感動の声しか聞こえてこないし、個人的に一番おいしいと思う果物だから、「なじみがないから売れない」心配なんて、まったく不要だと思う。

我在上課時常常跟學生闡述釋迦有多好吃,但實際上吃過的學生卻仍在少數,因為他們不是在台逗留期間沒碰上釋迦產季(7月~2月),就是即使買到了也等不到它變軟,結果只好留在飯店房間裡當送給飯店的禮物。
日頃教室でよく釈迦頭のおいしさを生徒にアピールしているが、実際台湾旅行で食べたという生徒はまだ数少ない。そもそも旅行の日程と釈迦頭のシーズン(7月~2月)があわなかったり、旅行中に買えても追熟が間に合わず結局食べられず泣く泣くホテルの置き土産に。

如果能在日本國內的超市輕輕鬆鬆地買到,相信一定會有很多人為這果肉綿密,香味及甜味淡雅的水果著迷。
日本のスーパーで普通に買えたら、このクリーミーで優しい香りと甘さの果物に魅了される人続出すること、間違いない。

YouTube上有人發表這首歌,讓人很能感受到他們發自內心喜愛釋迦。
YouTubeにこんなソングが発表された。純粋に釈迦頭を愛する気持ちがひしひしと伝わってくる。


小編之前發表過釋迦的相關文章,歡迎一併閱讀。
以前アップした釈迦頭の関連記事。よかったら合わせてご覧あれ。
新舊品種釋迦(新旧品種の釈迦頭・シャカトウ)

創歷史!台東釋迦成功外銷日本今啓航(歴史的快挙!台東の釈迦頭日本進出 本日出荷)


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