台湾ワン!(Taiwan One!)

台湾にまつわる様々な話、中国語教室の出来事、日々の生活...

台湾茶お茶会 ’09.2.11

2009年02月12日 | 台湾茶・お茶会のはなし
 春節(旧正月)の台湾出張を終え、いよいよ春の兆しを感じられはじめた2月のお茶会を迎えた。
今回のお茶会は、ご無沙汰の中国語教室の生徒さん3方とサイト申込の2方。みなさん、ご参加&お片づけ、有り難うございました!!

【お茶】
◎阿里山高山茶:いま台湾でもっとも飲まれる高山茶の一つ。秋の澄んだ空気感とともにいただくと清々し気持ちになる。
◎東方美人茶:台湾でしか作られないお茶。女性の体に良い成分がたっぷり。冬向きの体にシフトするのに大変良いとされている。

【お茶うけ】
◎茶梅cha2 mei2&花生糖hua1 sheng1 tang2(ピーナッツ飴)
・茶梅:台湾みやげの茶梅に1煎目で開いたウーロン茶の茶葉を加えて数日漬けたもの。茶梅の甘みが抑えめになり、コクとお茶の香りがいっそう高くなる。漬けた茶葉も苦みがぬけ柔らかくなり食べられる。
・花生糖:今回の台湾みやげ(にんにく風味)



◎割包(台湾語でgua4 bao1 蒸しまんじゅう)+肉song1(豚肉のふりかけ)
生地には油で熱してエキスを抽出した茶葉を混ぜ込んでるので、生地がほんのり黄緑色。中に詰める具は,お粥の友の「肉song1」(ノリとごまが入ってるのが一番おすすめ)。


◎濃茶布丁nong2 cha2 bu4 ding1(お茶のプリン):濃く入れたお茶と牛乳を半々に、少々のインスタントコーヒー粉を加えて(香り出し)、ゼラチンでかためたもの。シロップは、ジャスミン茶と砂糖で煮詰めたものに干し龍眼long2 yan3を漬けたもの。



お片づけまでして頂いて、すみません~!機会があれば、またお茶会に遊びにおいで下さいね。





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台湾茶お茶会イベント '08.11.3

2008年11月06日 | 台湾茶・お茶会のはなし
 11月に入ると暑かった日本もだいぶ秋めいてきて、秋の味覚や紅葉など、秋の楽しみがいっぱいだ。が、台湾は相変わらず30℃超えの夏日が続いている。いったい、秋はいつ訪れるのやら...。

「暑いか寒いか」のおおざっぱな季節感しかもたない国の出身だから、日本人と同じように季節の変わり目にときめきを感じるのは、5年以上はかかったっけ?わたしにとって秋の兆しは、9月の早朝にかすかな澄んだ清々しい空気。そこからスイッチが入り、心身ともにだんだんしっとりしていく、そんな感覚がたまらなく好きだ。

さて、今回のお茶会は「文化の日」の三連休最終日の昼下がり、とってもしっとりした茶席となりました。お茶もお茶請けも秋を意識したものを用意しました。

【お茶】
◎阿里山高山茶:いま台湾でもっとも飲まれる高山茶の一つ。秋の澄んだ空気感とともにいただくと清々し気持ちになる。
◎東方美人茶:台湾でしか作られないお茶。女性の体に良い成分がたっぷり。冬向きの体にシフトするのに大変良いとされている。

【お茶うけ】
◎おこしとピーナッツ:市販のおこしに茶粉をくっつけて乾燥させたもの。手を加える前のものと食べくらべると、甘さに角がとれお茶の香ばしさがプラスされたのが一口でわかる。食べ比べ用の「加工前」のものも添えた。ピーナッツはこの間台湾出張時にいただいたおみやげ。香辛料とほどよい塩加減、ビールにも最高。


◎蒸しまんじゅう:生地に茶葉を混ぜ込んだ。中に巻く具材はベーコンとネギを少々しょっぱ目に炒めたもの。


◎アレンジ八宝粥:小豆、ビタバァレー(麦)、米粒麦、茶葉(tea bag)を炊き合わせたものに、白ごま、黒ごま、ピーナッツ、季節のサツマイモをトッピングしたもの。
P.S.日本の「おでん缶」みたいに、台湾のスーパーやコンビニで「八宝粥」の缶詰が手に入る。一番代表的なメーカーは「泰山」tai4 shan1。あまり甘くないし、体に良い穀物や豆類がいっぱい入ってるので、女性には特におすすめ。楽天市場に商品が出てるのでご参考に(ページが開けない場合はごめんなさい)泰山八宝粥




樋口さん!和佳姐!森森!またお茶会でお会いしましょうね~!





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08.7の台湾茶お茶会イベント ~お茶を飲んで夏をしのぎましょう!

2008年07月23日 | 台湾茶・お茶会のはなし
 今年の梅雨mei2yu3もあっという間にあけ、いよいよ夏本番だ。みなさんは夏(夏天xia4tian1)は好きですか?私は苦手だ、台湾人のくせして(雖然我是台湾人)。

 暑いからといって、すぐに冷たいものには飛びつかないのは、チャイニーズ的遺伝子(基因ji1yin1)の影響ying3xiang3だろうか?冷たいものをたくさん取りすぎると体を冷してしまうからだ。暑いからこそ、暖かいお茶を飲んで、体内にこもった熱を追い出そう(逼出来bi1 chu1lai2)という発想だ。

 さて、今回のお茶会も満席御礼。5名のうち、4名が中国語教室の生徒さん。とはいえ、お互い初対面(第一次見面)。

 今回は夏本番を迎える(迎接ying2jie1)ということで、1点目のお茶はごてんば娘のように活性がよくて個性的な「翠玉茶cui4yu4 cha2」にした。

 そしてお茶うけの3点目のデザート「紅豆milk布丁」(hong2dou4 milk bu4ding1)は、台湾産の梅酢mei2cu4と砂糖を煮詰めた(熬煮ao2zhu3)ソースを好みでかけた。


 ちなみに1点目のお茶受けは「花生糖」(hua1 sheng1 tang2)。茶粉cha2fen3、黒hei1・白bai2ごま(芝麻zhi1ma2)、砂糖、微量の塩などを溶かし、砕いたピーナッツを入れて固めたもの。それに龍眼(long2yan3)を添えた。
 「龍眼」は「龍の目玉」と縁起のいい名前。ナマは果肉の色も食感もライチ(茘枝li4 zhi1)に似ているが、サイズはライチよりは一回りも二周りも小さく、大きめのビー玉(弾珠dan4 zhu1)ぐらい。ライチは一般的にナマで食べる(生吃sheng1 chi1)が、龍眼はナマのほか、乾燥gan1zao4させて漢方薬材han4fang1 yao4cai2としても使われる。





次のお茶会は夏真っ盛りが過ぎての9月下旬(9月23日)を予定。今度は少ししっとりした気持ちで迎えたい。今回は暑い中お茶会にお越し頂き、有り難うございました!またお会いしましょう!





 


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「柴田書店 食の殿堂」リンクをいただきました!

2008年05月30日 | 台湾茶・お茶会のはなし
この度は(株)柴田書店からリンク依頼がありました。WEBサイト「柴田書店 食の殿堂」の週替わりおすすめリンク特集ということで、うれしい限りです。

こんなお褒めの言葉をいただいております。
・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・
厳選した台湾茶をオンラインで販売する『台湾茶を愉しもう』。
数種類のお茶をセットにした「台湾茶お楽しみ基本セット」、
「癒し・リラックスセット」などがあり
今まで台湾のお茶になじみがなかった方でも、
奥深い台湾茶の世界を、気軽に楽しむことができます。
「茶葉を使ったオリジナルレシピ」では、
おかずやデザートとしての、お茶の利用法を紹介。
「お茶の炊き込みご飯(おこわ風)」や、「お茶のパンケーキ」など、
まるごと茶葉を使用したものもあり、ヘルシー感がいっぱい♪
お茶とお茶菓子を味わえる「お茶会」のイベントもあります。
・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・
各位親朋好友、歓迎造訪這個連線網頁。よければリンクページをご覧あれ。
(株)柴田書店ー食のリンク





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台湾茶お茶会イベント '08.2.23

2008年02月27日 | 台湾茶・お茶会のはなし
台湾出張から日本に帰国して早々、ほどよい「時差ぼけ」に浸りながらの2月のお茶会。(後で知ったが、この日は記念すべき春一番の日。みなさんお帰りのときは大丈夫だった?)

今回は、香香を筆頭の中華圏芸能情報&旅行通の3名様と、昨年の暮れに日本茶お茶会で知り合った奥村様、そして台湾の方で現在仕事で来日中の屈qu1さん(Kelvinさん)。

香香以外は皆さんお茶会がはじめてなのだが、香港などに何度も旅行する経験のある堀岡さん、「茶葉蛋」がテーブルにのったとたん、飛びつくあの早さ!(思わず「食いつきイイぞ」って無言に叫んだ)。女性陣が台湾新幹線の各駅停車の制覇とか旅行中の珍事で盛り上がる中、Kelvinさんはそれをバックに静かにお茶資料を眺めてパクパク。



ところで、中静さんから「生茶は何ですか?」のご質問があったが、ここでもう一度整理してみよう。中華圏では食べ物を「熱を加えたものかどうか」で「生」と「熟」にわける習慣がある。焙煎(火入れ)の度合いが浅いお茶は「生茶」sheng1cha2、深いものは「熟茶」shou2cha2といい、その間のものは「半生半熟」ban4sheng1ban4shou2と呼んでいる。ちなみに焙煎前のお茶は焙煎前のコーヒー豆と同じく飲まれる事はない。

【伝言】
・奥村さんへ:台湾は食べ物も人間も、日本人がホッとする国ですよ。一度旅行に行ったらハマる確率100%です。情報が必要でしたらいつでもご連絡をお待ちしております!
・Kelvinさんへ:東京ならNYより里帰りが全然しやすいですね。来月の里帰り、気をつけていってらっしゃい!
・堀岡さんへ:今度またお茶会にお見えの際は、「my急須」のご持参をお忘れなくね。
・中静さんへ:「生茶」と「熟茶」の説明、これでいかがでしょうか?
・香香へ:今日会った小鶴によると「gua xi li e gua bei」結局言う時間もなかったそうですね(言えたとしてもかなりアヤシいかもしれないけど)。また顔を見せてね。



 
台湾茶イベント・少人数制中国語教室

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台湾茶お茶会イベント '07.12.8

2007年12月09日 | 台湾茶・お茶会のはなし
今年最後のお茶会、今回は「かわった」ことが2つほど。一つは台湾人の林さんのご来場、もうひとつは参加メンバー小愛からお茶の提供ということ。

 中国語教室つながりの今回のメンバー、みなさん初対面だが、台湾大好きが最大の共通点。あっ、もう一つあった!お茶請けを出されたら、驚異的なスピードであっという間にペロリのところ。食べっプリのよいこと!(今までの経験だと、少なくともひとりぐらいはゆっくり味わう人がいるのだが...)

 林さんは小愛の言語交流のお相手。9月に来日して、いま言語学校に通っている。お茶会の間じゅう、ずっとメモ帳を手に、私たちの会話を聞きながら、わからない単語をひかえていた。勉強にどん欲な彼女がこう聞いた。「上達のペースが遅い。もっと早く上手になるにはどうしたらいいの?」、「いまルームメートが台湾人で、学校も外国人ばかり。日本語を使う機会が少ないのはどうしたらいいの?」、「日本人と住むにはどうしたらいいの?」など。
 とりあえず地域のサークル(茶道、太極拳など)に参加してみるとか、家にいる時間はとにかくテレビを見まくるとか、住まいに近い大学の掲示板に「一緒に住みませんか?」の貼り紙を貼るとか、としかアドバイスできなかったが、だれか誰かいいアドバイスないかしら?あるいは「交流させてください」など、あったらぜひ連絡待ってます。

 みんなが日本語で話すときは、林さんが黙々とメモにいそしむ。逆にわたしが林さんと中国語でしゃべると、葉子、小風、小愛が目を大きくさせ、臨戦態勢に入る。新鮮な感触だった。こういう場はこれからもたくさんもうけられたらいいなと思った。

今回のお茶は、小愛提供の【四季春】と【木柵鉄観音】。事前にはお願いしなかったのに、ちゃんと「軽い味と濃い味」を用意してくれていた(小愛!やるね!)。口当たりが軽く草木をイメージさせる自然風味の【四季春】から淹れ、濃厚な焙煎香と心を落ち着かせる【木柵鉄観音】で締めくくった。

今回のお茶請けは:(今回はちゃんと写真に収めて、リベンジ!)
【茶香かりんとう】
前回はピーナッツチップがかかった市販品に茶葉を加えて作ったが、今回はピーナッツチップをまぶすところからチャレンジ。バターピーナッツをミキサーで細かくし、粉茶と一緒に、水で濡らしたかりんとうにくっつけて電子レンジで乾かして仕上げた。出来は上々!サクサクしていい香り~。



【惣菜蒸しまんじゅう】
具はトウモロコシ、ベーコン、ネギを塩を加えて炒めたもの。生地には油と加熱したみじん切り茶葉とコーン缶の甘い汁を練り込んだ。台湾の朝食屋さんで売ってそうなお惣菜まんじゅう。(こっちのほうが絶対具だくさんけどね)
(生地を伸ばし具を包む)


(ひとつひとつ切り分ける)


(深めのフライパンに水を張り、わたした焼き網に間隔をあけて置いて蒸した)


(具だくさんの蒸しまんじゅう、はい~出来上がり!)



【きな粉プリン】
牛乳&濃いめのお茶半々で作った甘さかなり控えめのプリン。甘いお茶のシロップはクコの実(目に良いと言われている)を浮かべた。食感を楽しめるよう、から煎りしたカシューナッツと黒ごまは食べる直前にふるかける。濃厚風味の木柵鉄観音と相性抜群!


葉子、小風、小愛、林さん、今回もいい時間を一緒に過ごさせてくれてありがとう!機会があったら、またお茶会で再会しましょう!
http://blogimg.goo.ne.jp/user_image/4e/ca/00082f25b90dc5a2f67d3b96773591d2.jpg

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【小愛からの参加メッセージ】イ尓好。昨天的茶会、我覚得hen3快楽。老師イ故的菜・点心、hen3好ロ乞。我再想参加茶会。お茶やお菓子についてのこだわりのある詳しい説明や最後はお土産のお茶まであり、先生の心配りがあふれる楽しいお茶会に参加できて良かったです。
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台湾茶イベント・少人数制中国語教室

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台湾茶お茶会イベント '07.11.23

2007年11月25日 | 台湾茶・お茶会のはなし
(「ハイ写真撮るよ」と言うと、みなさんこれなんだから~。その1分前は...)

 だいぶ気候も寒くなり、熱々のお茶が恋しい季節になってきた。11月の3連休の初日にお茶会を迎えた。この日は朝から暖かいふとんの中にずっとこもっていたくなるような冷え込み...。

 今回のメンバーは前回も参加された今吉さんと太田さん、そして今回初参加の井原さんと森森。今吉さんが台湾帰りの余韻を携えてのご参加なので、台湾の土産話を聞くのを楽しみだった。あっ、お土産といえば、実はお話だけじゃなくて、わざわざ飛行機でもらった新聞をもってきてくれたし、ご本人の大好物の「茶梅」cha2 mei2(茶葉でつけ込んで甘く味付けした梅)も分けてもらった。さっそくその茶梅を茶席にも出してみた。甘酸っぱくておいしい!真好吃!実は少しとっといたが、お茶会の後片付けの後、ペロリとあっという間。

 この日にお出ししたお茶請けは、暑い夏を乗り越えて舌が冴えたのか、かなり満足した味に仕上げた。みなさんが「うんうん、おいしい!」と言ってほお張ってくれたときは、なんともいい気分。

 お茶会のイメージ、人によっては格式張ったことを想像するが、台湾茶席に限っていうと、かなりフランクな場合が多い。それもそもそも「以茶会友」(お茶でもって友と会う)、つまり「どうせ友と会うならおいしいお茶でも」というシンプルな発想があるから、と私は思う。「はじめまして」に始まる茶席、終わる頃まるで旧友のように「じゃまた会おうね~」と心から思えるお茶会は成功したお茶会だと思う。かなり評論家気取りにエラそうなことを言ってるけど、理想です。参加したみなさんも同感してくれるとうれしいわ。
 
今回のお茶は:
【阿里山高山茶】澄んだ黄緑の茶色、高山茶ならではの爽やかな空気感、厳しい生育環境に鍛えられた深い味。凍頂茶の人気を追い越し、いまでは台湾の主流茶のひとつ。

【木柵鉄観音】濃い琥珀色の茶色と濃厚な焙煎香にほんのりの酸味。台湾人にとってはなじみ深いお茶。

今回のお茶請けは:(今回は事前に写真に撮る時間がなくて残念!)
【茶香かりんとう】
今回はピーナッツチップがかかった薄色(黒くないほう)の市販品で作った。かりんとう自体の色が薄いので、かけたお茶粉の存在が一目で分かる。とにかくサックリして香ばしい一品!(仕上がりの形がいびつなものをおいしくいただきました!)

【茶葉蛋】
茶葉、中華香辛料、醤油、みりん、ニンニク、ショウガ、唐辛子、長ネギなどで煮たスパイシーな煮卵。今回もお茶会前日の仕上げの試食に、2個もたべてしまった。おいしかった!(おいおい!それ試食!?)

【お汁粉】
茶葉と砂糖と一緒炊いた小豆と押し麦に、かなり濃いめのお茶と牛乳半々をあわせた汁をかけた。トッピングは、黒ごまとフライパンで炒ったカシューナッツ。甘くてとろ~りの豆とカリカリで塩っぱいカシューナッツが絶妙なバランス!(自画自賛)実はお茶会の直前まで「冷して出すか温めて出すか」で迷ったが、お茶会の最後にもなると、きっとみなさん暖まっているだろうということで、冷して出すことにした。正解、だったかな?ねん、みなさん。


今回初参加の井原さんから早速メールをいただいた。せっかくなのでメッセージをアップ。
・・・・・・・・・・・・
黄先生
本日はおいしいお茶と創作料理をありがとうございました。
先生の温かい人柄が、お茶やお料理に映されているように感じられました。
小豆のデザートは、是非自分でもやってみたいと思います。
またお茶会に参加させていただきたいと思います。
その際には、よろしくお願い致します。
・・・・・・・・・・・・
こちらこそ今回ご参加を感謝します!それになんて素敵なメッセージを...、私にはもったいなすぎます。
今度またお越しの際は、もう友だちですね。召し上がっていただきたいお茶とお茶請けで、お越しをお待ちしておりますので、またお顔を見せにおいでくださいね。



 次回のお茶会は12月8日(土)、今年最後の追加お茶会。10月台湾プチ留学を終え帰国した小愛とご友人(台湾人の方)を囲む会。残席があと2席となったので、興味のある方は急いでお申し込みを。

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台湾茶お茶会イベント '07.9.24

2007年09月25日 | 台湾茶・お茶会のはなし
 お茶会の二日前から、それまで暑かったのがウソかのように、急に涼しくなった。暑いのが苦手な私には、恵まれた天候だ。

 今回のメンバーは今回で4回目の茶米と、中国語教室に新たに加わった生徒さん(太田さん、鈴木さん)、それからサイト申込の今吉さん。皆さん初対面だったのに、着席から早々場の雰囲気が和んだのは、マスターがよかったのかな?(ホホッ)

 台湾に3ヶ月の短期留学経験の太田さんは、台南県「白河鎮bai2 he2 zhen4」(蓮がとても有名な町)に一人旅で蓮園を観光したときのエピソードを話した。ちょうど暑い時間だったのか、人影がほとんど見当たらない田舎に単独行動の日本人女性がいるということで、入った喫茶店に、地元の人に「帰り大丈夫なの?」と心配され、結局たまたま台南駅にいく家族がいて、その車に乗せられ、台南駅に連れて行かれたという。知らない人の車によく乗れた~、感心!(笑)そして困ってる人はもちろん、困ってそうな人まで助ける手を差し伸べる台湾人気質にカンパイ!
 
 そういえば、私自身、日本に来てから知らぬ間に、人にお願いすることが臆病になったな~。台湾人は依頼ごとをされるのが、存在を認められることで、「メンツ」があること。だから、友情を深める為にわざと相手に頼み事をすることもある。日本人にはない発想でしょう。

 今日9月25日は旧暦の「中秋の日」、台湾ではBBQと花火が街をにぎやかにすることでしょう。少し早かったが、お茶会にもほんの少しだが月餅をふるまった。涼しくて気持ちもしっとりする秋が、早く来るように...。

 
今回のお茶は:
【文山包種茶】渋みが少なく新緑を感じさせるフレッシュ風味。軽いお茶が好きな人にはおすすめ。
【凍頂・濃香】濃厚な焙煎香が何とも心を癒してくれる。この時期に飲むと先取りで秋を感じられる。秋の気分に浸りたい人にはおすすめ。焙煎が強くかかっているので、飲むと眠れないことも少ない。

今回のお茶請けは:
【シリアルクッキー】
新作のお茶請け。シリアルとマーガリン、お茶の粉、少々の牛乳で混ぜた生地を電子レンジ加熱で作った。雑穀、ナッツ、ドライフルーツなど10品目以上が入った栄養補給クッキー。サックリで香ばしい!


【トウモロコシ蒸しまんじゅう】
コーン缶と刻んだ茶葉を練り込んだ蒸しパン。茶葉は開いたものを刻んで塩とマヨネーズとチンしたもの。コーンは水気を切ってみりんを加えてラップなしでチンした。茶葉とコーンが完全に冷めたら生地に混ぜ込む。これでしょっぱさと甘みがいいコントラストをしてくれる(のが計算。完全に冷めないと味がぼけてしまう)。コーン缶の水分は捨てずに生地に混ぜる入れると仕上がりがほんのり甘くておいしい。できた生地を個数分に分け、ねじねじして整形したら、あとは蒸すだけ。



【きな粉プリン~クコのみ入りシロップ】
飲む濃さの2倍に抽出した濃い茶液と牛乳を半々、きな粉、黒砂糖、ゼラチンで作った甘さ控えめのきな粉プリン。シロップはクコのみをつけた少々甘めのもの。とてもやさしい味でいくらでも入りそう...。


 次回のお茶会は、秋もだいぶ深くなった11月23日(金、勤労感謝の日)午後2~4時。みなさんのまたのお越しを、ウサギちゃんの耳のように、首を長くしてお待ちしております。そして11月上旬にまた台湾に行かれる今吉さん!今度もできたてアツアツの土産話を楽しみにしてますよ!

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台湾茶お茶会イベント '07.7.28

2007年08月02日 | 台湾茶・お茶会のはなし
 麹町事務所でg.t.c主催のお茶会、記念すべき1回目。お客様はグループでお申し込みの4名様。ほかにも参加希望の方がいらしたが、急用でキャンセルのため、「事実上」のプライベートお茶会。

 実は今回「飲み食い」以外にも、もう一つのテーマがあった。それは急須に結ぶ「中国結び」の結い方のおけいこ。参加者の中で、今回が2回目の方がいらした。前回では台湾旅行中に急須を買ったとお聞きした。「じゃ、その急須に中国結びをつけたらいいね」と話したことを覚えているからだ。
 
 お茶も茶菓子もほどほどに満足したところで、こちらで用意した急須で中国結びの練習を始めた。はじめは不慣れで苦闘したが、動作を繰り返しているうちに、だんだん慣れてきて、「これ病み付きになるね」とハマったご様子。

【ひと結いひと結いに気持ちをこめて...】

 
今回のお茶は:
【翠玉茶】すっきりした渋みが夏にぴったり。冷蔵庫に冷して飲むのもおすすめ。
【木柵鉄観音茶】落ち着いた焙煎の香りが心を癒してくれる。脂肪分解酵素がお茶の中でも抜群に多いと言われるので、油っぽいものを食べた後、油を洗い落とす気持ちで飲むのもおすすめ。

今回のお茶請けは:
【大豆のお菓子】
生の豆からゆでて、電子レンジでカラカラに水分を飛ばした大豆に、お茶の粉と砂糖を絡めて、仕上げに杏仁霜をまぶした。ナマ大豆をゆでる際、塩をひとつまみ入れるのが大豆のうまみを最大限に引き出すコツ。豆の優しい自然な甘さがうれしい。
【トウモロコシ蒸しまんじゅう】
今が旬のトウモロコシをふんだんに入れた蒸しまんじゅう。トウモロコシは外の皮ごとラップして電子レンジにかけ、冷めたらつぶつぶをはがしたものを使用。みじん切りの茶葉とマヨネーズ、少量の塩と一緒に電子レンジにかけると具の出来上がり。その具を四角に伸ばした生地に敷き、太巻きの要領で棒状に巻いて切って蒸すと出来上がり。塩気で甘さがいっそう引き立つ、旬のトウモロコシの存在感を味わえる蒸しまんじゅう。
【きな粉プリン~ジャスミンシロップ漬け竜眼(果物)添え】
濃い茶液と牛乳を半々、きな粉、黒砂糖、ゼラチンで作ったきな粉プリンの上に、ジャスミンシロップ漬けの竜眼をトッピング。乾煎りしたカシューナッツも添えて、食感に変化をもたらす。どっしりしたプリンだが、カロリーは控えめ。


 夏の前半戦の今回のお茶会も無事に終わりました。次回は後半戦となる9月に予定しています。皆さんも次回お会いするまでどうかお元気で!!



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おいしいお茶には酸素たっぷりの水を

2007年05月14日 | 台湾茶・お茶会のはなし
 <酸素が茶葉に吸い付き、お茶の有効成分を抽出>
 
 昨日、キャンプ帰りの生徒さんから、富士山汲みたての水をわけてもらった。(女の子一人で13キロはあるかのポリタンクを肩に乗せて教室まで持ってきたというからびっくり)ポリタンクから水を容器に移した時、白くて小さい浮いたものを発見。採水したときに混じり込んだゴミかなと思いきや、しばらくそっとしたら、その白く浮いたものが消えた。酸素だったことがわかった。

 飲んでみた。瞬時に甘さを感じた。舌をやさしくなでてノドへころがり込んでいく、粒子も細かい。母たる富士山のありがたい聖水だ。
 
 水中の酸素は汲んだ時間と正比例に、どんどんなくなるものなので、一夜明けた今日、さっそくお茶とコーヒーを使って、水道水(浄水器処理あり)との飲み比べにトライ。

 まずはコーヒー。水道水と比べて、ヤスリをかけたように苦みと渋みは、お子さんでも飲めるかなというぐらいにやわらかくなっている。コーヒーの角ばった苦みと渋みが好きな人はちょっともの足りない感があるかもしれないが、上品な飲み物になっている。

 次はお茶。コーヒー同様、お茶の特徴の渋みが苦みがやわらかくなり、全体的にまろやかさを増している。汲みたての水は酸素量も少なくはないが、山の水は上流から下流まで絶えず空気が混ぜ込まれているため、酸素量がより多く含まれ、お茶の成分を抽出する力もより強いのだ。それに、水が常に「運動状態」なので、粒子がどんどん細かくなり、これもお茶成分の抽出に役立っている。

 でも、山の水はめったに手に入らないもの。身近の水道水でどうにかならないの?原始的な方法にトライ。水を汲んで何度か高い所から落とす。実験では、50cmの高さで数回繰り返したら、山の水と同じ状態の、肉眼でやっと確認できる程度の小さな泡が観察できた。しかしこれは5分も立たないうちに消えてしまうので、やるとしたら、お茶を入れる直前が効果的だろう。

 ヒマのある人、探究心のある人、舌の感覚に自信のある人、ぜひやってみてください。



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