台湾ワン!(Taiwan One!)

台湾にまつわる様々な話、中国語教室の出来事、日々の生活...

達令是外国人(da2 ling4 shi4 wai4 guo2 ren2 ダーリンは外国人)

2006年11月28日 | おすすめの本
 日本のみさんは「ダーリンは外国人」という本をご存知の方は多いのでは?本屋で見つけたとき、すぐに手にとって立ち読みした。でも、わが家の本棚に置いて何度も読むようなものではないと思って、買うまでは至らなかった。

 この間、来日中の妹の家に遊びにいったとき、この本の中国語訳「達令是外国人」を見つけた。めくった瞬間、「これって、もしかしたら会話のテキストになるのかも!」とひらめいた。たまたま生徒さんに日本語版を持ってる人がいて、それを借りてきて両方を見くらべてみた。ますます確信した。理由は3つ。

 1)日常の出来事満載で教科書っぽくない。一言一言が短く、流行語・スラング混じりの生活中国語そのもの。台湾の若者たちの会話に興味ある方はとくにおすすめ。
 2)各ページのイラストの位置から、セリフの位置まで同じ所に配列されてるから、対応する箇所がわかりやすい。
 3)日本語に多いのに、中国語には比較的にとぼしい「擬声語、擬音語」がうまく表現されている。一般的な市販教材は、「ものを落とした音が{石平}peng』」という平坦な説明が多く、実際使われる場面はイメージしにくい。だが、漫画だと一目瞭然。



<中国語版>「達令是外国人」時報出版 ISBN 957-13-4434-6


<日本語版>「ダーリンは外国人」メディアファクトリー ISBN 4-8401-0683-5

日本語版はあのあとAmazonの古本マーケットから入手した。なんとなんと1円でした(送料340円かかったけど)!中国語版を入手可能な方は、ぜひゲットして、日頃の中国語会話(とくに台湾方面)の練習に使うことをすすめる。ダーリンは外国人?外国人の彼と結婚したら、どーなるのールポ。




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包子bao1 ziと饅頭man2 tou2をいただきました!

2006年11月27日 | 台湾の話
 (左:包子、肉まん 右:饅頭、マントウ)

 昨日の教室で恵恵から美味しいおみやげをいただきました。「鹿港」という店で買った包子(具入り中華蒸しパン)と饅頭(マントウ、具なし中華蒸しパン)。

 さっそく教室の後に試食してみた。冷めてるせい(教室の中だいぶ乾燥してるのもある)か、ちょっと硬くなったが、台湾人好みの甘めの生地。肉まんのあんは胡椒がアクセントとなって、おいしかった。マントウは明日の朝食に、ネギ入り炒り卵を挟んで食べるつもり(実家ではいつもこの食べ方)。ちなみに、台湾では肉まんはなにもつけないで食べる(味が十分に足りてるから)ので、日本ではじめて肉まんにからし醤油がかかったのを見たとき、ちょっとビックリ。
 
 恵恵の話では、店の前はいつも行列ができているから、気になって買ってみたという。商品は肉まん140円、あんまん120円、マントウ(饅頭)70円の3種類だけ、それもかなりリーズナブル。参考までに、肉まんの直径とマントウの長さはともに8cm弱。恵恵情報だと、肉まんよりマントウのほうが人気だとか。売り出しは11時と15時の2回のみで、なくなったら終わりという人気ぶり。
 
 店情報:東京世田谷区世田谷3-1-12(世田谷通り沿い)、03-5799-3031。店の取材情報(All Japan)があるので、ご覧あれ:台湾肉包「鹿港」


 さて、「鹿港」といえば、台湾人はなにを連想するだろう?わたしだったら、まず一番は「鹿港小鎮」というロック歌謡曲で、次は古いレンガの町並みといったとこでしょうか?せっかくなので、久々に「鹿港小鎮」をあたためてみよう。歌詞は台湾の経済成長期の矛盾を揶揄し、新旧の間を揺れ動く人々をとらえたもの。
 
 鹿港小鎮

假如{イ尓}先生來自鹿港小鎮 請問{イ尓}是否看見我的die1娘
我家就住在媽祖廟的後面 賣著香火的那家小雜貨店
もしご主人様が鹿港から来たなら 僕の両親に会ったか訊ねたい
僕の家は媽祖廟の裏手 供え物を売ってる あの小さな雑貨屋

假如{イ尓}先生來自鹿港小鎮 請問{イ尓}是否看見我的愛人
想當年我離家時{女也}一十八 有一顆善良的心和一卷長髮
もしご主人様が鹿港から来たなら 僕の恋人に会ったか訊ねたい
僕が故郷を出たとき 彼女十八才 優しい心と長い髪

台北不是我的家 我的家郷沒有霓虹燈
鹿港的街道 鹿港的漁村 媽祖廟裡燒香的人們
台北は僕の家(居場所)じゃない 僕の故郷はネオン灯なんかない
鹿港の町並み 鹿港の漁村 媽祖廟の焼香する人々

台北不是我的家 我的家郷沒有霓虹燈
鹿港的清晨 鹿港的黄昏 徘徊在文明裡的人們
台北は僕の家(居場所)じゃない 僕の故郷はネオン灯なんかない
鹿港の明け方 鹿港の夕暮れ 文明のはさまをさまよう人々

假如{イ尓}先生回到鹿港小鎮 請問{イ尓}是否告訴我的die1娘
台北不是我想像的黄金天堂 都市裡沒有當初我的夢想
もしご主人様が鹿港に戻ったなら 僕の両親に告げたか訊ねたい
台北は僕の想像したキラキラの天国じゃなかった
都会には僕のかつての夢が見つからなかったと

在夢裡我再度回到鹿港小鎮 廟裡膜拜的人們依然虔誠
歳月掩不住die1娘純樸的笑容 夢中的姑娘依然長髮迎空
夢の中再び鹿港にもどり 廟で祈ってる人たちは変わらず敬虔で
歳月は親の素朴な笑顔を隠しきれず
夢の中のあの娘 相変わらず空に舞う長い髪

再度我唱起這首歌 我的歌中和有風雨聲
歸不得的家園 鹿港的小鎮 當年離家的年輕人
再びこの歌を口にし 歌の中には風の音 雨の音が響く
もう帰れない土地 小さな鹿港の町 あの頃家を背にした若者

台北不是我的家 我的家郷沒有霓虹燈
繁榮的都市 過渡的小鎮 徘徊在文明裡的人們
台北は僕の家(居場所)じゃない 僕の故郷はネオン灯なんかない
にぎやかな都会 変わろうとする小さな町 文明の間をさまよう人々

聽説他們wa1走了家郷的紅磚砌上了水泥牆
家郷的人們得到他們想要的 卻又失去他們擁有的
噂では人たちが故郷の赤煉瓦を取り去って コンクリート壁をたてた
故郷の人々は望むものを手にし 持っていたものを失おうとしている

門上的一塊斑駁的木板刻著這麼幾句話
子子孫孫永保佑 世世代代傳香火 鹿港的小鎮
門のまばら模様の木片には こう書き記している
子孫代々ご加護あれ 仏前の線香絶えぬ 鹿港の町

いかがだったでしょうか?翻訳していたら、思わず目頭が熱くなり、郷愁というものに襲われてしまった。台南にいる親は元気にしてるのかな...?日本の皆さんが、この歌詞をどうみているか、すっごく興味があるなぁ。だれかご覧の方!ご感想をお寄せください。



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秋のお茶会(06.11.20)

2006年11月20日 | 台湾茶・お茶会のはなし
 先日、およそ1年ぶりに、以前出張お茶会でご自宅にお邪魔した山上さんからメールをもらった。今回は友人の誕生日に仲間が集まるので、またお茶会を利用したいとのこと。

 誕生日の日に、お茶会を選んでいただけて、なんて光栄なこと!感謝感謝。去年の12月23日にお会いしたときのことが頭に思い浮かぶ。外は寒くて、でも部屋の中はろうそくの火でいい雰囲気。そんな一年が終わるのを惜しむ年末の一コマだった。もう一年経とうとしてるんだ。

 約束の午後6時に近づき、1階ロビーへ降り出迎えの準備だ。ビルの表の植え込みはすっかりブルーとホワイトのクリスマス電飾でシックに飾られていた。「きれいだな」と眺めていたら、事務所前の通りを曲がって入ってきた女の子グループが見えてきた。「お久しぶり!」。さっそく事務所へ案内した。

 わたしだけかと思ったら、メンバーたちもお互い久しぶりに顔を合わせたとか。「メガネ変わったね」「メガネ作ったよ」なんて会話も。(ますますお茶会を選んでくれたことに感謝)

 今回のお茶は、さわやか系の文山包種茶とまったり系の凍頂・濃香をセレクト。お茶請けはお茶ピーナッツ(バターピーナッツを粉茶、砂糖、杏仁霜でコーティング)、茶葉蛋(茶葉の煮たまご)、木柵鉄観音茶のきな粉プリン~クコの実シロップ(プリン:濃いめのお茶、牛乳、黒砂糖、きな粉で固めた、甘さ控えめのもの。シロップ:濃いめのお茶と砂糖を煮詰めたあとにクコの実を加えたコクも甘みもしっかりしたもの)の3点でした。

 ここでお茶の知識ひとつ。食事前の空腹状態は、いくらお茶が体やダイエットによくても、お茶だけというのは禁物だ。お茶が胃液の分泌を促進するので、消化するものがないのにお茶だけがぶがぶ飲むと、胃を荒らしてしまうからだ。だから、お茶会のように、お茶受けを食べながらというのが理想なパターン。

 (話を戻す)お茶会の面白いところは、いろんな人からいろんな話が聞け、勉強になるところだ。今回のみなさんがサッカー仲間で、ドイツの観戦話や引退した中田の話などなど、「ふん~、そうなんだ」とうなづきながらお茶を入れた。


 話が盛り上がって、そろそろお茶からお酒に切り替えたいところだったが、次に食事をする予定があるそうなので、惜しみつつも、今回のお茶会はこの辺で。来年は、年に一度の「お元気会」と言わず、是非時間ができたら、またお茶会に遊びにきてほしいわ。桜井さん、お誕生日おめでとう!山上さん、今回もまたお茶会の招集、ありがとう!みなさん、来年も良いお年を!





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