台湾ワン!(Taiwan One!)

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台湾巨匠傑作選(2018.4.28~6.15)

2018年04月23日 | 台湾関連イベント・番組など
台湾巨匠傑作選公式サイトより
台湾巨匠傑作選2018開催によせて

台湾巨匠傑作選2018、上映28作品のうち『スーパーシチズン 超級大国民』『藍色夏恋』『ナイルの娘』3本はデジタルリマスター版による初公開の作品。

“デジタルはフィルムの解像度を上回ることができるか?”

1952年磁気テープによる映像記録・ビデオテープが開発されて、フィルムに替わる上映素材となると期待された。フィルムは解像度は高いが大きく重い。安価で操作が簡単な上映素材が切望されていた。しかし、ビデオテープの解像度は、どうしてもフィルムに追いつかない。その以前から映像はデジタル化の道を模索していた。「デジタルとは0101の2進法の配列により信号を情報化し運用する総体的事柄をいう」。なんのこっちゃだが、今や、パソコンにTVに「デジタル映像」は日常的に飛び交っている。映像素材としてのデジタルの問題は解像度であった。DVDは、フィルムの解像度にはほど遠く、映画館の上映素材として使えるものではなかった。しかし、デジタルの進化は著しく、DVDの普及から数年でMD、4K、8Kと急速な勢いでフィルムの解像度を凌駕した。補正やコピーが簡単そしてコンパクト。もう後戻りはできない。

“台湾巨匠傑作選”の開催も、このデジタル化の波と無縁ではない。台湾の中央電影が『童年往事 時の流れ』『坊やの人形』『恋恋風塵』『冬冬の夏休み』『ウェディング・バンケット』『推手』『恋人たちの食卓』『青春神話』『愛情萬歳』『河』等台湾ニューシネマ作品をデジタルリマスター化して世に出したことがきっかけとなった。昨年リバイバルあるいは初公開されたエドワード・ヤン監督『牯嶺街少年殺人事件』『台北ストーリー』もデジタルリマスター版だ。ホウ・シャオシェン監督もリスペクトする巨匠キン・フー監督『侠女』『残酷ドラゴン 血斗竜門の宿』もデジタルリマスター版で復活した。

1995年製作『スーパーシチズン 超級大国民』は、その年東京国際映画祭コンペ部門で上映されて、世界各地の映画祭に出品および招待されて評判になった。けれども台湾戒厳令下、白色テロの時代そして戒厳令が解かれた年に出獄した政治犯が主人公のこの映画は、『坊やの人形』の第3話「りんごの味」でデビューした台湾ニューシネマの代表的監督ワン・レン作品だったが、日本で一般公開されることはなかった。22年後2017年、デジタルリマスター版『スーパーシチズン 超級大国民』が東京国際映画祭で再上映された。『牯嶺街少年殺人事件』『台北ストーリー』上映と機を一にしての再上映は、ここ数年来起こっている台湾ニューシネマの見直し、日台友好ムードのあらわれだろう。

そして、近年ヒットした台湾映画も台湾ニューシネマと無縁ではない。『海角七号/君想う、国境の南』『セデック・バレ』のウェイ・ダーション監督の映画界でのスタートは、エドワード・ヤン映画の助監督であり、今年『軍中楽園』公開が控えている『モンガに散る』の監督ニウ・チェンザーはホウ・シャオシェン監督『風櫃の少年』の主役を演じた少年である。『台湾新電影時代』でのインタビューでも分かる通り、台湾ニューシネマの影響を受け刺激を受けた映画作家は世界にも数多くみられる。

着実に、台湾ニューシネマの波は、寄せては返しながら受け継がれ、今回の「台湾巨匠傑作選2018」の開催にも繋がっているのである。



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「台湾小吃バトル!」イベント(2018.5.4)

2018年04月20日 | 台湾関連イベント・番組など
【写真:「おきらく台湾研究所」公式サイトより】

おきらく台湾研究所 イベント開催のお知らせ
ゴールデンウィークど真ん中、5月4日(金・祝)にイベント「台湾小吃バトル!」を開催します。

台湾小吃バトル、とは以下のような企画です。 一 参加者は、「バトラー」か「観客」のいずれかになります。 一 バトラーの方々には、それぞれ自分の一推しの台湾小吃(店と小吃を決めてください。例:「鼎泰豊の絲瓜蝦仁小籠包」)について、観客の皆さんに向けて「いかにそれが魅力的か」を順番にプレゼンしてもらいます。 一 観客の皆さんは、すべてのバトラーのプレゼンを聞き、一番食べたくなった小吃を選んで、投票してください。 一 投票結果から、チャンピオンの小吃(とバトラー)を選びます。 一 「しょっぱいもの部門」と「甘いもの部門」の2部門に分けて実施します。

バトラーとして、自分のお気に入り小吃への愛を語りまくるも良し。観客として、バトラーさん達のトークに酔うも良し。みんなで作る楽しい台湾イベントを、ゴールデンウィークの予定の一つに加えてみませんか? イベント終了後には食事会も予定していますので、ご都合がよければあわせてご参加ください。

日時: 2018年5月4日(金・祝) 午後2時~午後4時
場所:東京ウィメンズプラザ 第1会議室B
参加費:1500円(税込)
定員:30名


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水源路第一果菜批發市場

2018年04月17日 | 日々の日記帳
在水源路第一果菜批發市場看到我最愛吃的水果釋迦!一堆一百元!超便宜.不過想請問一下,每個都差不多一樣大,為什麼只有一堆是4個,其他都是3個呢?
台北市の水源路にある第一青果卸市場で見つけた大好きなフルーツ釈迦頭。ひと山100元は超安いけど、サイズがみんな似たり寄ったりなのに、どうしてひと山だけが4つで、あと全部3つなんですか?


還看到易開罐椰子水!保證100%天然椰子水!(?)
なんとプルトップタイプの椰子ジュース。100%天然果汁うけあい!(?)


還有一隻被放進購物籃的狗狗.主人一拉起籃子往前走,籃子就會往前傾斜,所以狗狗不時要調整坐姿,看起來很難受.不知道籃子裡開始裝東西後,牠是不是還繼續待在裡面?
あと、買い物かごに入れられたこのワンちゃん。ご主人が歩き出すたびにかごが前に傾き、その都度困惑そうな顔でお尻をずらす。なんだか座りづらそう。買い物が始まったら、やはり中に入れられっぱなし?



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不可思議的兒歌《娃娃國》(奇妙な童謡「お人形の国」)

2018年04月04日 | 日々の日記帳
本日4月4日、台湾の「兒童節」(子供の日)にちなんだお話。

あるとき、台湾の帰省中に、実家のカラオケセットで、姪っ子が「娃娃國」を歌った。「あ~、懐かしい曲だな」と思って聞いていた。

日本に帰国後、しばらく経ってある日、あのかわいかった歌声とともに、歌詞が脳裏によみがえった。「機關槍達達達,原子彈轟轟轟」。...ん?原子彈って、日本を降伏させ終戦に導いたあの原子爆弾のことだよね?まさか、童謡にそんな歌詞が...?

不思議に思いながら、ネットで歌詞を検索。やはり「原子彈」で合っていたんだ。バージョンによっては「原子砲」だったり。しかし、日本では冗談でも言っちゃいけない放送禁止用語が、どうして平然と台湾の童謡に入ってるのか、今更ながら気がついて、衝撃を受けた。


いろんなバージョンがあって、声が一番かわいくてわかりやすい動画を選んでみた。

【歌詞】(日本語:筆者訳)
娃娃國 娃娃兵 金髮藍眼睛
娃娃國王鬍鬚(鬍子)長 騎馬出王宮
娃娃兵在演習 提防敵人攻 
機關槍 達達達 原子彈(原子砲)轟轟轟
(お人形の国 お人形の兵隊さん 金髪に碧い瞳
お人形の王様はおひげが長く 馬に乗りいざ王宮の外へ
お人形の兵隊さん 敵の侵入の演習中
マシンガンタタタタ 原子爆弾ドカンドカン)


(二番も存在するようだ)
娃娃國 娃娃多 整天忙做工
娃娃公主很可愛 歌唱真好聽
娃娃兵 小英雄 為國家效忠
坦克車 隆隆隆 噴射機 嗡嗡嗡
(お人形の国 お人形がいっぱい 日夜労働に精を出す
お人形の姫様はかわいい 歌声がきれい
お人形の兵隊さん 小さなヒーロー 國に忠誠を尽くす
戦車がゴーゴー 戦闘機がブンブン)


軽快なテンポとは裏腹に、敵やら、兵器やらで、子どもたちが歌うのにふさわしい内容とは程遠い。時代背景を探ってみよう。

兒歌《娃娃國》作曲家陳榮盛紀念展開幕(自由時報2016-10-12)の作曲家没2年後記念展の関連記事によると、氏は民國39年(1950年に)師範大学を卒業後に、当時子供たちのための歌が少ないことに鑑みて、1952年以降に制作した曲だそう。

年齢的に日本統治時代と第二次世界大戦を肌で感じ、日本が突如祖国から敵国になり、対戦国だったアメリカが同盟国になった時代を目の当たりにした世代であった。

時代に翻弄されながら、いろんな矛盾を消化しきれいないまま教育の現場に立たされた陳氏。時は戒厳令下。目の前は、いずれ中国に戻り、大陸の同胞を苦しみから解放する責を背負わされる子どもたち。せめて軽快な曲調にして歌わせようという、教育者のやさしさかなと、勝手ながら思いを馳せてみた。

そして当時最強の兵器である原子爆弾。それを賞賛するかのように歌詞に登場させたのも、時代の象徴かな。

いまの世の中からすればかなり奇妙な歌詞だったが、時代背景と照らし合わせれば、意外と納得がいく。

思えば幼い頃は、歌詞の意味をまったく気にも留めず、軽快なテンポに乗ってみんなで楽しく歌った記憶だけだった。童謡とは言え、大人の都合で、危ういものになったりもする、なんて思ったりして...。

ところで、台湾で作られたオリジナルの曲だから、なにも「金髪で碧い瞳」の設定は必要がないだろう。当時戦争に勝って最強の国となったアメリカをイメージしてのことか?やはりどっか不思議な曲だ。



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