くぬぎのたろぐ

くぬぎ太郎の日常的視点

歯間

2013-02-22 02:19:58 | Weblog
歯間ブラシを使い始めてカレコレ5年くらい経つでしょうか。
若かりし頃は「あんなもの使うなんてオッサンだよ」って思っていたものですが
20代後半くらいから「歯を大事にしよう」という思いが私の中で徐々に高まりを見せ、
試しにどんなものか買ってみたのが始まりでした。

薬局で物色したところ同じメーカーの中でも数種類の太さが発売されていましたが、
初心者ということで迷うことなくまずは一番細いブラシを購入しました。

家に帰って恐る恐る歯と歯の間にブラシを挿入してみました。
パッケージに書いてある説明に従って歯の根元のあたりから滑り込ませるようにニュルッと入れていくわけです。
当然のことながらブラシが入る歯間と入らない歯間がありましたけど、
入らない所は無理をせず入る所を少しずつ開拓していきました。

初めてということで多少の出血はありましたが、
出血に関しては説明書にもそういう場合もあると書いてあったのであまり驚きませんでした。
しかし何より驚いたのは歯間から出てきた食べ物のカスの量です。
いや食べ物のカスだけではありません。
歯垢と思われる黄色いザラザラした物体も大量に出てきました。

一体これらの物質は何年間歯と歯の間に滞在していたのだろうかと考えるとそら恐ろしい気分になり、
勢い余って思わずその臭いを嗅いでみました。

鼻がもげるかと思う程の強烈な悪臭でした。
口臭を百倍に濃縮したようなどうしようもない絶望的な臭いです。
極細の歯間ブラシがようやく入るくらいの隙間なのにまさかそんなに汚れが溜まっていたなんて。

その衝撃を受けて以降は毎日歯間ブラシで小まめに手入れをするようになり、
お蔭様で今ではほぼ全ての歯間にブラシが通るようになりました。
それはつまり歯と歯の間が広くなったということであり、
そこに入り込むゴミの量も増えたということに他なりません。

果たして良いことなのか悪いことなのかは判然としませんが
歯と歯の間を掃除できるようになったのだから良しとしましょう。

ちなみにこれまでは普通の歯ブラシで磨く前に歯間ブラシを使っていましたが、
どうやら歯間ブラシが後の方が具合が良いという説を耳にしました。
その理由は歯ブラシで磨いた後に残った歯磨き粉の成分を歯と歯の間にも届けることが出来るかららしいです。

ふ~む、なるほどね。