くぬぎのたろぐ

くぬぎ太郎の日常的視点

埃の宇宙考

2009-02-13 08:58:25 | Weblog
どうも気がのらないので
フローリングの床にゴロンとしてみる。
ふと、棚の下に落ちているわた埃が気になった。
あぁ、掃除をしなくてはならないなぁ
とは思うものの、行動に移す気にはならない。
まあそんな時もあるさ、人間だもの。
みつを。

引っ越してきた時はそこに埃はなかったのに、
いったいこの埃はどこから来たのだろうか。
埃の成分は衣類の繊維、人の毛や皮膚、
微生物の死骸や排泄物らしい。
でもなんで綿になるのだろう。
きっと気流の流れに乗って
繊維同士がからまるのかな。

綿状になっているということは、
その中に空間があるということである。
その空間の中には多分多くの微生物がいて、
日々の暮らしを営んでいるに違いない。
果たしてわた埃の中に国のようなものがあるのか、
ちゃんと法律があって、マナーがあって、
多くの家族が睦まじく暮らしているのだろうか。
そんな想像を巡らせていると
わた埃が一種のスペースコロニーに見えてくるのだ。
などとどうでもいいことを考えてみる。

どうでもいいついでに、さらに話を細かくすると、
わた埃の中の世界よりも細かい世界が存在していて、
ミクロとかナノとか呼ばれる世界には
分子とそれを構成する原子がある。
さらにその原子は原子核のまわりを
電子がクリクリ回って構成されているそうな。
そして原子核は陽子と中性子から成っているらしいが、
ここから先のこと、陽子や中性子が何からできているかまでは
まだよくわかってないらしい。
でも個人的偏見を持って考えると、
多分何かの周りを何かがクリクリ回っていて、
どこまでいってもその繰り返しな気がする。

さらにどうでもいいことに、視点を大きくしていくと、
地球の周りを月がクリクリ回っていて、
太陽の周りを色々な星がクリクリ回っている。
太陽系が何かの周りを回っているのか、
銀河系が何かの周りを回っているのかはわからないけれど、
何となく回っている気がする。
おそらく宇宙でさえ、別の宇宙の周りを回っているんだろう。

そして、私たちが1年と感じる時間を
計りようもない早い時間として感じている存在がいて、
顕微鏡で太陽系の動きを素粒子として
研究しているのかもしれない。
微生物が人間の世界を全体的に把握できないように、
人間には把握できない違う階層の世界は
小さい方向にも大きい方向にもずっと続いているんだろう。

などということを小学生の頃から考えている。
たまに人に説明してみるもののあまり理解されない。
でも手塚治虫の「火の鳥」にも似たような挿し話があったり、
以前勤めていた会社の同僚S君が同じ思想を持っていたりして、
たまに勇気付けられたりもしてきた。

真にどうでもいいので、この辺にしておこうと思うが、
世界の構成がどうであれ、
今目の前に見えている現実をしっかりと励まねば。