五里霧中

★ マンガなどの感想 ★

◆ まんがライフ 感想

2017年09月24日 | ◆4コマ誌⑤ まんがライフ

2017年11月号

 

 表紙は、芸術の秋を堪能するミカちゃん!
 というか、もう秋ですか~・・・なんだか早く感じてしまいます。
 他、ゲスト作品や人気作品なども!

 

 

 今月の「夏の終わりで賞」は、『この夏やり残したこと』

 

 「まんがライフ」豪華作家陣による、スペシャルエッセイ企画!

 安西理晃先生、碓井尻尾先生、えきあ先生、山東ユカ先生、渋谷一月先生、
 瀬戸口みづき先生といった方々が、この夏やり残したことについて語ります。

 安西・碓井両先生はインドアな感じで、あれやろうこれやろうと考えつつ不実行
 という流れが、私なんかと同じで共感めいたものを覚えてしまいました(ぇ

 えきあ・渋谷両先生は食べ物関連のやり残しで、それらの美味しそうな雰囲気が
 やり残し感をより強く感じさせますね。

 山東先生は創作関連のやり残しで、創作者魂を感じましたし、
 瀬戸口先生はダイエットでしたけど、アウトドアな方向へ進んでいたのが爽快で、
 各々の先生方のチャレンジ精神を垣間見た気がします。

 

 

 

【9月27日、コミックス18巻・発売!】

●動物のおしゃべり (神仙寺瑛 先生)

  

 いつも通りに、人も動物もみんな楽しい日常風景。

 【秋だもの・・・】ミカちゃんがペットショップでセールしているからと、
 お兄ちゃんを誘っていますが、その理由がタロー対策だったのは納得。
 彼の食欲は底なしですからね(^^;

 【I'm DK!!】お兄ちゃんがタローと散歩していた所、子供の姉弟が近づいてきて、
 弟くんがタローくんを「デブってね?」と笑って、姉さんが謝るなんて話でしたが、
 むしろ傷ついたのは、その姉さんの言葉を聞いたお兄ちゃんというオチで、愉快!

 【漢字でGO】お兄ちゃんにミカちゃんが漢字を出題していますが、
 「杮」という文字に楽勝とばかりに答えるものの、違っていたのは面白かった!
 こーゆー読み方だったんですね、知らなかった。

 【「承」で!】田崎さんがマリリンの体重を計ろうと、まずいっしょに計ってますが、
 その絵面がもうすでにオチになっていて笑! お兄ちゃんもビックリしてますし。

 【すぎゆく秋】釣瓶落としな秋模様を感じるお兄ちゃんとミカちゃんですが、
 まだ鳴いている虫を見つけて、ミカちゃんの述べた言葉が感傷を誘います。
 「ミカちゃんには、最後の一匹がどういう風に見えたのかな?」は想像しちゃいますね。

 などなど、もう秋を感じさせるネタが色々な今回でしたけど、
 ラストの夕焼けの1コマには、しみじみするものがありました・・・
 なんて感じつつ、今後も楽しみです!

 

 

【ゲスト作品】

●友情デッドロック (黒丸恭介 先生)

  

 仲良し(?)3人組。

 【主な登場人物】
 ・尾幡雪乃  : 高校2年生。 氷鬼とあだ名される気難しい少女。
 ・鈴木拓也  : 雪乃さんの幼馴染。 雪乃さんにチャラ男と思われている。
 ・副田夏希  : 雪乃さんの親友。 鈴木くんを無自覚に気にしている様子。

 雪乃さんを中心に3人で歩いているものの、彼女は鈴木くんを副田さんに
 近づけないようガードしています。

 鈴木くんは仲の良い幼馴染ですが、雪乃さんは三股男だと思っていて、
 副田さんを彼の毒牙にかけまいと、気をまわしているのが面白い。
 三股男というのは、雪乃さんの誤解なのですけどね(^^;

 そんな鈴木くんは、雪乃さんのことが好きであるものの、誤解されまくり。
 また、副田さんは、鈴木くんが真面目なことを知っていて、仲良くなりたいと
 考えていますが、その裏には自覚のない好意が見え隠れしています。

 そうした3人の一方通行・三つ巴のような関係が、面白味になっている4コマ作品。
 これは気になるので、ぜひとも続きに期待です!

 

 

【その他】

 まんがライフWIN 『姫のためなら死ねる』は、定子様が不機嫌で可愛い。
 主上と彰子様が仲良く(?)していることに思う所があったようで・・・
 なんて話でしたが、相談された清少納言の助言が、いかにもなもので笑!

 

●お姉ちゃんが来た (安西理晃 先生)

 ハロウィン祭へ来た朋也くん、一香さんには秘密にしていたのに、なぜかいる(^^;
 美鶴くんや藤咲さんと村瀬さん、ルリルリさんと孝喜くんもいて仮装が楽しげ。

 でしたけど、村瀬さんが、一香さんに朋也くんの好きな人の話をしようとして・・・
 なんて内容にハラハラでした(´▽`;) 恋知らぬ村瀬さんは、恋心がわからない、か。

 

●マンドラさんとヒト科たち (ほずの都 先生) 

 早川くんに憧れる花森梅さん、実家は花屋さんで、花束を買いに来た彼に遭遇。
 花言葉など信じていない彼のド理系っぷりに、おののく花森さんでしたけど、
 あまり理系は関係ないんじゃないかな。 そして、マンドラさんの存在を知ってしまう
 花森さんが、むしろ喜んでいたのが面白かった。 早川くんとの今後がどうなることか。

 

●アスクミ先生に聞いてみた (後藤羽矢子 先生)

 なぜ、男がおごらねばならないのか? 今回は、そんな相談が持ち掛けられています。
 これについて、かつては男女間での賃金格差があったためという説明に、納得でした。
 現在では、必ずしもおごる必要はないものの、「求愛」という観点が重要という説明には
 感服でしたね。 でも結局は、話し合うことが大事ということなのでしょう。

 

●エッセイまんが不適合者 (渡辺伊織 先生) 

 今回の苦手の克服は、サーフィン!? 夏に弱い自分を克服をめざします。
 渡辺先生は準備と称して、スネ毛そったり、サザン聞いて来たりしてますが、
 あまり役に立っていない=うまくサーフィンできない様子が面白かった(ォィ
 とはいえ、教えてくれる先生がイイ人すぎて、まぶしかった!

 

●キャバはじめました (忍田鳩子 先生)

 アサミさんが、常連の秋野さんからもらったプレゼントは、婚約指輪!?
 秋野さんは、益子さんの次くらいにお金を使ってくれるベンチャー企業の取締役。
 そんな彼のプロポーズに、アサミさん以上に周囲の皆が盛り上がっていて面白い。
 玉の輿ですが、モンローはやめることに・・・なんて話でしたけど、アサミさんの
 心の問題という点には納得しかありませんでしたね。 秋野さんもイイ人でした。

 

 

【新人4コマ杯 8月期月間賞】

・AFTER FRIEND (椎名聰 先生)

 

 友達になろうと迫ってくる少女のお話。

 【主な登場人物】
 ・夏目明  : 高校2年生。 なぜか葵さんにつきまとわれる。
 ・望月葵  : 明くんに「友達になってあげる!!」と迫ってくるぼっち少女。

 どうも本人がぼっちらしいのに、なぜか明くんの友達になってあげると
 上から迫ってくる少女・葵さんが面白い4コマ作品になっています。

 わけが分からないので、お断りする明くんですが、何度邪険にしても
 つきまとってくる葵さんが愉快ですね。

 選評によれば、純粋な友情とのことですが、その友情がどこから来ているのか、
 なぜ明くんなのかは不明らしいので、そのあたりが明かされる続きを読みたいかも。