2017年5月号
表紙は、『ちぃちゃんのおしながき』!
友人らと食材を持って歩いている風景が、ちょっと変わった小学生(^^;
他、『のみじょし』『うちの3ねこ』、ゲストに新作と、盛りだくさんです。
今月の「流行に敏感で賞」は、『ポポ時評』!
施川ユウキ先生による目次4コマ。
今回は、犬さんが飼い主の都合で引っ越しすることになり、
それを猫さんが寂しがっている状況が描かれています。
不安そうに「離れても友情は変わらない?」と尋ねる犬さん。
それに対して、「絆は永遠にゃ」とカッコよくキメる猫さんでしたけど、
ここに犬さんの「『けものフレンズ』を1話で切ったのに?!」のセリフが!
唐突に出てきた人気アニメの名前に大笑いでしたよ!
ちなみに私は1話目から面白いと思っていましたし、最後まで楽しめました。
なので、私と絆を結んだ方は永遠なのですね(ぇ
【新連載!】
●鬼桐さんの洗濯 (ふかさくえみ 先生)
とある洗濯屋さんには、不思議なお客様が・・・
【主な登場人物】
・柊木茶子 : クリーニング屋のバイト。 ちょっとだけ特殊な力を持つ?
・鬼桐シオ子 : クリーニング屋の店主。 不思議なお客に対応するプロフェッショナル。
・魔王 : マントにワインをこぼした。
東京の街角にある洗濯屋さんを訪れるのは、人ならざるお客様ばかり。
そこでバイトをすることになった茶子さんが、シオ子さんをサポートしつつ、
不思議なお客様たちに対応する様子が、楽しい4コマ作品です。
茶子さんがバイトするようになった経緯は、上京早々、アパートが取り壊しとなったため、
住み込みでバイトできる「洗濯屋鬼桐」で働こうとしたというもの。
茶子さんは、ここが普通なら働けない洗濯屋であることを知らなかったものの、
憑依ジミがみえるという特性があり、さらに前任者だったトキエさんの“推薦”によって、
バイトに決まるという流れが、面白くもしみじみしてしまう話でしたね。
そして、実際のお仕事も、魔王のマントのシミ抜きという不思議なものなのですが、
シオ子さんの仕事っぷりは繊細で、なおかつ普通にクリーニングする所が楽しかったり。
妙なオプション加工はありましたけど(^^;
魔王様のキャラクターも愉快でしたし、不思議な洗濯屋さんに来るお客様はもちろん、
シオ子さんと茶子さんのコンビも面白そうですので、連載スタート、今後も楽しみです!
【シーズンゲスト】
●プレゼントフォーユー (四宮しの 先生)
ある家族のお話。
家で勉強会をすることになった雄大くん。
憧れの加賀見さんが来るため緊張しまくっていますけど、雄大くんに付きまとう
妹さんらしき少女が、彼を心配して協力しようと奮闘します。
雄大くんのいいところを見せるべきだと考える彼女は、
加賀見さんの前で緊張しまくって、何もできない雄大くんにやきもき。
そこで「あたしの出番でしょ」と、ある行動に出るのですが・・・
なんてお話でしたけど、「へたれの弱虫のへなちょこ」とまで言われる雄大くんの
へなへなっぷりが、むしろ好感度を高めたかも? と思わせる展開は面白かったですね。
猫に話しかけている所を、加賀見さんに見られたと気にしていた雄大くん。
でも、家へ加賀見さんがやって来た時、やはり猫と話しているのを面白がられていて、
印象が悪くなかったのは、安心感ありました。
何だかんだで、いい所を見せられて、雄大くんも爽やかな笑顔でシメられたのはよかった。
加賀見さんの一言がオチになっていたのも愉快でしたね。
シーズンゲスト、次回の登場が楽しみです!
【3ヵ月集中連載】
●出没!アダチック天国 (吉沢緑時 先生)
足立区、よいとこ、1度はおいで!?
【主な登場人物】
・緑時 : 漫画家先生。 編集さんから足立区のイメージUP漫画を依頼される。
・I島 : 竹書房の編集さん(美化)。 足立区在住。
足立区を散策する緑時先生とI島編集さん。
自分を美化して描くよう言うI島さんに笑いつつ、足立区の治安の悪さを感じさせる
会話にちょっとした緊張感がありましたね。
帰宅中に片乳を揉まれただの、ひったくりに遭っただの、大丈夫かよ!?
と思ったのも束の間、そこで「足立区イメージUP漫画を描いて下さい!」と、
頼んでいたのは大笑いでした゚(*゚´∀`゚)゚
そこで、足立区の良い所を見つけようと区内を歩くのですが、
歩けば歩くほど、治安やガラのの悪さが見えてくるようで、逆方向なのは可笑しかった!
そんな風に、足立区を散策して見えてくる地域の姿が面白い本作品。
何やら、足立区の底力なるものも存在するらしいので、3か月集中連載、期待です!
【その他】
●ちぃちゃんのおしながき (大井昌和 先生)
ちぃちゃんは働き者!
学校のテストでも仕事上の知識を駆使したり、ヒツジを見て「いい肉」と言ったり、
GWに昼は友人たちと遊んで夜は働く生活をこなしたり、仕事と密接な日々が面白い。
後半は、タクじいたちが食べる物について迷ってましたけど、他の常連さんたちが
食べる物につられそうになる様子が可笑しくも、見事な作戦で丸く収まっていたのは
お見事でありました! 見ているだけでも美味しそうで、よかったですね~。
●リコーダーとランドセル (東屋めめ 先生)
古代生物展の親子チケットを持って、なつみ姉がやって来た!
ということで、あつみさんと共に姉弟で行くのかと思いきや、なつみ姉と行くことに。
そこで、あつみさんにわざわざメイクを落とされる所が可笑しかったですね(^^;
あつしくんが大人に、あつみ姉も子供に間違われるからでしょうけど。
展示に子供は喜んでいましたが、母親は冷静なのに対し、父親が一緒に楽しむ所は、
何となくそれっぽくて面白かったですし、なつみ姉とあつしくんのコンビも楽しかった!
●山田さんと山田くん (くりもとぴんこ 先生)
アンコールゲスト! 警官の娘さんと、極道の息子さん。
一緒に登校しようとする山田さんでしたが、山田くんは拒否。
どうも、家のことを知られていることを嫌がっているようで、周囲にも知られぬよう
気を付けていることが感じられましたが、一転ピンチに陥ることになった山田くん。
そこで正義感ある山田さんが救おうと行動に出たものの、新たな問題も浮上して・・・
なんて展開が、ライトながらも、冷や冷やさせてくれましたね。
ここからどう進行してゆくのか、気になります!
●中年女子画報 (柘植文 先生)
街中で見たオシャレな中年男子に、ムカついてしまう柘植先生。
なぜムカつくのかの自己分析が興味深かったりしましたけど、それと比べて
立ち飲み屋にいる中年男子たちにホッとしていたのは、割とヒドイ気が(^^;
そんなわけで、ホッとする中年男子を見ようと、競艇場を訪れていましたが、
ギリギリヤングの編集・Y上さんが「競艇はギャンブルの中で最後に行きつくところ」
と述べていたのが切実で、中年男子の悲哀が感じられてしまいましたよ・・・
でも、競艇ギャンブルが面白く、編集・I島さんも「いいしめ」と言っていたのが面白い。
●よんこまのこ (重野なおき 先生)
子供さん方の成長を感じられるようになってきましたが・・・
【本は攻略本】るい君のパソコンを扱う姿勢が様になっており、まるで有能ビジネスマン!
でしたけど、そこはやはりゲームをやっているというオチで、むしろ安心できたかも(^^;
【笑顔がこわい】フジワラさんに、歳がいくつかと尋ねるあいちゃん。
気にしていると知ってのことらしく意地悪でしたけど、それに対抗してフジワラさんも、
あいちゃんの気にしていることを聞いていて笑! 笑顔がぶつかるやりとりが愉快でした。
他、あいちゃんが布団の上に寝ていることを、るい君が叱る理由に笑ったり、
あいちゃんの「3+5+9+4」の問題が可笑しかったり、今回も色々と楽しかったのに、
なんと次回で最終回ー!? こんなにも面白いのに・・・