五里霧中

★ マンガなどの感想 ★

◆ まんがライフオリジナル 感想

2017年04月14日 | ◆4コマ誌③ まんがライフオリジナル

2017年5月号

 

 表紙は、『ちぃちゃんのおしながき』
 友人らと食材を持って歩いている風景が、ちょっと変わった小学生(^^;
 他、『のみじょし』『うちの3ねこ』、ゲストに新作と、盛りだくさんです。

 

 

 今月の「流行に敏感で賞」は、『ポポ時評』

 

 施川ユウキ先生による目次4コマ。

 今回は、犬さんが飼い主の都合で引っ越しすることになり、
 それを猫さんが寂しがっている状況が描かれています。

 不安そうに「離れても友情は変わらない?」と尋ねる犬さん。
 それに対して、「絆は永遠にゃ」とカッコよくキメる猫さんでしたけど、
 ここに犬さんの「『けものフレンズ』を1話で切ったのに?!」のセリフが!

 唐突に出てきた人気アニメの名前に大笑いでしたよ!
 ちなみに私は1話目から面白いと思っていましたし、最後まで楽しめました。
 なので、私と絆を結んだ方は永遠なのですね(ぇ

 

 

【新連載!】

●鬼桐さんの洗濯 (ふかさくえみ 先生)

  

 とある洗濯屋さんには、不思議なお客様が・・・

 【主な登場人物】
 ・柊木茶子  : クリーニング屋のバイト。 ちょっとだけ特殊な力を持つ?
 ・鬼桐シオ子 : クリーニング屋の店主。 不思議なお客に対応するプロフェッショナル。
 ・魔王    : マントにワインをこぼした。

 東京の街角にある洗濯屋さんを訪れるのは、人ならざるお客様ばかり。
 そこでバイトをすることになった茶子さんが、シオ子さんをサポートしつつ、
 不思議なお客様たちに対応する様子が、楽しい4コマ作品です。

 茶子さんがバイトするようになった経緯は、上京早々、アパートが取り壊しとなったため、
 住み込みでバイトできる「洗濯屋鬼桐」で働こうとしたというもの。

 茶子さんは、ここが普通なら働けない洗濯屋であることを知らなかったものの、
 憑依ジミがみえるという特性があり、さらに前任者だったトキエさんの“推薦”によって、
 バイトに決まるという流れが、面白くもしみじみしてしまう話でしたね。

 そして、実際のお仕事も、魔王のマントのシミ抜きという不思議なものなのですが、
 シオ子さんの仕事っぷりは繊細で、なおかつ普通にクリーニングする所が楽しかったり。
 妙なオプション加工はありましたけど(^^;

 魔王様のキャラクターも愉快でしたし、不思議な洗濯屋さんに来るお客様はもちろん、
 シオ子さんと茶子さんのコンビも面白そうですので、連載スタート、今後も楽しみです!

 

 

【シーズンゲスト】

●プレゼントフォーユー (四宮しの 先生)

  

 ある家族のお話。

 家で勉強会をすることになった雄大くん。
 憧れの加賀見さんが来るため緊張しまくっていますけど、雄大くんに付きまとう
 妹さんらしき少女が、彼を心配して協力しようと奮闘します。

 雄大くんのいいところを見せるべきだと考える彼女は、
 加賀見さんの前で緊張しまくって、何もできない雄大くんにやきもき。
 そこで「あたしの出番でしょ」と、ある行動に出るのですが・・・

 なんてお話でしたけど、「へたれの弱虫のへなちょこ」とまで言われる雄大くんの
 へなへなっぷりが、むしろ好感度を高めたかも? と思わせる展開は面白かったですね。

 猫に話しかけている所を、加賀見さんに見られたと気にしていた雄大くん。
 でも、家へ加賀見さんがやって来た時、やはり猫と話しているのを面白がられていて、
 印象が悪くなかったのは、安心感ありました。

 何だかんだで、いい所を見せられて、雄大くんも爽やかな笑顔でシメられたのはよかった。
 加賀見さんの一言がオチになっていたのも愉快でしたね。
 シーズンゲスト、次回の登場が楽しみです!

 

 

【3ヵ月集中連載】

●出没!アダチック天国 (吉沢緑時 先生)

  

 足立区、よいとこ、1度はおいで!?

 【主な登場人物】
 ・緑時 : 漫画家先生。 編集さんから足立区のイメージUP漫画を依頼される。
 ・I島 : 竹書房の編集さん(美化)。 足立区在住。

 足立区を散策する緑時先生とI島編集さん。
 自分を美化して描くよう言うI島さんに笑いつつ、足立区の治安の悪さを感じさせる
 会話にちょっとした緊張感がありましたね。

 帰宅中に片乳を揉まれただの、ひったくりに遭っただの、大丈夫かよ!?
 と思ったのも束の間、そこで「足立区イメージUP漫画を描いて下さい!」と、
 頼んでいたのは大笑いでした゚(*゚´∀`゚)゚

 そこで、足立区の良い所を見つけようと区内を歩くのですが、
 歩けば歩くほど、治安やガラのの悪さが見えてくるようで、逆方向なのは可笑しかった!

 そんな風に、足立区を散策して見えてくる地域の姿が面白い本作品。
 何やら、足立区の底力なるものも存在するらしいので、3か月集中連載、期待です!

 

 

【その他】

●ちぃちゃんのおしながき (大井昌和 先生)

 ちぃちゃんは働き者!

 学校のテストでも仕事上の知識を駆使したり、ヒツジを見て「いい肉」と言ったり、
 GWに昼は友人たちと遊んで夜は働く生活をこなしたり、仕事と密接な日々が面白い。

 後半は、タクじいたちが食べる物について迷ってましたけど、他の常連さんたちが
 食べる物につられそうになる様子が可笑しくも、見事な作戦で丸く収まっていたのは
 お見事でありました! 見ているだけでも美味しそうで、よかったですね~。

 

●リコーダーとランドセル (東屋めめ 先生) 

 古代生物展の親子チケットを持って、なつみ姉がやって来た!

 ということで、あつみさんと共に姉弟で行くのかと思いきや、なつみ姉と行くことに。
 そこで、あつみさんにわざわざメイクを落とされる所が可笑しかったですね(^^;
 あつしくんが大人に、あつみ姉も子供に間違われるからでしょうけど。

 展示に子供は喜んでいましたが、母親は冷静なのに対し、父親が一緒に楽しむ所は、
 何となくそれっぽくて面白かったですし、なつみ姉とあつしくんのコンビも楽しかった!

 

●山田さんと山田くん (くりもとぴんこ 先生)

 アンコールゲスト! 警官の娘さんと、極道の息子さん。

 一緒に登校しようとする山田さんでしたが、山田くんは拒否。
 どうも、家のことを知られていることを嫌がっているようで、周囲にも知られぬよう
 気を付けていることが感じられましたが、一転ピンチに陥ることになった山田くん。

 そこで正義感ある山田さんが救おうと行動に出たものの、新たな問題も浮上して・・・
 なんて展開が、ライトながらも、冷や冷やさせてくれましたね。
 ここからどう進行してゆくのか、気になります!

 

●中年女子画報 (柘植文 先生) 

 街中で見たオシャレな中年男子に、ムカついてしまう柘植先生。

 なぜムカつくのかの自己分析が興味深かったりしましたけど、それと比べて
 立ち飲み屋にいる中年男子たちにホッとしていたのは、割とヒドイ気が(^^;

 そんなわけで、ホッとする中年男子を見ようと、競艇場を訪れていましたが、
 ギリギリヤングの編集・Y上さんが「競艇はギャンブルの中で最後に行きつくところ」
 と述べていたのが切実で、中年男子の悲哀が感じられてしまいましたよ・・・
 でも、競艇ギャンブルが面白く、編集・I島さんも「いいしめ」と言っていたのが面白い。

 

●よんこまのこ (重野なおき 先生)

 子供さん方の成長を感じられるようになってきましたが・・・

 【本は攻略本】るい君のパソコンを扱う姿勢が様になっており、まるで有能ビジネスマン!
 でしたけど、そこはやはりゲームをやっているというオチで、むしろ安心できたかも(^^;

 【笑顔がこわい】フジワラさんに、歳がいくつかと尋ねるあいちゃん。
 気にしていると知ってのことらしく意地悪でしたけど、それに対抗してフジワラさんも、
 あいちゃんの気にしていることを聞いていて笑! 笑顔がぶつかるやりとりが愉快でした。

 他、あいちゃんが布団の上に寝ていることを、るい君が叱る理由に笑ったり、
 あいちゃんの「3+5+9+4」の問題が可笑しかったり、今回も色々と楽しかったのに、
 なんと次回で最終回ー!?  こんなにも面白いのに・・・

 


◆ まんがタイム 感想

2017年04月11日 | ◆4コマ誌② まんがタイム

2017年5月号

 

 表紙は、カメラで撮影している課長さん。
 何か、ベストショットになりそうなものを見つけたようで、楽しそう。
 なのですが、なんと『おとぼけ課長』が次号で最終回!? 驚きです。

 

 

 今月の「新生活で賞」は、『おねがい朝倉さん』

 

 『アカネんちは結婚相談道場』、発売中! そんな今回、朝倉さんがゲスト!

 営業に配属された牧田さんを主役に進行してますが、新社会人が街に増えたことや、
 満員電車、花粉症など、新しい季節・生活に入って、話題も色々でありました。

 神田さんの如才なさが笑いを誘いましたけど、新生活で環境が変わり、
 少なからず悩みを持っていた様子の牧田さんに、それを察した朝倉さんが、
 適切な言葉をかけていたのは、さすがでしたね~。

 そして、最後に与えたアドバイスが、営業職に限らず社会人全般に通じる内容で、
 朝倉さんの表情と共に、頼もしく感じられました。 これ大事ですよね(^^;

 

 

【ゲスト作品】

●らいか18 (むんこ 先生)

  

 『らいか・デイズ』特別編! 『まりあ17』との2本立てです。

 タイトル通り、18歳のらいかさんが描かれる特別編。
 すでに、「初々しい」「老夫婦」のような2人が可笑しかったり(^^;

 らいかさんがお昼ごはんに酢豚を所望すると、手際よく作ってくれる竹田くん。
 2人で食事しながら【水面下】では、足で“会話”する所が愉快でした。

 その後、後片付けをしようとするらいかさんの後姿を見た竹田くんが、
 【あの頃の定番】を仕掛けていたのは笑! ホント変わらない2人が、安心感あります。
 らいかさんが髪を縛りながら、台所に立つ様子は、生活感あってよかったですね。

 そして、2人に【サクラサク】。
 新生活が待っていると感じさせるやりとりが微笑ましい・・・というか、
 自然にらいかさんをアパートに誘おうとする竹田くんのプレイボーイっぷりに大笑!

 などなど、18歳のらいかさんたちが描かれたお話でしたけど、
 最後に、成長した姿を見せてくれた小太郎くんも、時間の流れを感じさせて、しみじみ。
 本編は小学生のままですが、こんな未来があるのだと嚙み締めつつ、今後も楽しみです!

 

 

【今月のピックアップ!】

●おかわり自転車 (佐倉イサミ 先生)

  

 サイクリングの新しい仲間が・・・

 ミトさん、コトコさんとサイクリング中ですが、今回はコトコさんの友人も参加。
 筒井レイさんというコトコさんの幼馴染で、17歳の美人さん。

 ミトさんが見とれてしまうほどで、思わず「絶景」と表現していたのは面白い。
 レイさんが自転車に乗る姿が、絵になると述べてホワ~ンとしたり、
 そんなミトさんが可愛らしい。

 けれど、レイさんは人付き合いが苦手なタイプらしく、グイグイくるミトさんを
 避けてしまって、どうにもうまくいかない・・・

 なんて様子が不安を誘いつつも、ランチタイムで、ミトさんの作ったお弁当を
 食べたレイさんが笑顔になっていたのは、良い兆候を感じられて、よかったですね。

 女子高生であるレイさんが「昼休みの天使」と呼ばれる理由にも納得。
 彼女のその特徴が、ミトさんとの関係も良好にして、なじめていたのは爽やかでした。

 そんな風に、レイさん登場で緊張が高まりつつも、ミトさんのおかげでなごんだ今回。
 レイさんのキャラクターが、なかなかに魅力的でもあり、3人でのサイクリングが
 ますます面白くなりそう・・・ なんて感じながら、今後も楽しみです!

 

 

【まんがタイム月間新人展 拡大版】

●サマー・キッズ・ブルース (横塚匠 先生)

  

 プロシンガーを目指す女子高生と・・・

 【主な登場人物】
 ・美多村ミイ : プロシンガーを目指す女子高生(15)。 うっかりさん。
 ・砂原    : ミイさんの知り合い。 路上でエレキ。

 初の路上ライブをもくろむミイさん、駅前でばっちりキメていますが、
 肝心の譜面を忘れて演奏できないあたり、うっかりしすぎ(^^;
 また、徹夜で考えたサインを子供にあげて拒否されたりと、どうにも行動が愉快です。

 そんな彼女の横で、エレキを鳴らすイケメンくんは、
 ミイさんの知り合い・砂原くんで、そこからの2人の会話が面白かったですね~。
 基本、ミイさんがボケで、砂原くんがツッコミという形。

 そして、ミイさんが歌、砂原くんが演奏で、路上ライブ開始!
 このあたりの描き方が、サイレントながらも躍動感あって、とても良い感じでありました。
 ラストの3コマ目~4コマ目の流れにも、魅力ありますね。

 などなど、プロシンガーを目指す少女の路上ライブデビューでしたけど、
 物語はここから始まる雰囲気の終わり方でしたので、これはぜひとも、つづきに期待です!

 

 

【その他】

●まりあ17 (むんこ 先生)

 「らいか・デイズ特別編」との2本立てで、今回は春!

 お弁当で春の味覚を楽しむ友人たちを横目に、朝の残りのカップ麺を食すまりあさん。
 競馬で負ければジリ貧に、勝てば豪勢に、生活のバランスが悪すぎて可笑しかった!
 一方、つくしやのびるに頼る人もいたり、ギャンブラーってやつぁ・・・

 先生ご夫婦などは、子供の名前を競馬で決めようとしていて、むしろ清々しいほど(^^;
 栄枯盛衰、悲喜こもごも、様々な姿が諸行無常。 いやはや、それでも楽しいですね!

 

●ラディカル・ホスピタル (ひらのあゆ 先生) 

 食べられない患者さんに・・・

 患者の須藤さん、食欲がないらしく、このまま干からびるなんて言ってますけど、
 寺内さんが見事な質問で、食べたい物を引き出していたのは愉快! 頼りになります。

 他にも、食事制限や検査待ち、口内炎で食べられない患者さんがいたり、理由は様々。
 嚙んだり飲んだりは大事なことで、榊先生のおっしゃる通り、肺炎につながる恐れもあり、
 深刻な話でもありましたね。 でも、ラストの食欲を取り戻す須藤さんは、楽しかった!

 

●秘書の仕事じゃありません (東屋めめ 先生)

 花粉症の季節・・・

 主任がくしゃみをしたのを見て「風邪ですか?」と尋ねた中田さん、怒られてます。
 というのも、花粉症と思い至らない時点で、中田さんは花粉症ではない=仲間ではない
 とみなされてしまうのだから、面白い(^^;

 それだけ、花粉症は辛く、その苦しみを共有できない=無関心が我慢できないようで。
 そこで、部下ちゃんに共感できるような花粉センサーが付けられていて、お気の毒。
 でも、スイッチがオンオフできるので、はじめ喜んでいた主任も冷めていたのは笑!
 また、芳文商事の佐竹さんがアラビアンだったのは、面白かったですね。

 

●神シュフ☆エンタ (胡桃ちの 先生) 

 椿さんとハイネくんがお付き合い・・・

 となったようですが、ハイネくんにはカノジョが2人いる状態で、さすがに心配・・・
 と思いきや、椿さんはそれを知ったうえで付き合っているとのことで、驚きでした。
 ハイネくん、はじめにきちんと話している所は、誠実といえるかな?

 このお付き合いを「つまんでみる」と表現していたのは妥当でしょうけども、
 椿さんも見栄を張って、カレシがいることにしていたのは、わからなくもないですよね。
 そんな2人のお付き合い、どうなるのか気になるかも?

 

●見晴らし良子さま (きなこ 先生)

 今回も、お嬢様と誤解されてる良子さまが面白い。

 「朝食もかねて泳いできた」と言えば、ホテルのプールでと思われていますけど、
 実際には川で魚をとってきたというから、その落差がとんでもなくて可笑しい。

 そして、向田先生の家庭訪問に興味津々で、話を聞きたがる女子生徒たち。
 先生は良子さん家のことを知っているので、どう誤魔化すか苦心していたのが面白かった。
 実際には、良子さんの家でも驚かされてばかりで、先生、お疲れさまでした~。

 


【雑記】 4月9日つれづれ・・・

2017年04月09日 | 【雑記】

少しずつ暖かくなってきてますね。
そんな今回も、とりとめもなく、つらつらと・・・

 
 

【読んだマンガとか】

本当なら、簡単な感想でも書きたいのですが・・・
あと、なかなか読めずに詰んである本も多いのが困りもの。

  

『ヤンキーショタとオタクおねえさん』1巻 (星海ユミ 先生)

 ガンガンONLINEで3話までと最新話を読めます
 地味な社会人オタク女子が、ヤンキー少年に懐かれるお話。
 懐いているようには見えないので、オタク女子さんは困惑しまくりな様子が面白いです。
 いわゆる「ショタおね」ってやつですね。 ヤンキー少年のおねえさん好きっぷりも良い。

 

『ヒストリエ』10巻 (岩明均 先生)

 若きアレクサンドロスの異常な“才能”をうかがえる戦いっぷりが、もはやホラーの域。
 無邪気というか、平然と敵をなで斬りにしてしまう様子に、戦慄しましたね・・・
 そして、エウリュディケの一件は、アレクサンドロスやエウメネスの運命にも波紋を呼ぶ?

 

『折れた竜骨』3巻 (漫画:佐藤夕子 先生/原作:米澤穂信 先生)

 事件の検証をおこなう3人の理知が尊くも、混沌とした状況は不安を増させるばかり。
 明かされるファルクとエドリックの因縁は予想の範疇でしたけど、思った以上に苛烈。
 さらに、衝撃の展開が待っていて、ここからどうなってしまうのか・・・解決は遠そう。

 

『マージナル・オペレーション』8巻 (原作:芝村裕吏 先生/漫画:キムラダイスケ 先生)

 アラタたちを襲ってきた敵の中に、キシモトさんがいたのは悲しいことでしたけど、
 彼がなぜ民間軍事会社へやって来たのかという理由には、さらに切ないものがありましたね。
 死者が出るかもしれない状況にも緊張が高まりますし、ピリピリしてきましたよ・・・

 

『ジャイアントキリング』43巻 (ツジモト 先生/原案・協力:綱本将也 先生)

 いや~もう、表紙が象徴するように、持田のターンみたいな巻になりましたね~。
 ここまでやるのか! と驚かされるばかりで、まさに大エースといた貫禄。
 とはいえ、ETU側も負けてはおらず、フォワード陣の活躍には胸躍りました!

 

他にも、『ジョニー・ライデンの帰還』14巻(特装版) 『はたらく魔王さま!』11巻
『ワンパンマン』13巻 『むこうぶち』46巻 『壬生義士伝』7巻 『幼女戦記』4巻

などなど、いろいろ読んでおります。(傾向に偏りのあるラインナップになっている気が)
あと、『教えてFGO!偉人と神話のぐらんどおーだー』1巻を現在読んでますけど、
できたら感想を書きたいな~。

それと、『艦隊これくしょん -艦これ- おねがい!鎮守府目安箱』1巻が近所に売ってません!
面白いので、早く読みたい~。 (こちらで3話までと特別編を読めます

 

 

【いろいろ】
●けものフレンズ 12.1話「ばすてき」

 You Tube版 / ニコニコ動画版

 今更の紹介ですけど、リアルタイムで、たつき監督のツイートが流れてきた時は驚きました。
 何かの冗談かな?と思ったら、短いとはいえ本格的な内容で、もはや敬服するしかありません。
 新作映像の制作も決まっているので、楽しみですね!

 
●『おとぼけ課長』最終回!?

 次号の「まんがタイム」にて『おとぼけ課長』(植田まさし 先生)が最終回との情報が!
 驚くしかないのですが、その後、表紙等はどうなるのでしょうね? 新作あるのかな。
 もしかすると、「部長」⇒「取締役」⇒「専務」・・・と、某島〇作のようになるのかも(ないない)

 

●『ラーメン大好き小泉さん』(原作:鳴見なる)TVアニメ化が決定

 まんがライフSTORIA編集部さんのツイートより。
 ドラマ化はしてましたけど、今度はアニメ化ということで、期待ですね。
 やはり、どれだけ美味しくラーメンを食べるのかに注目でしょうか。

 

●『干物妹!うまるちゃん』テレビアニメ第2期決定

  TVアニメ『干物妹!うまるちゃん』‏公式ツイッターより
 これは楽しみ。 うまるちゃんより、お兄ちゃん萌えですよね(ぇ

 

とびっきりのクソ4コマ「ポプテピピック」がアニメ化

 コミックナタリーより。
 マジですか・・・どんな風になるんでしょうね? 期待はしておきたい所。

 

声優業界物語「ガーリッシュ ナンバー」のギャグ4コマ“修羅”がアニメ化

 コミックナタリーより。
 どーゆーことなの!? アニメ放映と同時期にWEB連載されてた4コマ漫画ですよね?
 特別編で言ってたことが本当になってしまったということなのか・・・ いずれにせよ期待です!

 


◆ まんがホーム 感想

2017年04月07日 | ◆4コマ誌① まんがホーム

2017年5月号

 

 表紙は、歯磨きするらいかさん!
 目覚めということですが、時節柄、新しい生活を感じさせる雰囲気あります。
 他、律さんも寝ぼけ眼、太一くんは慌てて登校、月英さんはヒドイ寝ぐせで楽し!

 

 

 今月の「コミックス完結3巻・発売中で賞」は、『ようこそ!オーロラ百貨店』

 

 コミックス3巻が、4月7日に発売となった『ようこそ!オーロラ百貨店』

 描きおろしの告知マンガで登場しておりますが、あっさり終わろうとするえにさんに笑!
 宣伝文句も出てきてますけど、「本当のことを言ったら誰も買わないのではないか?」
 とか、身もふたもない(^^;

 各売り場の責任者が、売り場アピールをしつつ、えにさんが雑にまとめる流れも愉快。
 さらに、あざといシメで、売り上げアップ間違いなし・・・ですね!

 

 

【最終回!】

●宇宙ファラオ☆パトラちゃん (ユキヲ 先生)

  

 コミックス2巻は、6月7日発売! ・・・ですが、最終回!!

 最後は、星へ帰ることになったパトラちゃん。
 母上に滞在延長を願い出るも、お金がかかると知って引き下がるパトラちゃんに笑!

 そして、しみじみした別れになるかと思いきや、母上は“お礼”に目を輝かせ、
 れあさんも、そんなに気にしていない様子で、むしろさっさと帰りなさい
 なんて言っています。

 そのため、「もっと悲しんでくれてもいいじゃないか」と叫ぶパトラちゃんの気持ち、
 わからなくもないですね・・・

 この温度差が気になる最終回でしたけど、その後、納得の理由が明かされて一安心。
 3人で笑顔になる場面には、心晴れやかになれました。

 本作は、地球征服に来た王女様が、双子の姉妹と出会い、日常を楽しく過ごすうちに
 本来の目的を忘れるお話でしたけど、それこそが、物騒な事柄から平和へと至る流れ
 だったことを考えると、意外と深い内容だったのかも?

 それはともかく、彼女たちのやりとりが、ほのぼのしつつも、どこか不穏だったり、
 甘さ一辺倒でないものだったことは、面白味になっていたと感じます。
 また、いつかパトラちゃんたちに会えることを夢見つつ、楽しませていただきました!

 

 

【コミックス6巻、発売中!】

●天国のススメ! (宮成樂 先生)

  

 大好きな作家先生に頼られる太一くん・・・

 突然、谷咲潤二郎先生が太一くんに会いにやって来た!?
 大ファンの太一くんは、脳の処理が追い付かない状態になっていて愉快(^^;

 どうも、霊感のある太一くんに頼みごとがあるらしく、お礼をすると言うので、
 サインをもらっただけで「なんでもする・・・!!」と感激する太一くんが可愛い。

 そして相談内容は、幽霊のストーカーに悩まされているというもの。
 谷咲先生は「中途半端に」霊感があるため、もや~っと霊が見えるだけで、
 何の干渉も、意思疎通を図ることもできないとのこと。

 なぜか、笑顔で先生に付きまとう謎の霊は、何を思っているのか?
 そんなことが気になった今回でしたけど、そこには、作家のファンとしての心情が
 痛いほど伝わって来る、ある理由があって思わず共感してしまいました(ォィ

 その霊さんの言葉が、谷咲先生をえぐってゆく様子が可笑しかった!
 けれど、霊さんの願いを汲んだマネージャーさんのアイデアが、活路を開いていたのは
 爽快でしたね~。

 などなど、ファン心理というものを見事に捉えた今回。
 やはり、お気に入りに作家先生の作品は、ファンにとっては何よりも読みたいもので、
 そのあたりに共鳴する内容でありました・・・と考えつつ、今後も楽しみです!

 

 

【その他】 

●らいか・デイズ (むんこ 先生)

 花丸小の創立50周年記念で、ウルト〇クイズ開催!?

 記念特番の制作ということで、2人1組で参加する「ミラクルクイズ」を収録。
 往年のクイズ番組のような進行や内容で、繰り広げられていたのが面白すぎでした!

 様々な生徒たちが参加してましたけど、竹田くん大好きな縦割り班の一郎くんが、
 コンビになれなかったことを恨んで、竹田くんに対抗意識丸出しだったのが愉快(^^;
 クイズ内容も楽しかったですが、西原さん(ウッキー)が割と出番あったことは驚き。
 むんこ先生のキャラクター、花丸小がらみで結構いますからね~。

 

●孔明のヨメ。 (杜康潤 先生) 

 今回、黄承彦さんにつれられて、船遊び。

 仕事を忘れてゆっくり・・・という黄承彦さんの心遣いが嬉しい・・・ものの、
 月英さんも孔明さんも好奇心満載で、操船や造船の知識を吸収しようとしているのが
 可笑しかったし、頼もしかったですね。

 優雅な船遊びの様子が楽しく、天候を読む漁師さんの話などは、後の孔明さんにとって
 大きな意味を持つ知識になりそうな所が、良い感じでありました。

 また、劉備陣営で1人落ち着いている関羽さんがさすがでしたけど、
 そんな関羽さんの言葉を聞いて、徐兄さんの提案していた事柄には、色々と納得でした。
 軍の指揮を執ったことない徐兄さんが、その経験をどこで積むのかという課題への回答ですね。
 これは、孔明さんにとっても同様だったりしますし、そうした描き方がお見事であります。

 

●まなびやユーレイ (瀬野反人 先生)

 試験勉強の今昔・・・

 単語の覚えの悪いデコ子ちゃんに、暗記カードを渡したところ、使い方がわからないとか。
 そんなことから、昔と今の試験勉強の違いが、次々と浮き彫りになる様子が面白かった!

 赤い下敷きも今時の子は使わないらしく、ジェネレーションギャップにおののくゆずさんたち。
 スマホの学習アプリの方がおなじみとのことでしたけど、授業中どれだけの生徒が、
 真面目に学習アプリを使っているのか、その結果が愉快でしたね(^^;
 でも、大人になってからも勉強があるという話が、意外と効果的だったのは良かったかも。

 

●よろずや男子 (胡桃ちの 先生) 

 オールナイトフェスティバルに駆り出される面々・・・

 深夜までやってるお店が公園に屋台を出すイベントとのことで、スタッフとして参加。
 レストラン7to7も出店するというので、なかなか楽しくなりそう。

 といった感じでしたけど、何かしら言葉の書かれたスタッフTシャツが面白かったり(^^;
 「終夜」の読み方は間違ってはいないのですけどね、まあ、そこは知識量の差が出るか。
 そんなこんなで、次回イベントとなりますが、最終回ってどーゆーことですかー!!

 

●まんがの装丁屋さん (小石川ふに 先生)

 何やら、お疲れ千夏さん・・・

 仕事中、ネイルがはげていることに気付く千夏さん、忙しくてケアができてない様子。
 ヒナさんと共に女子力の危機を嘆いてますが、忙しくなった原因に気付いて・・・

 千夏さんたちが忙しくなっていたのは、麦くんが原因だったものの、それはむしろ
 彼の成長を意味していて何とも微笑ましいものでしたし、千夏さんたちも
 自分たちの忙しさよりも、彼への感謝を優先していたのが、何より素敵でありました。
 最後のちょっとした癒しの場面も、よかった~。

 

●歌詠みもみじ (オオトリキノト 先生) 

 川釣りにやって来たもみじさんたち・・・

 ですが、母上だけは通信で参加(?)していたのが可笑しい(^^;
 父上の指導のもと、釣りをするもみじさんと友人たちでしたけど、父上の思惑とは別に
 子供たちがたくましかったり、大物を釣り上げたりしていたのが楽しかった。

 そして今回の川柳では、【ウチはウチ ヨソはヨソ】の母上の愚痴に関するものが秀逸。
 やはり言葉をうまく使ったネタは、面白さが増しますよね。
 ラストの【釣りの醍醐味】は、母上に報いがあってよかったです(ぇ

 


◆ ヤングキングアワーズ 感想

2017年04月05日 | ◆[不定期] ヤングキング・アワーズ

2017年5月号

 

 今月の『僕らはみんな河合荘』感想はこちら
 今月の『蒼き鋼のアルペジオ』感想はこちら

 今月の『ナポレオン -覇道進撃-』感想はこちら

 表紙は、『師匠シリーズ』より、師匠!
 めでたいはずの桜風景も、師匠のバックになると不吉です・・・何かいるし(^^;
 コミックス5巻、発売中です!

 

 

 『鬼を飼う』 (吉川景都 先生)

 舞台は満州・・・

 特派員として天久くんと徳永くんもやって来てますが、あの一件以来、天久くんは
 奇獣の話を避けるようになった様子・・・でしたけど、現地の人から奇獣の話を聞き、
 徳永くんは興味を持ち始めます。

 そして、宍戸伊知という軍人。
 龍虎会という大陸浪人の不良軍団の相手に、奇獣の「実験」をおこなっていたのが凄惨。
 どこか壊れているような雰囲気もある男が軍人という点に、大きな不吉を感じますね。
 再び、天久くんたちも巻き込まれてゆくのか・・・ 不穏な気配が漂います。

 

 『超人ロック トリビュート』 (太田垣康男 先生)

 今回のトリビュートは、太田垣康男先生!

 ということで、圧倒的な画面に、気圧されてしまいそうになりました。
 SF色濃厚な宇宙巡洋艦と重起動歩兵群、地獄と化す惑星、すべてが凄まじい。

 それもこれも、ただ1人を捕獲するため・・・
 あふれんばかりの軍勢が、ただ1人の元へ押し寄せるも、捕らえることかなわず。
 超人ロックという存在がいかに大きなものかを、画(え)で感じさせてくれる内容に、
 息をのまざるを得ませんでしたよ!

 

 『ますらお 秘本義経記』 (北崎拓 先生)

 依頼を断る瑠璃姫に、源範頼は・・・

 「顔が美形でない」から断ると言われる範頼さんでしたけど、それでも怒ることなく、
 義経のことを思い浮かべていたのは、お人好しすぎるものの、何だか憎めない(^^;
 しかし、梶原景時はお冠で、瑠璃姫を斬ろうとするのですが・・・

 といった展開に緊張感が高まるも、そこで与一がかかわってくるのは面白かった。
 与一の考える源平の戦における戦略も興味深かったですが、瑠璃姫の父・信春さんは、
 戦の流れを眺めて判断したがっていることが、地方の有力者のバランス感覚を感じさせます。
 そして、与一に選択を迫る瑠璃姫・・・ 与一の運命や如何に!?

 

 『アラサークエスト』 (天野シロ 先生)

 今回の冒険は、処女洞窟・・・?

 処女以外、立ち入るべからずという洞窟に挑むベアさんたち。
 婚約者のいるホクトさんが処女とは驚きでしたが、まあ、ベアさんは(´▽`;)
 「32歳処女のつくり方」とかリアルすぎて、何とも言えない気持ちに(ォィ

 しかし、その後処女であることが役に立つ展開は、イイ話でしたね(ぇ
 さらにセカンドバージンが、まさかの伏線だったのも笑いました!
 ショジョチュウタケのホイル焼きとか、男性は食べたくないでしょ!もう大笑!

 

 『おばけ道』 (漫画:小野寺浩二 先生/総合P:石黒正数 先生)

 台北でも、幽霊さがし!

 またも騙される宮原先生に、見守る親のような気持ちにさせられて、微笑んじゃいます。
 さらに、ガイドさんから注意されたマナー(お墓を指さしてはいけない)を、うっかり
 破りそうになる所も、微笑ましかった(ぇ

 そして、銭剣ではしゃぐ大人2人(小野寺&石黒・両先生)が愉快でしたね。
 「男子ってづぐ木刀とか買うよねー」と笑う宮原先生に、一撃くらわせていたのには笑!
 けど、第3のスポット・基隆鬼屋のエピソードは、キツイお話でありました。
 先生方は楽しかったけど(^^;

 

 

  
【コミックス5巻、発売中!】
●師匠シリーズ (原作:ウニ 先生/漫画:片山愁 先生

 

 師匠、すまきにされるの巻。

 今回、歩くさんと師匠を襲撃し、すまきにするうに君。
 何が起きたかわからず、戸惑う師匠ですが、歩くさんはいつも通り平然として、
 うに君の方は、この状況を面白がっています。

 それから、すまき師匠を肴に2人でパーティを始めていましたが、
 なんとか解放されようと、歩くさんの気を引くべく「おもしろい小咄」をする師匠。
 この内容が、たしかに面白かったりしましたけど、歩くさんは解放してあげない(^^;

 といった感じに、コミカルに始まった今回でしたけど、そのままのわけはなく、
 うに君が優しさを発揮して、師匠の封印を解いたことが、不吉の始まりだったのでしょうか?
 歩くさんはこうなると予見して、師匠をすまきにしていたと考えれば、つじつま合いますし。

 前半とは一変して、不穏な気配が全開となる終盤。
 そのおどろおどろしさに、寒気を覚えてしまうほどでしたが、はたして、うに君は
 この不吉な空間から師匠を救うことができるのか? 緊張をはらみつつ、今後も楽しみです!

 

 

【コミックス1巻、発売中!】
●スーパー・カルテジアン・シアター (六道神士 先生)

 

 今回、勉強会!

 期末テストが近づいて、全く勉強がわからなくなっていることに気付く春月さん。
 それはつまり、筥崎くんの成績が悪化する前触れであり、彼女にとっては
 憂慮すべき事態というのが面白い(^^;

 なぜか体が小さくなり、愛しの筥崎くんの形をしたロボを操って、日常生活を
 送ることになってしまった春月さんには、愛しの人の評判を落とすことは禁忌。

 そこで、開くんに勉強を教わることにしますが、花畑さんもピンチらしく、
 3人での勉強会が開かれることに・・・ といったお話でした。

 まあ、まともになるはずもなく、薬院先輩のお茶だの、開くんの普通発作だのと、
 混乱の極みに達していたのは、大笑゚(*゚´∀`゚)゚

 でも、春月さんにとっては、失敗の許されない非常事態。
 開くんがリタイアして大ピンチに陥るも、偶然居合わせた玉也先輩が救世主に!?
 春月さん、先輩が相手だと対応がまともになりますよね(^^;

 しかし、玉也先輩の指導は面白かった!
 いかにもテスト対策といった趣のことを述べていたのには、感服でしたね~。
 これは真面目に、試験に大切な事でしょう・・・なんて感じつつ、今後も楽しみです!

 

 

【コミックス『アオバ自転車店へようこそ!』17巻・発売中!
●並木橋通りアオバ自転車店 (宮尾岳 先生)

 

 新生活の季節!

 今回は、アオバ自転車店に研修としてやって来た西田くんの視点で進行。
 やる気なさげだった彼が、自転車店の諸々に触れ、変わってゆく様子が面白かったですね。

 はじめ、「自転車店なんて自転車並べて売るだけ」「あとパンク修理?」なんて
 言っていた西田くん、自転車が好きでもないのに、自転車店で研修することに、
 かったるさを覚えている様子。

 研修初日も、店の前の掃除や、自転車のクリーニングをやらされて、今一つ乗り切れない。
 けれど、自転車カゴの拭き方を外側と内側で変えるよう言われて、確かにその拭き方だと
 スムーズになることに驚いたり、工一さんの仕事ぶりに感嘆したり、退屈ではなさそう。

 そうしたことを皮切りに、自転車店の仕事の奥深さを感じてゆく西田くん。
 そして、お客様の求める自転車を、工夫によって「100%」完成させる瞬間を見た彼が、
 カゴの拭き方の秘密に気づいたり、自転車への見方を一転させていたのが爽快でした!

 最初、乗り気でなかった西田くんが、アオバ自転車店の仕事に触れ、学び、考え、
 人が変わったように仕事へ向き合うようになっていたのが、素晴らしかったですね。

 こうした良き現場に出逢えることの幸せってありますから・・・
 なんて感じつつ、今後も楽しみです!

 

 

【最終回!】
●マーチャンダイス (大石まさる 先生)

 

 火星のアパートに暮らす住人たちを描く物語も、最終回!

 最後は、スキュラ騒動の顛末が描かれてのシメとなっていました。
 あのルクミニさんの事件から、ここまで来たのかと、ある意味、感慨深いです。

 モリスさんの娘・鮎美さんが、両親の離婚から家出してしまったという状況。
 彼女、スキュラに出会ってしまっていましたからね。

 それを察して、マチコさんたちも「ねこねこ仮面」として出動!
 ここから、スキュラをめぐる一大騒動が起こることになったのは、驚きでした。

 
 鮎美さんたち若者が、スキュラ栽培している現場へ乗り込むサクライ警部補。
 そこで、「彼らの不幸はどなってくれる大人がいなかった事かも・・・」と
 考えるサクライ警部補は、間違いなく大人でしたね。

 そして、ルクミニさん率いるスキュラ軍団の来襲!
 警察署へ押しかける人々と、状況は混とんの渦へ・・・
 なんてお話が、最終回らしい盛り上がりを見せてくれました。

 結局、スキュラの脅威はカッパ星人の兵器のおかげで何とかなったものの、
 スキュラとの共生を望むルクミニさんや若者たちが、本当の意味で救済されたかどうか、
 微妙な気持ちにさせられる所が、切なさを残しますね。

 ルクミニさんがこうなってしまった経緯を思うと、少し複雑かもしれません。
 ライプニッツが、“彼女”を眺める場面が、一層そう感じさせます。

 
 とはいえ、大家さんもサクライ警部補も、マチコさんたちも頑張った結果、
 何とか事態が収まったことはよかったのでしょうし、マチコさんのモノローグが、
 生きることについて何かしら思わせる内容だったことも、納得のシメでありました。

 本作は、火星のアパートを舞台に、様々な住人たちの姿を描く群像劇的なお話でしたけど、
 あっさりアパートを出て行ってしまうパターンが多くて、正直、戸惑いもありました。
 もっと、じっくり住人を描くのかと思っていたもので(^^;

 ただ、それぞれのストーリーは重厚で、かつ奔放な軽快さもある雰囲気だったことは、
 とても魅力的であったと感じます。

 さて、ライプニッツが次に向かう場所には、一体なにがあるのでしょうか?
 大石まさる先生の次回作に期待しつつ・・・ 楽しませていただきましたー!