五里霧中

★ マンガなどの感想 ★

◆ まんがライフオリジナル 感想

2016年03月17日 | ◆4コマ誌③ まんがライフオリジナル

2016年4月号

 

 表紙は、『だから美代子です』より、美代子さん!
 桜模様の背景に、お団子とくれば、お花見のイメージということで、
 晴さんも、ミカちゃんも、福岡さんも、春の訪れを満喫中!

 
 今月~来月あたり、かなり忙しくなりそうですので、
 しばらくは、記事を短縮、まとめたカタチで書きたいと思います。

 

 今月の「楽しみで賞」は、『よんこまのこ』

 

 重野なおき先生『信長の忍び』がアニメ化!

 他社作品なのに堂々と・・・懐が深いですな、竹書房さま。
 ということで、アニメ化の喜びを子供たちに伝える重野先生。

 この先生の笑顔を見るだけでも、おめでとうございます!
 やりましたね! と、声をかけたくなってしまうほどなのですが、
 るい君とあいちゃんの反応は、「へー」くらいなもの(^^;

 しかも、あっさりテレビに興味を持っていかれて、先生、落胆!
 藤島先生になだめられる先生の背中から、哀愁がただよってましたよ・・・
 でも、アニメは楽しみです!

 

 

【コミックス1巻、発売中~!】

●りふじんなふたり (松田円 先生)

  

 30代女性2人の日常。

 吉野里美さんは、結婚を考えていない独身OLさん。
 太田香子さんは、優秀だけどダメ男好きのバツ2な方。
 そんな2人は友人同士で、それぞれの日常が描かれる4コマ作品です。

 今回は、職場で若い新人くんとの関係が、噂になっている里見さん。
 久留美くんとは、男女の仲というよりも「女子友」っぽい所が面白い(^^;

 噂について、里美さん自身は気にしていないものの、
 飯島補佐は真相を知りたがっていて、直接、里見さんに尋ねに来ることに。

 そこで、彼女の口から真実を聞いた飯島補佐の反応が、おやおや~?
 なものだったことは、注目すべきでしょうね。

 【うっかりこぼれる】安堵のため息。
 それは、気になっていた案件が解決しての安心感なのか、
 それとも、里見さんのことが気になっていたからなのか・・・

 一方、久留美くんの方は、香子さんと仲良くなっていて、
 とはいえ、それも彼の秘密を知られているゆえの関係なのですが、
 今回、その秘密を、里美さんにも打ち明けていたのは、面白かった!

 久留美くんを見た里美さんの反応が、「そこなの!?」というもので(´▽`;)
 これで、里見さんも彼の秘密を知ったわけですが、これがどう影響してくるのか、
 飯島補佐あたりも関わってくるのか、色々と気にしつつ、今後も楽しみです!

 

 

【ゲスト作品】

●ふくよかさん (井村瑛 先生)

  

 ふくよか女性のお話。

 福岡羽菜子さん(25)は、ふくよか。
 よく食べるようですが、一応、ふくよかを気にしてはいる様子。
 バスの中で足を浮かせて、微妙なダイエット(?)をしていたり(^^;

 そんな彼女は、大学の事務員さんで、職場でお菓子を食べては癒されたりと、
 そうした姿が、可愛らしく楽しい4コマ作品になっています。

 同じ職場の槙るみえさん(31)は、スリムで元気な人。
 福岡さんにエクササイズを勧めたりと、そのアグレッシブさが、愉快な個性に。

 また、大河内全さんは、福岡さんのあこがれの男性。
 メガネをかけた優しげな人ですが、彼の一言に赤面して、エクササイズを始める
 福岡さんは可愛らしかった(´▽`;)

 大河内さんにもらったチョコを、なかなか食べられなかったり、
 それでも食べると、とろけるような表情で幸せをかみしめる福岡さん。
 彼女のふくよかな可愛らしさが、とても魅力的に感じられる内容でした。

 食べるのが好きということで、何かを食べるときの愛らしさと、
 そこから醸し出される満足感に、こちらまで癒される雰囲気が良いですね。
 なので、ぜひとも、つづきを~!

 

 

●書店員 波山個間子 (黒谷知也 先生)

 

 書店員でブックアドバイザーな女性のお話。

 波山個間子さんは、書店員兼ブックアドバイザー。
 レジ・品出し・検品・発注などをやりつつ、お客様がお探しの本を
 探すことも、お仕事のうち。

 けれど接客は難しく、タイトルを間違えているくらいならともかく、
 「昨日テレビで紹介されたやつ」だとか「新聞で見かけた」なんて本を
 求めて来るお客様への対応は、さすがに無理だと困惑しています。

 ところが、店長さんはそうした本でさえも、見事に当ててしまうから
 驚きなのですが、そこにはちょっとした秘訣があって、それを聞いた波山さんが、
 タイトルを思い出せないお客様に、きちんと対応できていたのは、素敵でした。

 正直、私も、こういったリクエストに応えるのは無理だと考えていましたので、
 店長さんのやり方で、丁寧にたどってゆくことには、驚かされてしまいましたね。

 こうした丁寧な対応は難しいものですけども、それでもやりとげる書店員さんには
 頭の下がる思いです。 もっと書店のあれこれを眺めてみたいので、つづきに期待!

 

 

●ももみもののけ (芦の木あい 先生)

  

 トイレの花子さんに、友達を人質にされた少女は・・・

 桃実さんの友人ネコさんが、トイレの花子さんに囚われた!?
 そこで花子さんが要求してきたのは、桃実さんのパンツ?
 そんな風に、妖怪に狙われた少女を描く4コマ作品です。

 ネコさんは霊媒体質であり、ゆえに災難が降りかかることが多いとか。
 今回、花子さんに囚われたのも、そのせいかと思いきや、
 実は桃実さんの方に原因があったとかで、深刻な話に・・・

 とは、ならない所が面白かったですね(^^;
 ネコさんはまるで気にしておらず、むしろコミカルな雰囲気で愉快。

 そして、花子さんが桃実さんのパンツを欲しがる理由も、
 友達になりたいから、というもので、納得できるようなできないような、
 よくわからない感じが、シュールでよかった!

 それにパンツの見せあいとか、妙に背徳感を覚える内容にも、
 微妙な百合加減が感じられて、このあたりは芦の木先生っぽさがあったかも。
 その芦の木先生の新作ゲストということで、当然、つづきに期待です!

 

 

【その他】 

●だから美代子です (むんこ 先生)

 いよいよ、林田さんのご出産!

 陣痛が起きて、美代子さんに助けを求める林田さん。
 このあたり、頼りになる隣人がいることのありがたさを感じます。
 林田さんがヘタレな部分も大きいのですが、初出産、不安もあるでしょうし。

 その後、ダンナさんも来て、美代子さんたちは帰宅するものの、
 細かい報告を送って来るダンナさんに笑! まあ、これも気負いゆえでしょうね。
 そして無事に出産できましたが、子供の名前には大笑゜(*゜´∀`゜)゜
 前回、まさかのお名前ということで、候補から外れたと思っていたのに、不意打ち!

 

●きらきらビームプロダクション (板倉梓 先生) 

 あかねさん、ライブで絶好調・・・と思いきや?

 ステージを下りた途端に、ぐったりしていて、実は熱があるのだとか。
 このあたり、さすがアイドルといった感じですが、無理をするなと
 宝田くんに注意されていたのは、やむなしでしょうね。

 そして、あかねさんの家へ行くと、そこには3つ子の弟くんがいて、
 彼らのはっちゃけぶりと、宝田くんのマネージャーぶりが、楽しかった!
 それにしても、弟くんたちがあかねさんの気持ちを指摘していたのはもちろん、
 あかねさんが宝田くんの気持ちを看破していたのは驚きでしたね~、バレバレか。

 

●放課後さいえんちゅ! (小駒みや 先生)

 再登場ゲスト! 相変わらず、何かを爆発させてる科学部です。

 風船の実験をしていた舞さんですが、風船を胸に詰める意味がないという
 根本的な問題から、胸の大きさの大小による勝ち負けの結論を導き出していて、
 これが科学か・・・と感心しちゃいましたね(ぇ

 そして、助手さんのシャボン玉遊びで、大きなシャボン玉に包まれる
 舞さんとロボさんが、とても素敵な感じでありました。
 結局、シャボン玉でも爆発オチになっていたのは、愉快でしたけど!

 

●もしも部 (ノッツ 先生) 

 3回連続ゲストの3回目! ラストの部は、写真部。

 張り出されている部活動写真を眺める少年でしたが、
 そこで写真部の人見さんに声をかけられ、「君は何部なの?」と
 聞かれたことで、もしも部の活動を披露・・・と言っても、妄想するのみ(^^;

 まさか本人を目の前に、本人との青春を妄想していることを伝える少年の
 度胸には恐れ入りましたけど、最後の人見さんの行動をみるに、まんざらでもない?
 と感じさせるラストが素敵でしたね。 これは、もっと読みたい作品です。

 

●エデンの東北 (深谷かほる 先生)

 おかーさんの化粧は、魔法のごとし・・・

 お買い物で、化粧品を買いに来たおかーさんでしたが、そこにいた男性客が
 女性なのに化粧もしないのはみっともない、なんて話をしていて、
 抵抗を感じたおかーさん、一念発起、化粧をやめることに!?

 化粧をしなくたって、みっともなくなんかない。
 という意気込みでしたけど、化粧しないと、まるで別人になっていたのはともかく、
 性格まで丸くなっていたのは笑゜(*゜´∀`゜)゜ 気合の入り方が違うのですね~。

 お見合い・面接・演劇の主役と、それぞれ気合の必要なことに化粧が必要。
 そんな内容に化粧の必要性を認めつつ、ラスト4コマ【めんごい人】では、
 化粧をしていても、していなくとも「めんごい」という微笑ましさが、素敵でした。

 

●幼なじみリレイション (安西理晃 先生) 

 成績順上位30名が発表されていますが・・・

 紘くんも、23位と大健闘だったものの、カンニングを疑われるフビンさ(^^;
 未来さんは5位ですが、それも母上からのプレッシャーゆえに、やはりフビン。

 そして、珠鈴さんと蒼太くんは赤点だらけで、勉強を教えてほしいと頼んできます。
 しかし2人とも仲が悪く、すぐに衝突してましたが、未来さんの一喝でしゅんと
 なっていたのは笑! 珠鈴さんは嬉しそうでしたけど(´▽`;)

 それにしても、頭が良いと思われている未来さんですが、それは彼女の努力の結果
 が大きくて、そのことを理解しているのが、紘くんだというのは微笑ましかった。
 あと、紘くんのカンニング疑惑に震える先生、可愛かったですね(ぇ
 
 


◆ まんがタイム 感想

2016年03月14日 | ◆4コマ誌② まんがタイム

2016年4月号

 

 表紙は、ガーデニングな課長さん!
 エプロン姿で、花の世話をする様子が、春の訪れを感じさせます。
 他、あみかさん、まりあさん、茜さんも一緒!

 
 今月~来月あたり、かなり忙しくなりそうですので、
 しばらくは、記事を短縮、まとめたカタチで書きたいと思います。
 ご容赦のほど、よろしくお願いいたします。
 
 

 今月の「専業シュフで賞」は、『神シュフ☆エンタ』

 

 働く女性と、主夫さんの物語、2回目ですが・・・

 職場で、新入りさんから「主夫」であるダンナさんについて、
 ダメ出しされてしまう、きーちゃんさん。

 愛情弁当を持たせていないに始まり、干したて布団で寝ていたことなど、
 様々なダメ出しが、ちょっとウザいほど(ォィ

 でも、これって以前は、専業主婦に対して向けられていた文句でもあるな~
 なんて感じますと、この男女の転換は、色々と示唆的でもあります。

 しかし、エンタさんの主夫っぷりは、家族のためになっていたりと素晴らしく、
 従来の専業主婦さんの多くにも、ここまでスーパーでないにせよ、
 そうした面があって、決して悪いものでもなかったはずですよね。

 というか、むしろ専業シュフできる世の中の方が、
 色々と余裕があって、良い気がするんですけどね。

 

 

【コミックス29巻、発売中~!】
●ラディカル・ホスピタル (ひらのあゆ 先生)

  

 承諾書や同意書が、不安を呼ぶ・・・?

 手術患者の豊原さん、承諾書や同意書を書くことに、抵抗を覚えている様子。
 病院側が責任を放棄しているように受け取れてしまうことが原因ですけど、
 ニュアンスとして、そう感じる面はありますよね(^^;

 ただ、桃山さんが説明しているように、本来は軽い内容だったものの、
 患者さん側からのクレームによって、どんどん増えていったというから、
 どちらかといえば、患者側の問題でもありそうです。

 しかも、患者さん側は、クレームと思っていないで述べていたりする
 なんてことに、病院側の苦労がしのばれます。

 まあ、逆に同意書などで、覚悟が決まるなんて方もいらっしゃるようで、
 人の感じ方は千差万別ということでしょうか、難しいものです。

 だけど、色々と不安に思っていた豊原さんも、同意書にサイン。
 それは、桃山さんがやさしく根気強く、話を聞いていくれたからこそ、
 という点が、素敵に感じられました。

 そりゃ、そうですよね、手術前の不安に、押しつぶされそうなとき、
 グチやクレームが飛び出してしまう心情、何となく察せられます。

 そこを、病院側(この場合、桃山さん)がきちんとケアしている構図に、
 安心感を覚えられるということなのでしょう。 理想のカタチかも。

 これだけ親身になってくれるのが、桃山さんなのだから、
 豊原さんがグルグルしちゃうのも、当然ですね(ぇ
 なんて、ラスト【回る回るよ】で感じつつ・・ 今後も楽しみです!

 

 

【スピンオフ!】
●揺らめいてバス子さん (トフ子 先生)

  

 バスのあの娘が、主役!?

 『さわらせてっ!あみかさん』に登場するバスの子=バス子さん。
 彼女の視点から、その日常を追ったスピンオフ作品です。

 最近、朝にきちんと起きられるバス子さん。
 というのも、モチ神=あみかさんに会うため、バスの時間を合わせているのが
 理由というから、徹底してます(^^;

 しかし、モチ神が乗っていないと、テンションがだダダ下がりになったり、
 何というか、もうそれって恋じゃないか? 状態になっているのが可笑しい。

 また、今回の本編とクロスする瞬間があったものの、モチ神の存在には
 気付かなかったり、バス子さんもまだまだな感じでしたが、
 ストレッチボールの感触で、モチモチ感を代用したりと、もはや重症です。

 そして、ようやくモチ神に会えたというので、大喜び!
 というか、歓喜の涙まで流すほどだったのには、大笑いでした゜(*゜´∀`゜)゜

 などなど、バス子さんの日常を追ったスピンオフ。
 というか、バス子が正式名称ということで、よろしいんですかね(´▽`;)
 今後、本編での活躍に、ますます期待です!

 

 

【ゲスト作品】
●北斎のむすめ。 (松 阪 先生)

  

 タイトル通り、葛飾北斎の娘・お栄さんの物語。

 「まんがタイムオリジナル」で連載中の本作品。
 かの有名な絵師・葛飾北斎の娘・お栄さんも、また絵師。
 そんな彼女と、ほかの絵師との交流や、江戸情緒が楽しい4コマ作品です。

 勝手気ままな父親に振り回されるのは、いつも通り。
 また、姉のお辰さんからは、色々と言われてますが、
 髷を結った方がよいという話が、ラストにかかってきていたのは、面白い。

 お栄さんは髪を、ひとつに結ぶだけにしているようですけど、
 髷を結った姿も、なかなかどうして、素敵じゃないですか~・・・
 と思ったら、意外な事実がラストオチになっていて、笑゜(*゜´∀`゜)゜

 そうした、お栄さんの日常が愉快だったりもしますが、
 本作は、江戸の話や、ほかの絵師たちとの交流も、面白味になっています。

 歌川広重、歌川国芳、また作家の滝沢馬琴など、有名どころが登場し、
 お栄さんと会話する内容が、これまた楽しかったりしますからね~。

 他にも、江戸における市井の生活などが、興味深かったりもしますし、
 まんがタイムオリジナルにて連載中ということで、今後もますます、注目です!

 

 
●ゲンバ女子のおしごと! (森つぶみ 先生)

  

 工務店で働くことになった女性のお話。

 春日井あかりさん、リフォーム工事をおこなう三時屋工務店で、働くことに。
 そこには、社長さんをはじめ、個性的な人々が・・・と思ったら、
 あかりさんも、かなり個性的! そんな工務店を描く4コマ作品です。

 まず、社長さんのノリが愉快で、そのあたりに楽しさを感じますけど、
 他の人たちは、そのノリについてゆけてない所があったり(^^;

 ところが、あかりさんは社長と同じノリの人で、その相乗効果で、
 コミカルなテンポを作り上げていように感じます。

 そして、現場監督のカンナさんは、男性顔負けのパワフルさで、
 けっこう厳しい感じですが、あかりさんも驚く大きさの胸が特徴的(ォィ

 また、大工仕事から左官や塗装までこなす職人の建さん、
 社長の甥っ子である見習いのりょうくんも、それぞれ面白い所があって、
 彼らとあかりさんとのやりとりも、楽しく感じられました。

 何より、あかりさんの【大型新人】っぷりには、驚かされましたね。
 そんなこんなで、愉快な人たちの働く工務店のお話でしたが、
 作品全体のノリがよく、読みやすく楽しめるのが魅力なので、つづきに期待です!

 

 

●スリープシープ (近藤あやの 先生)

  

 夜眠れないと現れる、羊の群れ・・・

 井上さんは、夜眠れないことに悩むOLさん。
 そのため、羊の数を数えながら寝てましたが、そこに現れたのは羊の群れ!?
 何でも、快眠をサポートする「スリープシープ」なのだとか・・・

 と始まったものの、さすがに驚いた井上さんに「帰って」と言われ、
 1匹を残して去って行ってしまいます(^^;

 その残った1匹が、眠りをサポート・・・するのかと思いきや、
 「眠っちゃダメェ~」とか言い出して、寝かせないのだから、とんでもない。

 そこから始まる、井上さんと羊のやりとりが愉快だったりしましたが、
 井上さんの眠れない原因である緊張が、羊のおかげで解けたのかも?
 と思わされる展開は、なかなか爽快でしたね~。

 

 

【その他】

●まりあ17 (むんこ 先生)

 宝くじなんて・・・とは言いますが?

 「当たったらどーしよう」ってワクワクすんのが目的、なんて言葉が
 けっこうロマンがあって、よろしいんじゃないでしょうかね。

 ということで、宝くじにかかわる様々な人々の色々な話が面白かった今回。
 まさかの大当たりを引き当てたまりあ母でしたが、まりあさん曰く、
 「勝負に勝った実感がない」という勝負師気質には笑゜(*゜´∀`゜)゜
 使い方が、らしいんですけど、もったいないなあ・・・

 

●大家さんは思春期! (水瀬るるう 先生) 

 次のイベントは、ひな祭り!

 ということで、友人たちのひな祭り話を聞くチエさんでしたが、
 さくらさん家の豪華っぷり、森さん家のお手軽系、チエさん家のお内裏様だけ、
 そして、マユさん家の猫系と、家庭により様々なひな祭りが楽しかったり。

 アパートでは、前田くん以外の住人たちの話が、これまた面白いのですが、
 なっちゃんもひな祭りを堪能していたというのが、らしいといえば、らしい(^^;
 でも結局、前田くんだけ蚊帳の外状態なうえ、“一般人”にされていて、お気の毒!

 

●あしながおねえさん (シモダアサミ 先生)

 長男・航くんの誕生日・・・ですが?

 千伽さんが、航くんの誕生日を知っていることに驚く本人ですが、
 生まれたときに病院にいたというので、納得・・・だったものの、
 航くんは、誕生日は祝わなくてよいと言い出します。

 というのも、それは母上の命日と重なるため。
 なんてお話が、昨今の「不幸のあった日に祝い事など不謹慎」
 という風潮について、考えさせられる内容になっていましたね。

 でも、やっぱり祝いたいことってあるわけで、このあたり、
 航くんにかけた千伽さんの言葉が、本当に素晴らしくて、納得でした。
 楽しい誕生日が帰って来た、という雰囲気に、笑みもこぼれます。

 

●鉄仮面のイブキさん (市川和馬 先生) 

 イブキさんをデートに誘う喜多くん・・・?

 といっても、仔犬用の買い物に、ペットショップへ行こうという話(^^;
 でも、2人きりで、というあたりに、喜多くんの精一杯の勇気を感じます。

 相楽さんが付いてこようとするのを、喜多くんが見事に阻止していたのは笑!
 相楽さん、完全に哀原先輩が苦手になってますね~・・・良い意味でかな?
 そして、友人たちとデートのシミュレーションをする喜多くんでしたけど、
 ラストの展開には、ちょっと驚き。 どうなっちゃうのでしょうか、楽しみです!

 

●見晴らし良子さま (きなこ 先生)

 今日も可憐な良子さま。

 ですが、同時にたくましかったり(^^;
 それでも、周囲にはお嬢様に見られる所が面白い。
 にしても、「蚕から生糸を紡いで作ったパンツ」ってスゴイんですけど。

 財布を持ってないと言えば、カードを持っているのかと思われ、
 ケータイ持ってないと言えば、なぜか執事が飛んでくると驚かれ、
 周囲の好意的に誤解する様子が、妙な安心感になっている面白さがありますね。
 金成さんの敵わぬ対抗意識や、弟・翔吾くんの食料係っぷりも、愉快です!

  


◆ まんがホーム 感想

2016年03月12日 | ◆4コマ誌① まんがホーム

2016年4月号

 

 表紙は、春一番でオーモーレツ!な、らいかさん!
 春めいてきた雰囲気が、あたたかです。
 そして、月英&孔明さん、穂苅くんと手塚さんも、お花見!

 
 今月~来月あたり、かなり忙しくなりそうですので、
 しばらくは、記事を短縮、まとめたカタチで書きたいと思います。
 ご容赦のほど、よろしくお願いいたします。

 

 今月の「そんな言葉あったのかで賞」は、『ローカル女子の遠吠え』より、七ブラ!

 

 ゲストで再登場! コミックス1巻は、5月7日発売!

 静岡へUターンした女性のお話ですが、今回もローカルネタの数々が。
 公的機関の窓口に同級生がいるなど、街の狭さを感じるりん子さん(^^;
 まあ、これは私も、東京で経験あるのですけど、頻度の問題かな。

 他、ハッチさんの性格のお話や、りん子さんと仲良くなった経緯なども
 楽しい内容でしたが、ちょっと驚いたのは、「七ブラ」という言葉。

 りん子さんの母上が「七ブラ」してて、何のことかと思ったら、
 「銀ブラ」に対抗して、七間町をブラブラすることを「七ブラ」というとか。
 ただ、りん子さんたちは知らなかった言葉らしいので、世代の問題か(´▽`;)

 しかし、確かに銀座は、もともとは京都から静岡を経て、東京に来たので、
 ルーツとしては、静岡が誇ってもおかしくないのですよね~。

 余談ですけど、銀座をブラブラ歩くことを「銀ブラ」と言うのですが、
 ブラックコーヒーを飲むことという説も出てきているらしく、面白い所ですね。
 歩く方が元祖と思うのですけど、詳しくは存じ上げません。

 

 

【2本立て!】
●孔明のヨメ。 (杜康潤 先生)

  

 劉備、檀渓を跳ぶ!

 蔡一族の陰謀により、命を狙われる劉備さん。
 巧妙に趙雲さんと引き離され、刺客たちを前に大ピンチ!?

 が、馬を使って脱出に成功し、ホッと一息・・・と思ったのも束の間、
 迅速に追手がやって来て、再び窮地に!

 そして、前方には川があり、もはやこれまで・・・
 といった感じでしたけど、三国志を知っている方であれば、
 ここは名場面の1つであると、察することができますね。

 劉備、檀渓を跳ぶ。
 眼下は川という状況で、馬に乗ったまま崖を跳び、川を渡りきる劉備さん。
 刺客たちの馬は、とても崖を跳んでまで追おうとはせず、逃げ切ります。

 一部の文献や物語では、劉備さんの馬は「的盧」と呼ばれ、
 乗った者を死に導くなんて伝承もある凶馬だったりするのですが、
 それを乗りこなした劉備さんの凄さを、印象付けるお話になっていますね。

 そして、難を逃れた劉備さんが出逢ったのは・・・?
 それは、2本目のお話で。

 

 

  

 逃げた劉備さんがたどり着いたのは、月英さんたちの荘園!

 まさかここで、この2人が出逢うとは、予想外でした。
 なるほど、「三顧の礼」の前に、月英さんとは顔見知りになっておく
 という展開は、納得のいくものですね~。

 しかし、劉備さんは月英さんを女性と認識しておらず、
 身なりの良さから「領主の息子」と勘違いしていたのは、笑!
 こうした月英さんに対する勘違い、なつかしい。

 そして、月英さんの方は、劉備さんを荘園に働きに来た人だと思っていて、
 互いに互いを勘違いしている所が、可笑しかったです。

 それにしても、劉備さんを日雇いで働きに来たと思っている
 厨房のご夫人から「流民」という言葉が出ていましたが、
 このあたりの知識は、三国志では興味深いものだったりしますね。

 そんな「流民」の劉備さんにも、待遇を良くしてくれるこの荘園に、
 劉備さんも「夢みてえな場所」だと感じていたのが、好感触。
 それだけ、月英さんと孔明さんの尽力が、大きいということですからね。

 ところが、そこへ刺客たちが劉備さんを追ってやって来て、不穏な空気に
 ・・・なんてお話になりましたが、毅然と対応する月英さんに、
 彼女をフォローする孔明さん、そして荘園の人々と、盛り上がる内容でした!

 さらに、ラストの再会は、劉備さんの運命を大きく動かし、
 孔明さんや月英さんにも関係する出来事へとつながってゆくのですが、
 そのあたり、どう描かれてゆくのか・・・ ますます今後も、楽しみです!

 

 

【新連載!】
●けいさつのおにーさん (からけみ 先生)

  

 警察官である、おにいさんとおじさんコンビのお話。

 まんがタイムジャンボで連載中の本作品が、こちらでも連載スタート!
 コミックス1巻も発売中です。

 穂苅士朗くん(26)と、手塚衛さん(42)は、警察官。
 彼らの働く姿を通じて、市井における警察官の姿を描いた4コマ作品です。

 
 今回は、落とし物のお話。
 大切な物を落としてしまったと、交番に駆け込んできた女性。
 なんでも「やしょうま」を落としたのだとか・・・長野の郷土菓子なのですか。

 遺失物に関しては、ネットワークによって、情報を検索できるようですが、
 穂苅くんの入力が遅くて、はかどらないものの、それを優しく見守る
 手塚さんと女性の醸し出す雰囲気が、穏やかでよかったですね~。

 そして、交番に届けられる落とし物の話をしてましたけど、
 傘や杖などはともかく、まさかお骨なんてものまであるとは、驚きです。
 こうした交番に関する話も、興味深い所ですね。

 
 それから、忙しそうな交番の様子を見て、いったん帰宅しようとする女性に
 穂苅くんが、落とし物に関して、安心させるように声をかけていたのは、
 好印象でありました。

 また、思わぬと所で見つかる落とし物に、人の善意を感じられる心地よさ。
 そんな雰囲気が、素敵でしたね~。

 などなど、落とし物をめぐって、交番で働く警察官の人々の姿に、
 感服する想いを抱くお話でしたが、実際、大変な仕事であるのでしょう。

 それでも腐らず、笑顔で、あたたかく接する様子が、安心感を覚えさせる、
 そんな4コマ作品・・・ 今回から連載開始とのことで、今後も楽しみです!

 

  

【その他】 

●らいか・デイズ (むんこ 先生)

 かのんちゃん、襲来!

 春休み、友達は旅行などに行くのに、自分は何もないかのんちゃん。
 母上はパートというし、ぐずりますが、「そういうお金がないから働きたい」
 と述べる母上に、あっさり態度をひるがえすかのんちゃん、現金な子供すぎ(^^;

 その後、暇を持て余したかのんちゃん、らいかさんの学校へやって来て、
 自由にふるまう様子が、楽しすぎでした! マッキーの掃除テクに感服したり、
 まなみさんの恋愛の師匠になったり、でも最後はやっぱり子供だったりと、
 愉快な来訪でありました。

 

●まなびやユーレイ (瀬野反人 先生)

 今回、いよいよ授業風景を拝めますが・・・

 同時複数教科でやっていて、本日の生徒は5名だけなのですけど、
 小さな世界で複雑な人間関係を展開していて笑!

 しかも、やたらと奔放な生徒ばかりで、ゆずさんは苦労している様子。
 一方、もう1人の講師・宮川くんは、成績優秀者を1人だけ担当していて、
 ちょっといけすかない感じなのですが、ゆずさんは気にしていないあたり、
 面白かったですね。

 

●よろずや男子 (胡桃ちの 先生) 

 シェルくんへご指名で、助けを求める女性が・・・

 駆け付けると、デート前の準備に手間取っているだけという(^^;
 そんな宮前さんに、丁寧に対応するシェルくん、プロフェッショナル。
 というか、お母さんみたいで面白かったり。

 しかし、ポメくんが明かす宮前さんの実年齢には、驚かされましたねえ。
 なんて思っていたら、ポメさんも同様で、外見だけじゃ年齢なんてわからない
 という教訓を得られましたよ。 「さん」「くん」の入れ替わりが、愉快。

 

●歌詠みもみじ (オオトリキノト 先生)

 父の威厳とは・・・

 もみじ父が忘れた資料を、届けに行くもみじさん。
 父親の勤める大学へ赴くも、そこでの父が外面モードで、
 いつもと違う姿になっていたのが、楽しかった!

 生徒の手前、自分をダシに使われたり、謙遜ゆえに貶められたりと、
 もみじさんのフラストレーションはたまってましたが(^^;
 それでも、ひょんなことから父の愛を知り、父と腕組む娘心が爽やか。
 まあ、オチがついてましたけど!

 

●マチ姉さんの妄想アワー (安堂友子 先生) 

 サト姉さん、人見知りすぎて、おかしいです。

 【普通にすげートラップ】『白鳥の湖』のジークフリート王子。
 その困難な道に、思わず同情を寄せたくなるのは、やむなしですね(^^;
 白雪姫の王子も、眠り姫の王子も、彼に比べれば( ;∀;)

 【聖剣伝説】伝説の剣を台座から抜く少年、彼こそが次期国王!
 と湧き上がる人々でしたが、少年自身は剣の抜けた理由を冷静に分析していて、
 ごもっともだと思ってしまいました(´▽`;) でも、国民の思いが強くて笑!

 他、鏡による美しさの選定が、他の基準を入れたことで、大きく変わった結果、
 「平均値のマジック」による奇跡(?)が起きていて愉快だったり、
 今回も、色々と楽しかったです!

 

 
 

【新人4コマまんが展 今月の一本!】

・しのぶお姉ちゃんのこと (早阪はや 先生)

 

 高校生の姉をもつ、小学生の妹さん。

 姉・しのぶさんは成績優秀で、学校では憧れの的になるほどですが、
 家では、妹のミイさんを溺愛する甘えん坊のような姿を見せています。

 そんな姉に振り回されるミイさんの様子が、面白い4コマ作品。
 とはいえ、何だかんだで、姉のことを好きな妹という構図も好感触ですね。
 この仲良しっぷりに、穏やかな気分になれますので、つづき~!
 
 


◆ ヤングキングアワーズ 感想

2016年03月10日 | ◆[不定期] ヤングキング・アワーズ

2016年4月号

 

 今月の『蒼き鋼のアルペジオ』感想はこちら
 今月の『僕らはみんな河合荘』感想はこちら
 今月の『ナポレオン -覇道進撃-』感想はこちら
 今月の『ドリフターズ』感想はこちら

 表紙は、『ナポレオン -覇道進撃-』より、ランヌ!
 現在のオーストリア軍との戦いでは、大活躍を見せていますが、
 元帥でありながら、“一戦士”としての勇猛さが伝わってくる姿です。
 
 

 『スピリットサークル -魂環-』(水上悟志 先生)

 フルトゥナへの切り札、発動!?

 フータが持ち出した切り札が、まさかそのような物とは(^^;
 あの過去生の、彼らが持ってきた物ということで、納得でしたね。
 それによって、フータに抑えられるかに見えたフルトゥナでしたが・・・

 彼の執念は、フータの力を上回り、もはや手が付けられないと思いきや、
 そこで助けが入っていたのは、クライマックスにふさわしい盛り上がりでした。
 彼らの述べる「やり直すのではない」という言葉が、彼ら自身の生きた道を、
 それが悲劇であったとしても、否定していない点において、感動的でしたね。

 いわゆる「やり直し」の物語があふれる中、こうした視点も大切だと感じます。
 輪廻の輪の中に、悲しいことなんて無いという考え方は、それ自体救いであり、
 フルトゥナへの大きな説得力になっていたことが、素晴らしかった。
 ゆえに、イーストとルンの新たな道も、祝福できるはず・・・ですよね。

 

 『リュウマのガゴウ』(宮下裕樹 先生)

 オリビアに迫る、神洲倭の軍勢・・・

 その圧倒的な脅威を、ミズガルズ軍が抑えていますが、
 実はそちらは陽動で、本命はまさか極寒の海を渡ってやって来た!?
 “リュウマ”だった領主が、その前に立ちふさがりますが・・・

 常人をしのぐ身体能力を有する神洲倭の兵を相手に、渡り合うリュウマ。
 ところが、傘の男が現れて、領主に“龍馬”と呼ばれる大男を当てたことで、
 戦況はわからなくなり・・・ なんて話が、エキサイティングでありました。

 神洲倭では忌み名であるはずの“龍馬”の名を持つ男。
 そして、武王の計り知れぬ力と、神洲倭側の脅威が目立ちます。
 領主リュウマ、その渾身の一撃の見事さが、華となりて散りゆく美しさ。

 

 『超人ロック ラフラール』(聖悠紀 先生)

 アルトベルクに扮したロニ父の奮戦!

 存分にラフノールの力を見せつけるロニ父が、痛快かつカッコよかった。
 敵のくり出す様々な力をうち伏せる様子に、頼もしさを感じましたね。

 しかし、監査官自らが動き出したことで、形勢は不明瞭となり、
 ロニ父がどうなってしまうのかと、ハラハラな展開でありました。

 そして、息子ゼクスは逃れたものの、そこをロックに発見されることに。
 ロックは何とか、ラフノールの人々の不満を帝国に向けないよう話しますが、
 ラフノールの名は消え、アルトベルク(ロニ父)を失った彼らが、
 どう動いてゆくのか・・・ 予断を許さないまま、今後も楽しみです!

 

 『聖骸の魔女』(田中ほさな 先生)

 飢えの苦しみを知る二コラ・・・

 そして、“魔女”アマラの過去を知ることになるのですが、
 これが壮絶すぎて、このように狂気に囚われてしまうのも無理からぬこと、
 なんて思ってしまったり・・・

 ただ、二コラはアマラの行動を、魔女ではなく、人間のものだと感じていて、
 そのために、アマラが本当に魔女なのか確かめることになるのですが、
 これが危険な方向へ・・・?

 ラスト、アマラの過去と、現在が交差する場面に、底知れない不吉さが
 あふれていたのが、身震いするほど素晴らしかったですね~。
 二コラは無事に済むのか? がぜん次回が楽しみです!

 

 『変身少女A』(朔坂みん 先生)

 フィギュア・ドールなどの祭典に来る、元魔王とかんなさん。

 ノリノリのサタヌスが面白かったりでしたけど、
 レモンミルクのおもらしフィギュアとか、本人に見せちゃアカンでしょ(^^;

 そこで、そのフィギュアを作っている人間に抗議に向かうかんなさんでしたが、
 思わぬ再会になっていて、もう仲間の絆って何なのだろうね、と切ない気分(ぇ

 変身少女って、マトモな人間おらんのかいな(´▽`;)
 でも、レモンミルクとゴールドハニーの“コスプレ”勝負は、可愛かったです(ぇ
 20代だってイイじゃない! むしろその方がワタシ的には(ォィ

 

 『マーチャンダイス』(大石まさる 先生)

 エアライツのレース中、事故に遭うニコルさん。

 彼女もまた、マーチャンダイスの住人で、アパートではその話題で持ちきり。
 しかし、ニコルさんはスポンサーに出資も打ち切られ、傷心中の彼女。

 レースを辞めたいのかどうなのか、己の心に問いかけるニコルさん、
 風を見に行くと、外出へ行きますが、そこで出会ったのは、風に乗る男。

 伝説のヤタガラスとして知られた男性に、ついてゆくニコルさんが、
 彼の普通のおっさんっぷりに、軽くギャップを感じつつも、なぜ飛ぶのか?
 という根源的な問いへの答えに、迷いを解消されていたのが、爽快でした!
 こーゆー話、好きです。

 

 
 
 

以下、ネタばれあります。 (未読の方はご注意ください)

 
 
 
 
 

【新連載!】
●ゼロ エンジェル (麻宮騎亜 先生)

 

 女子高生プロドライバー、公道無敗!

 岬愛華さんは、女子高生ながらもプロドライバーとして活躍する少女。
 そんな彼女が、新車を受け取りに来る場面から、物語は始まります。

 WRX STi といっても、車にまるで詳しくない私には、
 どれだけの機種なのか、よくわからないのですが、岬さんにとっては
 今後の相棒になる車ということで、愛着もひとしおといった風。

 そんな彼女が、横浜を舞台に、女子高生としての生活と、
 公道レースをおこなう姿が、描かれそうな内容となっていました。

 

 

 

 新たな生活を、楽しみにする愛華さん。

 友人たちと会話する彼女は、ごく普通の女子高生。
 車に詳しく、その話をするのは、珍しい点かもしれませんが(^^;

 新車の慣らし運転について、車のことを知らない友人・萌さんに話す
 愛華さんでしたけど、その説明が、車の事を知らない私にも、
 興味深く読める所は、よかったですね~。

 また、もう1人の友人・彩子さんを含めた3人での時間に、
 「自分が女子高生」だと実感する愛華さんが、穏やかに感じられました。

 しかし、公道を走る彼女は、女子高生としての非日常を満喫。
 さらに、モデルとしても活躍しているらしく、忙しそうです。

 そして、彼女のファンもいて、彼の乗るプリウスと、
 友人を乗せたまま、勝負になっていたのは、盛り上がりがありました。

 車に詳しくない私にも、その迫力とカッコよさが伝わってくる場面の数々。
 それだけで引きつけられましたし、連載スタートとのことで、今後も期待です!

 

 

【コミックス1巻、発売中!】
●鬼を飼う (吉川景都 先生)

 

 奇獣を扱う商店と、その周囲の人々の物語。

 昭和7年の東京に、奇獣を扱う奇獣商が存在。
 その店主・四王天のそばにいる少女に惹かれるものを感じた
 帝大生の鷹名くんは、奇獣にまつわる事件に、首を突っ込んでゆくことに。

 といったお話ですが、今回は、奇獣の存在を怪しむ天久くんの出番。
 以前、本来であれば存在しないはずの奇獣という存在を追って、
 深追いしすぎたために、命の危機に陥った天久くん。

 それ以来、怯えていた彼を見て、奇獣がいるのかどうか、
 興味を持った友人・徳永くんが、オンメバコ様なるモノについて、
 話を持ち掛けてきています。

 あけてはいけない箱。
 最近、一家惨殺事件の起きた家に、その箱はあるという話で、
 その中には、小鬼がいるとかいないとかの噂が・・・

 なんて内容だったわけですけども、なるほど、箱の中にいた小鬼と、
 一家惨殺事件の真相が判明して、そのつながりには恐れを感じずには
 いられませんでしたね~。

 ただ、奇獣商の主・四王天さんがやって来て、“正しい”対処をして、
 事なきを得ていたのを見ますと、扱い方の難しさが感じられて、
 人が安易に触れるべきではないということが、よくわかった気がします。

 そして、ここから新たに、奇獣を追う者が生まれたわけで、
 ますます今後も、楽しみです!

 

 

【シリーズ読み切り】
●ヒダルとヒルダ (鈴木小波 先生)

 

 ヒダル神と就職浪人な女性と・・・

 ヒダル神ふたたび!
 以前も登場していましたコンビのお話ですが、蛭田さん、
 就職浪人決定したようで、また人生に疲れてしまわないか心配です。

 友人たちとのグァム旅行へは行かず、パワースポットの高野山を来訪。
 それも、梅酒を所望するヒダル神のためとのことで、
 何のかんのと仲良しっぽい・・・

 と思ったのですが、和歌山はヒダル神にとって、ツライ記憶のある場所
 のようで、そのためなのか、ヒダルの様子がおかしくなり・・・?

 なんて展開が、ひやひやものでありました!
 けれど、その寒気が一転、お坊さんの登場により、花咲く温かさに
 包まれていたのが、楽しかったですね~。

 本来、恐るべきヒダル神の本性を垣間見れたり、
 それでも、ヒダルをかけがえなき存在と思っているらしい蛭田さんなど、
 2人の関係の面白さも光っておりました。

 巻末インタビューによりますと、読み切りではあるものの、
 シリーズになるようですし、2人の物語、ますます楽しみになります!

 

 

【出張ゲスト】
●霧くまs THE COMIC (高内優向 先生)

 

 霧くまたちの日常風景。

 「アワーズGH」4月号の収録分を、再編種して掲載したもののようです。
 アニメ『蒼き鋼のアルペジオ -アルス・ノヴァ-』のマスコット(?)
 霧くまたちのやりとりが、楽しく描かれる作品。

 各メンタルモデルが、愛らしいクマの姿になっていますが、
 今回は、コタツでバーベキューしている所が、滑稽です(^^;

 ハルナのカレー作りから、タカオ・ヒュウガを含めたガールズトークも展開。
 そこから、コンゴウ様がダメ出ししてくるものの、概念伝達空間の“マスター”
 (といっても喫茶店のそれ)にされたりと、愉快でありました!

 さらに、概念伝達空間のリニューアルから、オチまでが軽快で、楽しかった(´▽`;)
 本作のコミックスは、4月30日発売とのことで、楽しみです!
 
 


◆ 今月のドリフ

2016年03月09日 | ◆[不定期] ヤングキング・アワーズ

ヤングキングアワーズ 2016年4月号より

 今月の『蒼き鋼のアルペジオ』感想はこちら
 今月の『僕らはみんな河合荘』感想はこちら
 今月の『ナポレオン -覇道進撃-』感想はこちら
 
 
 
 

以下、ネタばれあります。 (未読の方はご注意ください)

 
 
 
 
 

●ドリフターズ (平野耕太 先生)

 

 黒王軍、迫る!

 人類の領域は次々に侵され、あっという間に
 オルテにまで迫らんとする勢いの黒王軍、その圧倒的なまでの迫力が
 伝わってくる見開きのトビラ絵は、すさまじかったですね~。

 「人間で無実の者は一人もいない」などという言葉を掲げて、
 ひたすら人を殺し、押しやる軍勢の恐ろしいこと・・・

 「原罪をもって生まれてきた」にもかかわらず、
 「贖罪の機は自ら台無しにした」存在であるがゆえに、滅びは必然と
 述べる黒王の抱えた人類への憎しみは、想像を絶しています。

 

 

 

 一方、オルテの帝都ヴェルリナ。

 押し寄せてきたのは、黒王軍ではなく、避難民たち。
 黒王軍に追われ、助けを求めてやって来たようで混乱状態。

 さすがに数が多すぎて、信長&サンジェルミも困惑している様子。
 というのも、黒王軍はわざと人々を逃がし、追い立てて、
 このヴェルリナへ押しやったと考えられるため。

 その目的を、信長さんは掃除に例えて、まさに「一掃」するためだろう
 と考えているようですが・・・

 

 

 

 晴明さん、来たる。

 信長さんの考えは、晴明さんの把握する黒王軍の動きと併せても、
 おそらく正解であり、その最終決戦地がヴェルリナということに。

 それにしても、ここで決めポーズ(?)をとっている晴明さんの後ろで、
 与一くんたちがダメ押しのポーズをキメていたのは、笑゜(*゜´∀`゜)゜
 ブッチくんを手招きする与一くんが、妙に可笑しかった。

 それはともかく、決戦地となるはずのヴェルリナですが、
 平地にあって、なおかつ城壁もないとくれば、防衛線には不向き。

 建設当時は、不要だと判断されたらしく、サンジェルミさんも苦い顔。
 このあたり、廃城のミルズくんの「やれることは何でもやっておく」
 という姿勢とは逆方向で、面白い所ですね。

 となると、ここはやはり、廃城へ撤退しての決戦ということになるのかも。
 拡張工事は、ミルズくんの指示で進行中のはずですし、
 まさに備えあれば憂いなし、ということになりそうです。

 

 

 
 黒王軍の食糧事情。

 さらに、食糧の問題もあるわけですが、ヴェルリナに人が逃げ込んで来れば、
 それだけ多くの食料が失われることになり、不利な状況となります。

 しかし黒王軍の方は、黒王の力で、その点はまるで問題なしというのが、
 あまりにチートすぎて信長さんもお冠(^^;

 そりゃあ、兵糧という軍事においては頭を悩ませる問題を、
 あっさりカバーできるのだから、ズルと言いたくなるのも当然ですよね。
 腹が減っては戦はできぬ、なんて言いますし、食料のあるなしは死活問題。

 そうした意味で、廃城のミルズくんは、食料・物資の管理も一手に担っていて、
 豊久軍団にとってかかえがえなのない存在になっていることが、わかります。
 ミルズくん、スゴイ!(そこに話をもってくの)

 

 

 

 避難民と豊久と・・・

 そして、我らが総大将・豊久さんはどこへ・・・と思ったら、
 避難民たちの前に現れて、何事か思うところがある様子。

 それを知った信長さん、止めないとめんどくさいことになると、
 焦っていたのは大笑゜(*゜´∀`゜)゜ 信用ないな~、こーゆー所では。

 しかし、避難民たちは〈漂流者〉である豊久を物珍しそうに眺め、
 中には国を追われた公子などもいて、豊久という人物を見極めようとするなど、
 注目を集めてしまっています。

 避難民たちは、〈漂流者〉を〈廃棄物〉と戦うためにやって来た者と認識し、
 ゆえに、すがりつくように助けを求めているといった雰囲気。

 そこから豊久は、いつもの調子で話し始め・・・と来たものだから、
 これは確かに、信長さんの心配通り、めんどくさいことになりそう(^^;

 「薩摩劇場」には笑いましたが、豊久による劇薬のごとき演説は、
 避難民たちに何をもたらすのか? 気になりつつ、今後も楽しみです!
 

◆ ヤングキングアワーズ 感想