2012年7月号
表紙は、傘をさすらいかさんですが・・・ 下に着てるのはスク水? なんとマニアックな(ォィ
梅雨をイメージしているのか、『東京!』は可愛らしいテルテル坊主スタイルのカッパだし、
『孔明のヨメ。』は夫が妻の雨避けになるとかラブラブだしで、面白い!
今月の「お久しぶりの登場はコミックスの宣伝なんで賞」は、王嶋環先生!
『紫乃先生〆切前!』2巻が6月7日発売とのことで、お久しぶりのご登場であります。
2巻が出ない作品も多いので、紫乃先生も出ないのかな?と思っていたのですが(コラ、
無事に発売となるようです。 紫乃先生と清野さんの関係がどうなるのかに注目ですね。
さらに、『オトメシュラン』もコミックス1巻が8月発売決定とのこと。
今回ゲスト登場しておりますが、いつもタイオリ感想で書いてますし、長文は割愛で・・・
【コミックス14巻、6月7日発売!】
●らいか・デイズ (むんこ 先生)
らいかさんのクラスでプール掃除!
なぜか嬉しそうな彼女に比べ、クラスメイトたちはうんざり模様。
プール掃除を喜べるらいかさんって、スゴイなあ・・・
【地上げ屋来華】のタイトルには笑ったけども、級友それぞれの行動・やりとりも面白い。
紺太先生のセクシー・マッキーへの“お仕置き”がスゴかった(^^; あんなになるとは!
あと、陽子さんのボキャブラリーがデスメタってるのも、そーとー可笑しかった!!
そして後半のお話は、ファミレスバイトのおねーさん家に、勉強教えに行くらいかさん。
しかし、まさかこのおねーさん家が、あそこまで大屋敷だったなんて驚き。
楚々としたメイドさんがお世話してくれるのはうらやましかったのですが(ぇ、
らいかさんへの【エスプリ】には大笑いでありました゜(*゜´∀`゜)゜ やるなメイドさん。
などなど面白かった今回。
最後はプール開きで、夏の訪れを感じさせる見事なシメ。
「今年の夏」はどんな日々が描かれるのか期待しつつ・・・ 今後も楽しみです!
【コミックス1巻、6月7日発売!】
●孔明のヨメ。 (杜康潤 先生)
黄月英さんと、彼女の夫・孔明さんの物語。
かの有名な諸葛亮(字:孔明)さんのヨメとなった黄月英さん。
学識豊かで工学・技術に精通する才女ながらも、家事全般はまるでダメ(^^;
そんな彼女と夫・孔明の、平和な時期の日々を描いたお話です。
今回は、元直さんたちがやって来たことで、おもてなしをする月英さん。
さすが黄家の娘さん、当時ではかなりの高級品でもてなしたので、元直さんたち驚き。
そこから話の流れで、孔明さんの昔話が始まることに・・・
でも、孔明さんが昔話をイヤがるのであれば、自分は聞くのを遠慮すると述べる月英さん。
なんという良妻っぷりか! そして、その姿が可愛すぎるダロぉぉぉ!! 人妻なのに(ォィ
「学」(大学のようなところ)で知り合った、孔明さんと元直さん。
ここでの「当時の学問所の仕組み」の説明は興味深いものでしたね~。
これ、西暦で言えば、まだ200年前後の時代ですからねえ。
それはともかく、昔はだいぶ「とんがっていた」孔明さん。
まだ若いのに「学」での成績は上位。
先輩たちに妬まれても怖気づくことなく、言い返しては論破論破。
これじゃー敵を作ってしまうばかりだよ、と先輩・元直さんにたしなめられるほど・・・
というお話でしたが、いやたしかに孔明さんって、かなり意識が高いっぽかったんですよね。
今回も、古の名宰相・名将として知られる「管仲」「楽毅」という人物名が出ていましたが、
孔明さんは若い頃、この2人に自分を比していたという逸話もあるくらいですからね~。
まあ、孔明さんもけっこうな人物なので、大言壮語と言い切れないのが凄い所なのですが。
ほかにも孔明さんの個性をうかがい知れる箇所があったりして、
杜康先生の「孔明」に関する博識さ・認識を感じられたのは、面白かったですね。
でも、この作品の孔明さん、可愛すぎる気が(^◇^;) ふくれっ面とか最後とか・・・
などなど、三国志が好きな方はもちろんのこと、そうでなくても楽しめる本作品。
私は三国志好きの端くれなもので、かなり楽しんでおりますし、
なにか孔明に関する記事を書いてみたいな~とも思っているのですが、なかなか時間が。
そんなこんなではありますが、ついにコミックス発売とのことで、今後も楽しみです!
【4コマ短編集『この果実は誰のもの』、6月7日発売!】
●タコとイカ / 女の子の下着 (仙石寛子 先生)
読み切り短編2つ!
イカを食べたい青年に「自分を食べて」と迫るタコのお話と、
下着を買いに来た女性と、店員さんが会話するお話。
イカを食べたい青年はなぜタコではダメなのか?
正直どーでもいいことですが、タコさんにはご不満。
やはり「食べる」=愛情ということの暗喩なのか、そんなことはどーでもいいのか・・・
一方、なぜか下着姿で下着を売る店員さん。
動揺する女性に一生懸命おススメしてますが、女性は自分に自信がないらしい?
胸は大きいのにもったいない(ォィ
そして話の流れは、2人の間に微妙な親愛の情を生んでゆくことに・・・?
いずれにせよ、いつも通りに、心地よい間のとり方が不思議なテンポを生み、
独特の空気感を創り出している仙石先生ワールドが、おもしろ楽しい。
共通しているのは愛ですかね、やっぱり・・・
コミックス『この果実は誰のもの』が6月7日発売とのこと。
また、本誌における仙石寛子先生のさらなるご登場をと、ぜひとも期待しております!
【ゲスト作品】
『花の任侠物語しずか』(火ノ鹿たもん 先生)は、他誌で感想書いたので長文割愛で・・・
●キミの後ろで恋してる (風都ノリ 先生)
ストーカー少女と、カン違い少年の、追いつ追われつ物語。
和菓子屋の娘・鬼ヶ原梅子さんは、洋菓子店の息子・桃川彰光くんに恋してる。
そこで、あとをつけたり、じっと彼の行動を見つめていたら、
ストーカー女と名付けられ、さらに何か誤解されてるような気配? そんな2人のお話。
一途な梅子さんの可笑しな行動が面白味となっていますね。
でも、おかげで彰光くんには拒絶されてしまうありさまで、
ちっとも近づけていない感じは少し可哀想かも?(´▽`;) まあ仕方ないんだけどさ。
絵柄が可愛いのは好感度高めですし、
かなり突飛な梅子さんの行動や、その身に起きる出来事が面白かったので、
つづきを期待しておきたいと思います!
●マネーちゃんず (今豊太郎 先生)
お金の擬人化4コマ。
お便りコーナー「HOTしませんか?」に掲載されている4コマ漫画が、ボリュームUPで登場。
これがかなり面白かったです! 1ヶ月に1ネタでは、なかなか伝わらないものですね~。
(追記) まんがタイムジャンボで掲載中なんですね。 最近読めてないので知らなかった;
邪魔扱いされるお金といえば、1円玉や5円玉の山。
たまればたまるほど、使うのも面倒くさいし場所もとる。
そんな扱いに不満な1円くんや5円さん、そして彼らを“包み込む”お財布さんに、
可愛らしい10円さんと、様々なお金に関する擬人化キャラクターがおりなすお話。
それぞれの特徴をとらえたネタの数々は、擬人化ものとしては上質。
キャラクター造形も良い感じですし、会話テンポもスムーズで読みやすい。
正直、こんなに面白いとは思っていなかったので、
「HOTしませんか?」作品にはもっと注目しておくべきですね。
現在6話目ですが、お札たちや、500円、100円、50円などもすでに登場していますので、
これはぜひとも“オールスター”で見てみたい! ということで、つづき期待でございます!!
●リフレク (ののきち 先生)
身体も心も、リフレクソロジーなお話。
足ツボ師見習い・青井空さん。
いつか自分のサロンをもつことを夢見つつ、師匠のお店で足ツボ押し押し。
そんな彼女の足ツボマッサージと、お客様との交流を描いたお話です。
閉店間際の常連さんのお相手で、いろいろ大変な空さんですが、
個性的なお客様との会話によって楽しく進行しています。
そんな様子が面白いのはもちろん、お客様のかかえる悩みについても、
それとは気づかぬままに、心のマッサージをすませてしまうところが、
心地よい物語になっていますね。
身体も心も軽くなる・・・
そんな空さんの素敵な足ツボマッサージ、もっと見てみたいので、つづき期待です!
【最終回!?】
●腐女子主婦がゆく! (青沼貴子 先生)
まさかの青沼先生BL道を描いた本作品も・・・ 最終回!?
BL作品を投稿してデビューをもくろむ青沼先生と、サポート役?のM元編集。
しかし、なかなかうまくいかず、ついにその敗因を突き止める青沼先生でしたが・・・
うーむ、私はBLに詳しくないものでしてよくわからんのですが、
やはり「ジュピター」じゃウケないということなんでしょうかね。
長年親しみ、あたためてきたキャラクターだけに、青沼先生のショックも相当でかい。
これでモチベーションが崩れたのか? と思いきや、意外と復活が早くて頼もしかった(^^;
なんだかスゴイ打開策を打ち出したり(M元さんに即否定されてましたが)、
次回作の構想があったりと、まだまだつづくBL道・・・ な感じでしたが、
とある理由で終了を迎えることになったようですね。
私はけっこう楽しんでいましたもので、ちょっと残念な気分ではありますが、
未知の世界の雰囲気と、青沼先生の意外な一面をのぞかせていただいた作品、
楽しませていただきました! ・・・再登場、期待しております。
あ、あとM元さんって、『センセイあのね?』の編集さんでもあるんですねえ・・・
コミックス1巻に出ておりましたが、鬼って感じじゃなかったけども、猫かぶり?(ォィ