2009年12月号
以下、ネタばれあります。 (未読の方はご注意ください)
●恋愛ラボ (宮原るり先生)
マキの様子がおかしい・・・いや、彼女はいつもおかしい(ぉぃ
・・・などと言ってもいられないほど、シリアスにお悩み中のマキ。
「恋愛研究」の言葉に神経過敏だったり、
エノの言葉を聞いて、“よだれ”をこぼしたり、
やはり〝恋愛の達人〟リコについて、悩みに悩んでおるようです。
でも、その悩みの原因は、
「リコへの信頼感が揺らぐこと」よりも、
「今までの関係が崩れてしまうことへの不安」
ということのようで・・・?
これは先月号の、“リコ友”の言葉が契機になっているのだけど、
それ以上に、『まんがタイムスペシャル』実践編での
ヤンの言葉が、かなり揺さぶりになっている感じですね~。
たぶん時系列的には、
ヤンの言葉(きっかけ・疑惑・動揺) ⇒ “リコ友”の言葉(疑惑の裏付け)
なのかな・・・と。
そして、動揺の核にあるのは「恋愛の達人」うんぬんよりも、
「“親友”も思い込みじゃないといいけど」という心ない言葉のように思います。
エノの言葉に反応したのも、「リコとの関係」について言及されたからだし・・・
こちらは冗談混じりですけど(^_^;) いつもの“エノ節”。
もしかするとマキは、
「自分の思い込みや暴走で、リコを巻き込んでしまったのかもしれない」
と、自責の念にさいなまれているのかも・・・責任感強い娘ですからね~。
などなど、シリアスなはずなのに、所々で「笑い」の要素も満載!
とくに今回は、サヨおもろすぎ(^◇^;)
サヨ、七変化してますけど、こないだ皆にイジラレまくったことで、
何かに〝目覚めた〟のかな? コスプレイヤー・サヨちゃん(えー
「ヒャハー!」じゃねー!!Σ(゜Д゜;)
それでも、やはり頼りになるサヨ先輩。
冷静に全体像をながめながら、的確な言葉をかけてくれる。
リコの悩み相談に乗りながら、マキの立場も考えている。
・・・・・・あんた、ホントに中学生?(´▽`;)
飛び出すリコを見送るサヨの視線は、優しくも頼もしい。
やはりサヨは、生徒会の土台をイイ感じに支えているなあ・・・
ちなみにリコが、「今度なんか おごるからさ」と言ってしまったのは、
失敗ですね・・・地獄の“守銭奴”サヨに、骨の髄までしゃぶられることでしょう(ぇ
さて、今後リコ&マキの関係は、どーなってしまうのか?!
マキはたぶん、「リコの親友でありたい」とは思っているはず。
リコだってそうだろうし、その点では問題ないでしょう。
でも、2人の関係の“しこり”となっている「嘘」について、
リコ自身がケジメをつけない限り、解決はしない。
そして、2人は「元通り」になれるのか?
いや、違いますね・・・今まで以上の信頼関係を築けるのか?
ここらへんに注目しながら、今後も楽しみであります!
(2本立て特別編)
『恋愛ラボ』、もう1本!
こちらはスズ主役で、棚橋兄妹の和気あいあい・アットホーム空間!!
「となりのトロロさん」、私も好きですよ(^o^) ちと、こわいけど(ぇ
スズは「犬バス」大好き。
兄の言葉で、「犬バス来るかも」と思ってしまったスズ。
その期待とがっかりの様子が可愛らし(o^∇^o) こりゃ、妹溺愛になるわな・・・
でも、スズって兄のことを「にぃ」って呼んでいたんだ・・・可愛いなあもー。
一方、スズ姉ヒロさんは、「アンタ」言ってます(;゜ー゜)
そんなヒロさんも、スズ溺愛のようで・・・
兄がスズを喜ばせ、「にぃ だいすきー」とその愛情を独占していれば、
対抗して愛を略奪しようとしてるし(^_^;) スズも、喜んで乗りかえとるっ!
溺愛環境で育った、スズの「箱入り娘」っぷりがうかがえますね。
彼女の純粋さと内気さは、こうして形成されたのかな?
兄・姉のいさかいに泣きそうになったりしていることからも、
無垢な優しさをもった子であることが感じられます。
棚橋家の、あったか兄妹空間。
そんな雰囲気に満ち満ちた楽しいお話でしたが、ラストのオチが(^∇^;
スズまで一緒に、親指立ててるし!
それぞれの家族を描く話というのも興味深く、
また物語世界のひろがりが感じられるもの・・・
なので、スズ兄妹はもちろん、
リコ姉弟やマキ姉妹、そしてエノ兄妹なんかの話も読んでみたいな~。
でも、そーなると宮原先生が大変だな~・・・
なんて思いつつ、
ドラマCD(12月23日)やコミックス4巻(12月26日)の発売を待ちながら・・・
今後も楽しみであります!
②へつづきます。