2018年4月号
表紙は、たけのこ掘りの部長代理さん!
ハチマキまいて気合満点、大きなのを掘り当てて嬉しそうです。
他、あみかさんも白石さんも竹田くんも、たけのこ尽くし!
今月号は、最終回作品が7つもあって大変でした。
次号より、休刊したジャンボやファミリーからの移籍組が来るようで・・・
今月の「竹田・デイズで賞」は、『竹田・デイズ』!
今回、『らいか・デイズ』特別企画で、竹田くん主役のお話!
いつも通りながらも、竹田くん視点で描かれる彼の生活が面白い。
塾や夕飯の支度で忙しい彼は、なかなか友達とも遊べず、そんな姿を
らいかさんに見られて、同情されているのかと思いきや? な様子に笑!
そして、寺田雄二先生の作品を読んで、本人にサインをもらいに行く行動力。
ここでユージくんが出てきたのも楽しかったし、竹田くんとの絡みが愉快で、
編集さんも含めたやりとりに、笑いっぱなしでした。
寺田雄二(ユージ)くんは『だって愛してる』の登場人物で、
こちらでは竹田くんと仲良し(?)なんですよねえ。
寺田先生の本を読む姿を見て「知らない顔」をする竹田くんを目撃したらいかさん。
このあたりの風情も良い感じでありました。
そんこんなで、いつも通りの竹田くんと、いつもと少し違った顔を見せた彼のお話。
他にも得票数の多かった、らいか母やマッキー、紺太先生の「デイズ」も
いつか見てみたいかもですね!
【最終回!】
●見晴らし良子さま (きなこ 先生)
貧乏だけどお嬢様と思われている少女のお話も・・・ 最終回!
最後も、変わらずお嬢様と誤解されながらも、どこ吹く風のマイペースな良子さん。
女子がヒソヒソ噂するワケあり転任教師に、「ワケあり、個性があって好き」と
フォローしてますが、ワケありはワケありでも食料品のことだったりするから愉快!
他にも、四つ葉のクローバーさがしで野草を探したり、スーパーの店員さんを熱い視線で
見ていると思ったら半額シールを待っていたりと、やたらと生活感あって面白いです。
そして、良子さんを一方的にライバル視する金成さんが一箱千円のティッシュを使うと
自慢してくると、気にせずに「私は自家製のティッシュを使ってる」なんて返しますが、
実は新聞紙をもんでやわらかくした物だというのが、何とも(^^;
そこへ、不良さんたちがやって来て、自家製ティッシュを奪おうとしますけど、
新聞紙なものだから話のかみ合わない所が、可笑しかったですねえ。
弟くんも、相変わらずお弁当を女子からもらってましたし、
いつもと変わらぬ良子さんの日常が繰り広げられた最終回。
私は好き作品でしたので、終了は残念ですけども、またどこかで会えるといいな・・・
なんて感じつつ、楽しませていただきましたー!
●ボンジュール仲居さん (ばたこ 先生)
フランスからやって来た金髪美女のお話も・・・ 最終回!
最後は、「若女将」なんて呼ばれるようになったサラさんと、旅館の日常。
朋香さんにまで「若女将」と言われて、慣れてないと照れるサラさんが可愛い。
朋香さんも、漫画の方で進展があったようで、めでたいことだらけですね。
宮原さんは後輩が入って先輩になるも、やはり慣れない様子で面白い。
また、福田様がサラさんの成長を喜ぶように、応対もだいぶしっかりしていて、
まさに若女将としての風格が備わってきているようなのも、良きこと。
と思ったら、やはりサラさんらしい所も残っていて、そこは安心できました。
そして、当然「若女将」なのですから、康弘くんは「旦那サン」。
このあたりの変化も、微笑ましい。
しかし、サラさんが祖父の初恋の人を捜しに来たという話、忘れてました(ぇ
そういえば、そんな感じでしたね・・・ 結局、見つかりはしなさそうですが、
とはいえ、サラさんが旅館に残ってくれるのが、何よりも嬉しい所です。
それにしても、康弘くんがサラさんに告白した時の話には、笑!
彼らしい早とちりが、良い結果を招いたあたり、性格が出ていますね。
などなど、まさかの「若女将」サラさんの姿が描かれつつの最終回。
こちらもサラさんの個性を含め、朗らかな所に魅了があったので終了は残念・・・
ですが、楽しませていただきましたー!
●おかわり自転車 (佐倉イサミ 先生)
楽しい自転車模様も・・・ 最終回!
最後は、ミトさんの転職が決まって、3人でのお祝いライド。
彼女デザインのオリジナルジャージに身を包み、仲良く自転車を走らせます。
はしゃぎ過ぎたコトコさんがさっそくバテたり、おいしいパン屋さんをめざす
レイさんがお茶目だったりと、やはり3人でのライドは楽しさいっぱいです。
そして、ミトさんのジャージは、転職中に行き詰った彼女が気分転換に
デザインしたもので、それが元気を取り戻す原動力になったというのも面白い。
それだけ、3人でいる時間が楽しさにあふれているということでしょうから。
しかし、そこでミトさんから衝撃発言!
転職先からの通達で、遠くへ行ってしまうとは、他の2人も驚いていますが、
それでも前向きに送り出そうとする所が、強い絆で結ばれていることを感じさせます。
なんて思っていたら、ちょっとしたオチがついて大笑! イイ話風味だったのに(^^;
ミトさんが大げさだったようで、肩の力が抜けるような安心感ありました。
などなど、ミトさんの遠方転属から、3人の絆を確認できた最終回。
自転車に「君のお陰で変わる事ができたよ」と感謝を述べるミトさんにしみじみ・・・
そんな風に、自転車の魅力を感じつつ、楽しませていただきましたー!
●だいじょうぶ!? カナ先生 (さんじゅうなな子 先生)
ドジっ子先生の日常も・・・ 最終回!
最後も変わらず、見ていて心配になってしまうカナ先生の様子が面白い。
野球部の応援に声を張り上げていたら、朝練に集中できないと言われてしまい、
声ではなく格好で応援しようとするカナ先生が愉快!
髪を切ってイメチェンしようとしても、デザインが微妙なものばかりで
生徒に心配されて止められたり、授業を始めようと教室へ入ったら、
年度が変わったのに前の教室だったりと、カナ先生のズレっぷりが相変わらず(^^;
他にも、荷物を持ったカナ先生を手伝おうとする男子生徒に、
自分の方が力持ちだとアピールすべく、男子をお姫様だったこするのも可笑しかった。
などなど、いつも通りのカナ先生が描かれての最終回。
生徒たちが時の流れと変化を感じる中、それでも変わらないカナ先生のドジっぷりに
むしろ安心を覚えてしまう心地よさ。
そんなカナ先生の様子が面白味であり、魅力であった4コマ作品。
楽しませていただきましたー!
●友ちゃん (ノコ 先生)
幼なじみの男子が好きな女子のお話も・・・ 最終回!
最後は、修一くんの好みにイメチェンしたい友ちゃん。
修一くんが、CMやドラマに出ている芸能人の少女を「可愛い」と評した所、
友ちゃんがむくれつつも、その人の髪形を真似しようと考えて・・・
といった感じに、修一くん好みにイメチェンを試みる内容になっていました。
すぐ好きな人に影響されると言われても、「可愛い」と言われたい思いが強く、
けなげな感じで可愛らしい。
男のために自分を変えるのか? という課題には、色々と議論もありましょうが、
少なくとも友ちゃんは、そうしたいと思ったからそうするわけで、
このあたりの自由意思は尊重されるべきかな、と考えます。
そして、実際にバッサリ髪を切り、黒に染めて、修一くんに披露する友ちゃん。
最初、別人かと思って緊張する修一くんが可笑しかったりもしましたけど、
「似合ってる」とは言うものの、「可愛い」の言葉が出てこない。
そんなもどかしさがありながらも、修一くんも言葉が足りない自覚はあって、
友人の晃太朗くんのおかげで、ようやく辿り着いていたのがよかった・・・
とはいえ、それでも不足はありましたが(^^;
などなど、彼のためにイメチェンする友ちゃんでしたが、
修一くんは鈍感すぎて先行き不透明・・・とはいえ、最後に良い兆候も見られて、
希望を抱きつつ・・・ 楽しませていただきましたー!
●パパは心配ご無用 (きんのりふみ 先生)
娘を溺愛するあまり、過保護すぎる父上の話も・・・ 最終回!
最後も、変わらず娘を愛する父の姿が、過剰ゆえに滑稽でした(^^;
お茶をこぼして動揺する父でしたが、娘に茶柱を見せたくて会社から持ってきた
というから、もはや重症ですね。
また、ミスコンが開催されていると知るや、エリカさんなら優勝できたと
言い張ったり、悪夢にうなされていると思ったら、大したことでもないのに
エリカさん絡みだと大げさに苦しんだりと、とにかく娘への愛情が的外れで愉快。
しかし、エリカさんからすれば、子供の頃はその大きすぎる愛情が、
自分を守ってくれているように思えたらしく、そのあたりは微笑ましい所・・・
でしたけど、今となってはちょっとしたことで大げさな父が、むしろ怖くて笑!
また、奥さんがご存命の頃、エリカさんにネックレスを残し、結婚したら渡してと
頼んだ所、父上が娘の結婚を想像して動揺していたのも、可笑しかった。
などなど、いつもと変わらぬ父親の溺愛と共に、エリカさんの子供の頃や
奥さんの話などが描かれての最終回。
何かイイ話風味で終わるのかと思いきや、やはり娘に疎まれる父というラストが、
本作品らしくて面白かった~・・・ なんて感じつつ、楽しませていただきました!
●ニッポンのワカ奥さま (木村和昭 先生)
スーパー若奥様と旦那さんのお話も・・・ 最終回!
最後も、変わらぬ2人の日常風景。
会社へ行く途中の一郎さんに、忘れ物を届けるワカさんでしたが、
その内容がお弁当の「中身」だったから、手渡されても困っていたのは笑!
また、あまりに美味しいワカさんの料理を食べて驚く一郎さん。
それを上品に笑いながら勝ち誇るように受け止めるワカさんでしたが、
それもそのはず、肉が入っていないスキヤキが美味しいとか、神業の領域です。
かと思えば、2人で出かける際、準備に手間取るワカさん。
それが、お鍋の焦げをとろうとしているのだから、ムダというか何と言うか・・・
他にも、珍しく一郎さんとの将棋に負けたワカさんですが、
ワザと負けて花を持たせたと思いきや、本気で悔しがる姿が可愛かったり(^^;
などなど、凄まじい能力を持ちながら、どこかズレているワカさんの様子と、
一郎さんのやりとりが面白おかしい作品でありました。
だいぶ長い間、読んできた作品でしたし、1つネタの4コマ漫画としても
安定感あったので終了は残念・・・ですが、楽しませていただきましたー!
【その他】
●ラディカル・ホスピタル (ひらのあゆ 先生)
雪の結晶にハマったみずはちゃん・・・なんて話から、結晶の話題に。
結晶作り専用キットなんてあるのは知りませんでしたが、出来上がるのが
「我慢の結晶」という滝沢先生の言葉には、クスリとしちゃいましたね。
また、石の結晶から胆石の話に移るあたり、医療マンガっぽくて面白い(ぇ
他にも尿路結石とか、痛そうな話題にキリキリとしてしまう側面も(^^;
そのあたりの話が、興味深かったですね。
●ウレ漫とガケ漫 (綾野綾乃 先生)
今回も、神木さんの手伝いをする白井さんでしたが、女子高生を意識しまくり。
なのに女子高生を描くのは苦手で、おじさんになってしまうのは、お気の毒。
そこへ編集の瀬戸明菜さんが来て、胸の谷間から名刺を出したりと面白かった。
また、白井さんが資料の制服を置いているのを見て、空手師範代をアピール
していたのは笑! そんな瀬戸さんが面白かったり、神木さんとの格差を
見せつけられ凹む白井さんが、自分の作品も愛されてると知る場面はよかった。
●見上げればいつも妹が。 (市川和馬 先生)
コミックス1巻は5月発売! そんな今回、大人の門限?
遥さんも大学生になるので、門限を延ばすと告げるツブテくんでしたけど、
彼自身は仕事が忙しくて遅く帰って来てしまい、遥さんに怒られてて笑!
そんなこんなで、忙しくて大変な状況のツブテくんが、ついにフラフラになり、
かなり危険な状況に・・・なんて感じでしたけど、遥さんの膝枕で休息をとって、
回復できたのは気持ち良かったですね。 大人の門限も、大事なのかも。
●世界史彼氏 (伊田チヨ子 先生)
前回、時代を越えた優芽子さんが出会ったのは、トゥト・アンク・アメン!
つまりツタンカーメンなわけですが、彼を運命の相手だと思い込んだから愉快。
優しく紳士な彼に惹かれるのもわかりますが、彼にはすでに奥方が・・・
そして、アンケセナーメンさんの侍女となった優芽子さんでしたけど、宰相アイや、
ミイラ作成の現場など、本格的に歴史の一端に触れていたのは興味深く楽しかった。
しかし、ツタンカーメンといえば、暗殺された王。 果たしてどうなるのか・・・?
●さわらせてっ!あみかさん (トフ子 先生)
今回、まひろさんが泊まりに来るー! ということで、先回りする沙織さんに笑!
大人の対応ができない彼女に、かがりさんが冷たい視線を送りますが、怯まないし(^^;
しかし、そんなかがりさんも「妹がふえたみたい~」とあみかさんが言うや、怖い顔。
なんて感じに、面白おかしいお泊り会になりましたけど、沙織さんが持ちこんだ仕事を
しっかり静かにこなす姿がレアで、しぐさがカッコよすぎて、別人だったのは愉快。
でもって、まひろさんも楽しそうでしたし、よかった~。
【まんがタイム 月間新人展】
・となりの超能力者ちゃん (スガラジカル 先生)
幼なじみの彼女は、超能力者!?
お弁当を忘れた雄くんに、超能力を使って渡そうとする少女。
どうも天然風味の超能力者らしく、幼なじみの雄くんを世話しているっぽい。
それでいて互いに、天然だから放っておけないとか、ズボラだから世話しないと
なんて考えている関係性が、面白い2人ですね。
雄くんのズボラさは、本当に超能力の助けがないと厳しかったり、
無表情な少女もテレパシーでは表情豊かだったり、色々と楽しそうですので、
つづきに期待したい所です!