五里霧中

★ マンガなどの感想 ★

◆ まんがライフオリジナル 感想

2016年06月18日 | ◆4コマ誌③ まんがライフオリジナル

2016年7月号

 

 表紙は、『ちぃちゃんのおしながき』
 バーベキューで夏バテ予防でしょうか、ボリュームあって美味しそう。
 他、「からぁ~ず☆」の3人やミカちゃんも! あと、しばいぬ子さんまで!

 

 今月の「結婚ってすごいなあで賞」は、『新婚よそじのメシ事情』

 

 今回は、袋ラーメンで驚き・・・?

 昼食、袋ラーメンでいいかと尋ねに来る王嶋先生。
 小坂先生としては、非常食用のつもりで買っていた物で、
 簡素な品が出てくると思いきや・・・

 袋ラーメンに、野菜をたっぷりのせた少し豪華なラーメンがそこに!
 1袋70円のラーメンを、280円まで持ってゆくガッツ。
 これはぜひとも、見習いたいものです。

 さらに、冷やし中華でも、小坂先生には驚きの世界を見せつけて来る王嶋先生。
 もはや感服というしかありませんでしたけど、やはり、そのガッツの原動力は、
 「結婚」にあったのだな~と思わせるラストに苦笑い(^^;

 いや、でも、それだけ結婚ってすごいもの、ということでもありますよね。
 手間と愛、これ大事。

 

 

【6月27日、コミックス1巻・発売!】

●幼なじみリレイション (安西理晃 先生)

  

 コワモテ弱気男子と、猫かぶり強気女子のお話。

 並川鉱くんは、顔が怖くて恐れられるものの、気弱な男子。
 中原未来さんは、評判の良いお嬢様と思いきや、強気な女子。
 そんな2人の幼なじみな日々が楽しい4コマ作品です。

 今回は、鉱くんが告白されたことで、一波乱。
 告白してきたのは、安部ひなこさん。
 周囲から恐れらている鉱くんの実像を知ったことが原因。

 つまり、鉱くんが実は心やさしい少年であると知ったことで、
 そうした行動に出たようですが、周りの人々は鉱くんを誤解したままなので、
 戸惑いが広がっている様子。

 そんな中、ひなこさんが未来さんに話があると持ち掛けて・・・
 といった内容になっていましたけど、なかなか複雑な話になってきました。

 ひなこさんとしては、未来さんが鉱くんと仲良いと考えて、そのことを直接
 聞きに来たようですが、未来さんとしては、家庭の事情から鉱くんとの関係を
 大っぴらにできないため、ひなこさんを応援するような形になってしまい、複雑な想い。

 未来さんと鉱くんが幼なじみであることは、一部の人間しか知らず、
 彼と(友人として)親しくしてることは、未来さんの母上にとって許されざること。
 それゆえに、秘密にしておかなければならない。

 このことが、だいぶ未来さんを苦しめていますが、今回、それが加速しそうな気配。
 では、鉱くんの方はどうなのか? ひなこさんのことについて考えていると、
 いつの間にか未来さんを思い浮かべたりしてますけど、それが意味する所は・・・?

 なんて気になってしまったお話でした。
 ひなこさんの登場で、幼なじみの関係にも、変化が訪れるのかどうなのか?
 鉱くんはどう返事するのか? 諸々に注目しつつ、今後も楽しみです!

 

 

【連載スタート!】

●もしも部 (ノッツ 先生)

 

 「もしも」で、部活動する少年の妄想青春ストーリー。

 ゲストを経ての連載スタート!
 もしも部活に入っていたら、という所から、妄想を繰り広げる部活動「もしも部」。
 そんな“部活”をする刈谷くんの青春模様(?)が、甘酸っぱくも可笑しい作品です。

 今回の部活動は、野球部。
 マネージャーの吉野さんは、運動部の選手レベルでありながら、
 マネージャーとして野球部員をサポートする少女で、そのけなげさが素敵です。

 彼女に、あれこれ世話を焼かれる刈谷くん。
 そうした日々を経て、吉野さんがなぜマネージャーをしているのか、その理由を知り、
 さらに野球へ打ち込む刈谷くんが、微笑ましかったり。

 そして、刈谷くんと吉野さんの関係も、気になる展開になりつつ、
 野球部に賭ける青春模様が爽やかで、熱いものを感じさせる内容でしたね・・・

 でも、これが全て刈谷くんの妄想なのだから、色々と台無し!
 友人の夏目くんに呆れられつつも、全開で妄想にいそしむ姿は、もはや尊敬レベルかも。

 ただ、妄想とはいえ、繰り広げられる青春模様は、本格的に甘酸っぱくて、
 見ていて微笑ましいものなのですよね~。 このあたりが、お見事だと感じます。
 さあ、あなたもレッツ妄想! といった風に、今後も楽しみです!

 

 

【7月7日、コミックス7巻・発売!】

●セトギワ花嫁 (胡桃ちの 先生)

  

 山奥の女性は、幽霊か? それとも・・・??

 ヒスイさんとヘキくんが、山奥の湯宿で出会った七宝さん。
 彼は、1年前に会った女性と結婚の約束をして、再会を楽しみにしているとか。

 連絡もとっていなかったのに、自信満々に彼女は待っていると言ってますが、
 その思い込みの激しさには、ヒスイさんもやや怖さを覚えていて笑!

 ヒスイさんとヘキくんは、幽霊などそっち系ではないかなんて話してますが、
 七宝さんは「生きた人間」だと信じている様子。
 そこで、実際に会いに行くことになりますが・・・

 なんてお話が、ミステリアスかつ、真相が気になる展開で、引き込まれましたね。
 本作だと、幽霊その他の場合が多々ありますので、可能性としては充分でしたし。

 はじめ、女性に会えなかったものの、夜には会えたことから、やはりそちら系?
 と思わせておいて実は・・・と思いきや? と、真相が闇の中のまま、
 二転三転させてくるあたり、お見事でありました。

 何だかんだで、結局はハッピーENDという所がよかったですし、
 ヒスイさん作のドレスは、人間でも幽霊でも似合ってますし、面白かった!
 そしてコミックス7巻は、7月7日発売とのことで、今後も楽しみです!

 

 

【6月17日、コミックス2巻・発売!

●美術館のなかのひとたち (黒田いずま 先生)

  

 大きな展示を、どう図録に載せるか?

 大きな絵画の前で、唸り声をあげている森さん。
 何でも、その大きな作品の写真を、図録に載せたいと思っているようですが、
 どうやって大きさを伝えようかと悩んでいる様子。

 近江さんは、写真に悩んでいるということは、文章はもうできているんですよね、
 なんて聞いてますけど、さらに森さんが苦悩していたのは笑! 笑い事じゃないけど。

 深夜テンションで書いた文章が使えないとか、あるあるだったり(^^;
 そんな図録づくりの苦労が伝わりつつ、可笑しく読めるお話でありました。

 結果、見事な形で図録に収めていたのは感服でしたね。
 こうした工夫があって、図録が作られていると考えますと、
 「美術館のなかのひとたち」の努力がうかがえる気がします。

 そんなことを感じつつ、コミックス2巻が6月17日発売とのことで、
 もちろん、今後も楽しみです!

 

 

【6月27日、コミックス完結4巻・発売ゲスト!】

●しばいぬ子さん (うず 先生)

  

 まさかのカムバック・ゲスト!

 コミックス完結4巻が、この時期に発売するということで、ゲスト登場。
 高校生になっても、大して変わっていない茶子さんや、しばいぬ子さんたち。
 なぽりんが「高校生らしいことをしよう」と言い出したことで・・・

 と始まりましたけど、なぽりんは相変わらず、なぽりんでした。
 電車通学しようと言い出したくせに、言い出しっぺが来なくてどうするっていう。

 さらに、ケンくんは「合コン」しようなんて言い出して、
 大人の階段をのぼってしまうのか~!? と気になりましたが、
 相手メンバーがケンくんらしいチョイスで、肩すかし(´▽`;)

 というか、ケンくんって最初は、ナイスガイみたいな雰囲気だったのに、
 だんだんおかしな人(犬)になっていって、これですからねえ。
 最終回直前あたりもハチャメチャでしたし(^^;

 それはともかく、そんな「しばいぬ子さん」の最終巻が、6月27日発売!
 これには正直、驚かされましたが、何があったのでしょうね?
 いずれにせよ、楽しみです!

 

 

【ゲスト作品】

●となりのハラペコ貴族 (井ノ上ふき 先生)

  

 大学生の青年が出逢ったのは、上品な少年とメイドさん!?

 日野誠一くんは、貧しい大学生。
 食費を削って生活するほどでしたが、そんな中、金持ちっぽい少年と、
 彼が連れているメイドさんに出逢い・・・

 と始まるお話。
 食事に行くらしい少年とメイドさんですが、何を食べるのかと思いきや、
 「たこ焼き」というから、あまりに庶民的すぎて、誠一くん驚いてます。

 たこ焼きを知らない少年クリスくんが、食べてみたいとのことでしたけど、
 クリスくんだけでなく、メイドのエレオノーラさんまで世間知らずなため、
 見当違いな行動をとっていて、可笑しかったり(^^;

 そこで誠一くんが、たこ焼き屋まで連れて行くなど、様々な世話を焼く様子が、
 2人のズレっぷりと共に、面白おかしく描かれていました。

 たこ焼きを食べるクリスくんや、ノーラさんも可愛らしかったですし、
 そんな2人に気に入られる誠一くんの世話焼きっぷりも、微笑ましかったので、
 つづきに期待ですね!

 

 

●ツインズサマー、もらとりあむ。 (芦の木あい 先生)

  

 双子と双子のお話。

 都会から田舎へやって来た双子、カナタさんとハルカさん。
 何やらワケありで、夏休みの間、いとこの家にお世話になる様子。
 そこで出逢った双子・茜さんと葵さんは、2人とはだいぶ性格が異なっていて・・・

 といった感じのお話。
 田舎へ向かう電車の中で、しんみりムードなカナタ&ハルカさん。
 そのあたりから、シリアスな内容を感じさせます。

 が、紙の切符の使い方が分からなかったり、無人駅の回収箱に驚いたり、
 いとこの家の玄関トビラが開いていることに固まったりと、
 都会と田舎のギャップに翻弄される双子が、可笑しかったりしました(^^;

 そして、茜&葵さんと出逢い、自然体で距離感の近い2人におののきつつも、
 何だかんだで楽しく過ごす姿が微笑ましく、良い雰囲気でありました。

 カナタさんは、人に触れられたりすることに強い拒否感を持つらしく、
 葵さんに手を取られた際、振り払ったりしていて、感じが悪かったものの、
 葵さんはあっけらかんとして、気にもしてなかったのが爽やか。

 何やら、ワケありらしいカナタ&ハルカの陰気が、そうした茜&葵の陽気に
 照らされて、良い方向へ進んで行くような内容になるのであれば、
 面白くなりそうですし、双子双子の物語、つづきにぜひとも期待したいです!

 

 

【その他】 

●きらきらビームプロダクション (板倉梓 先生)

 「からぁ~ず☆」単独ライブ!

 開演前、あかねさんがはやる気持ちを抑えきれずにすっ転んだり、
 きなこさんがこれまでのことを(ツッコミどころ満載で)思い出したり、
 色々とありましたが、あおいさんからつないだ手が、皆をつなぐ様子が微笑ましい。

 そして、いよいよステージへ。
 まさに晴れ舞台にふさわしい照明と歓声が「からぁ~ず☆」の3人を包んでいて、
 ここまで来たのだな~と感慨深かった。 3人の衣装も可愛らしかったですし!

 

●だから美代子です (むんこ 先生) 

 息子・波平くんの世話で大変そうな林田さん。

 まだ生後3ヵ月なので、食べる物にも気をつかっていますが、
 波平くんは不満があるようで、母とバトルになっているのが面白い。
 さらに、成長著しい姿に、パワフルさが感じられて愉快でしたね(^^;

 そんな林田さん母子を、見守るように接する美代子さんたちの存在が、
 ありがたく感じられる内容でしたけど、こうした近所のサポートって、
 今どきなかなか得られなさそうですよね。 それだけに貴重さが目立ちます。
 この空気感、良いですね~。

 

●ちぃちゃんのおしながき (大井昌和 先生)

 暑さの中、工夫を凝らした料理が美味しそう!

 と思ったら、野菜かき氷だの、冷やしやきとりだの、冒険しすぎでしょ!
 でも、母上が食欲ない所に、冷やし茶漬けなどを用意するあたり、さすがです。
 まあ、それも母に洗濯をさせるためでしたけど(^^;

 そして夜は、ビールに合うつまみで争う常連さんたち。
 唐揚げ、野菜、枝豆と、どれも外せないですし、ちぃちゃんの用意した
 アサリ料理なんて、もうたまらないでしょー! はー、食べたいです。

 

●だってせっかく雨なんだから (仙石寛子 先生) 

 季節は梅雨、やっくんに傘を届ける母上でしたが・・・

 そこには、置き傘を手に、1人の女子と相合傘で帰って来るやっくんの姿が。
 しかし慌てもせず、母の持ってきた傘を女子さんに貸すことで、一件落着。
 ではありますが、女子さんの気持ちはどうだったのか、気になりますね。

 それはともかく、女子さんと別れた後、やっくんの肩が濡れているのを見て、
 息子の成長を感じ取りつつも、複雑そうな母上が、何となく可愛らしかったり。
 あと、やたらと息子と相合傘をしたがる姿も、可愛かった~。