黄響く

１０月２６～２７日の紅葉狩りツアーの最初の目的地は、長野県南佐久郡の佐久穂町と小海町との境（境界未確定） にある白駒の池だった。
しかし、もうすでに紅葉は散ってしまっているということで、急遽予定を変更。 隣の茅野市の御射鹿池（みしゃかいけ）へ行くこととなった。
ここは、諏訪ICから奥蓼科温泉郷に通じる「湯みち街道」沿いにある小さな農業用ため池。
御射鹿池（みしゃかいけ）の名前の由来は、諏訪大社の「鹿狩り場」が名称の由来とされている。

しかし、この池は、東山魁夷が描いた「緑響く」のモチーフになっていることで有名で、知る人ぞ知るといった穴場的存在。
私たちのバスが着いた時は、数人の客しかいなかったが、帰る頃には道路に何台ものバスが停車していた。（駐車場はないので、バスは乗客を
降ろすと、紅葉見物が終わる頃にまた戻って来るということになる。）

長野県は、東山魁夷からの作品と関係図書の寄贈を契機に１９９０年に東山魁夷館を併設した。数年後、私は善光寺参りのついでにこの作品を
見て、感動したのを覚えている。
この絵は、シャープのＡＱＵＯＳのテレビＣＭにも登場した。（吉永小百合も）


「緑響く」 　１９８２年／蓼科高原・御射鹿池


「黄響く」　 ２０１４年／蓼科高原・御射鹿池

ブログの更新が遅れている理由

今日は出島野鳥園のボランティアガイドの当番日だった。
天気は良くないので、あまり人は来ないと思ってていた。しかし、２５人も来たのでそれはそれで良かった。
前回の当番日にはアカガシラサギを見た。今回も午前９時から午後３時までずっと学習舎の中から外を見てるのに少しは野鳥の
ほうも成果があるかと思ったがさっぱりだった。

撮った写真はこの２枚だけ。





ところで、最近ブログの更新がほとんど出来ていない。
パズドラに熱中しすぎが一番も原因だが、勉強会で丹羽宇一郎の著書「中国の大問題」の発表が当たっていたということも多少は
ある。
この本の終章は、「日本という大問題」だ。
著書には書かれていないが、私は日本の右傾化、特に国会議員議員の多くが「神道政治連盟国会議員懇談会」のメンバーであること。
しかも、この前辞任した２人の女性大臣はこのメンバーでなかったのだが、後任の大臣２人はこの会のメンバー。
だから、公明党の太田大臣を除く全閣僚がこの会のメンバーであるという事実を指摘した。
この神道政治連盟の主張の大筋は、戦前の非民主的制度の復活である。そしてこの団体の主張を国政の場で主張するのが、神道政治連盟
国会議員懇談会のメンバーなのだ。

別に米国の肩を持つつもりは全く無いが、このところ同盟国の米国のメディアが日本の右傾化を危惧する論文等を記載している訳はよく
分かる。そのうち、米国政府も日本の右傾化を批判し始めるかも知れない。
尖閣諸島を巡って日本と中国がドンパチ始めてもアメリカは日本に味方しないどころか、紛争の解決にも協力しないかもしれない。
今の政治の構図の中で、一般庶民がますます貧しくなっていくと、大戦前そのままの状況となる。そうならないよう願いたい。