観・環・感

野鳥観察や旅行、映画などの趣味と日常生活や世の中の状況について、
感じる事を書いています。

黄響く

2014年11月06日 | 旅・風景・グルメ


10月26~27日の紅葉狩りツアーの最初の目的地は、長野県南佐久郡の佐久穂町と小海町との境(境界未確定) にある白駒の池だった。
しかし、もうすでに紅葉は散ってしまっているということで、急遽予定を変更。 隣の茅野市の御射鹿池(みしゃかいけ)へ行くこととなった。
ここは、諏訪ICから奥蓼科温泉郷に通じる「湯みち街道」沿いにある小さな農業用ため池。
御射鹿池(みしゃかいけ)の名前の由来は、諏訪大社の「鹿狩り場」が名称の由来とされている。

しかし、この池は、東山魁夷が描いた「緑響く」のモチーフになっていることで有名で、知る人ぞ知るといった穴場的存在。
私たちのバスが着いた時は、数人の客しかいなかったが、帰る頃には道路に何台ものバスが停車していた。(駐車場はないので、バスは乗客を
降ろすと、紅葉見物が終わる頃にまた戻って来るということになる。)

長野県は、東山魁夷からの作品と関係図書の寄贈を契機に1990年に東山魁夷館を併設した。数年後、私は善光寺参りのついでにこの作品を
見て、感動したのを覚えている。
この絵は、シャープのAQUOSのテレビCMにも登場した。(吉永小百合も)


「緑響く」  1982年/蓼科高原・御射鹿池


「黄響く」  2014年/蓼科高原・御射鹿池