観・環・感

野鳥観察や旅行、映画などの趣味と日常生活や世の中の状況について、
感じる事を書いています。

メガソーラー騒動 その3(質問書2)

2016年07月25日 | メガソーラー騒動
太陽光発電施設の建設予定地は、元々水田であり、住宅団地の造成時に地元の浸水問題から調整池の機能を持つ
用地として残さざるを得なくなくなり、そのまま放置された土地である。地目は、田から原野に変更している。


住宅団地の上部と左側の何も利用されていない土地が建設予定地。


図面上部の青い線が一級河川吉野川水系多々羅川。
この河川の改修が何十年たっても進まないため、住宅団地として造成できないので、太陽光発電施設として、
発電事業者に20年間賃貸しようと計画。
A工区が民間不動産業者、Bが県住宅供給公社の計画予定地。

A及びB工区の土地所有者に対し追加の質問状(下記)を送付した。

”貴(公)社は、土地の地目、現況ともに原野である太陽光発電施設の設置予定地の流出係数について建設予定地を
「池沼」と見なして、流出係数1.0とし、地盤改良すれば0.95となるから逆に…………としています。
しかし、国土交通省の定めた「流出雨水量の最大値を算定する際に用いる土地利用形態ごとの流出係数定める
告示(以下告示という。)」に基づくと、この予定地は、告示別表4の「林地、耕地、原野その他ローラー
その他これに類する建設機械を用いて締め固められていない土地」に該当し、流出係数は0.2と思われます。
しかし、貴(公)社は流出係数を5倍もの差がある1.0とし、「今回の地盤改良により増水等が発生するものでは
ございません。」と説明書に記載、また住民にそのように説明しています。
このことについては、地元住民の最大の心配事である増水問題の捉え方が根本から覆ることになると思われますが、
どのようにお考えでしょうか。”

追記 国土交通省のHPから
流出係数を定める告示
http://www.mlit.go.jp/crd/city/sewerage/gyosei/sinsui/02.pdf
調整池となっている土地は、地目も現況も原野である。

雨水浸透阻害行為について
http://www.ktr.mlit.go.jp/ktr_content/content/000047030.pdf
の内、5~7ページに土地利用の判別方法が記載されている。