観・環・感

野鳥観察や旅行、映画などの趣味と日常生活や世の中の状況について、
感じる事を書いています。

チゴガニ

2007年05月25日 | 自然・環境
写真はチゴガニのウエイビングである。あまり性能の良くないカメラなので一斉にハサミが上がっているときにうまくシャッターを切ることができない。
チゴガニは泥をそのままに口に入れ、中の有機物だけを食べ、残った泥をは小さく丸めて吐き出す。無数にある小さな泥団子がそれである。
チゴガニが一斉にハサミを上げるwaving(ウエイビング)についての卒業論文の要旨を見つけた。
チゴガニの数理モデル研究
チゴガニは名前が示すとおり、甲幅1cmの小さなカニだが、多く生息していることにより、干潟全体でみると大きな浄化能力となる。とういうことは、このような干潟の生物が豊富なことが、川を美しく清潔に保つことにつながるのである。しかし、このような生き物の生息している貴重な干潟をつぶしてしまうと、もとのような水質を保つには莫大な費用の浄化設備を必要とし、おまけに川の景観も台無しにしてしまうのである。

     
ほぼ実物大のチゴガニ