Asian Railway Plaza

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ジャカルタから嬉しいニュース

2009年07月10日 14時52分52秒 | インドネシア

こんにちは。ご無沙汰しております。
先週7月2日より8日までジャカルタに滞在し、一昨日夜、台北に寄って、昨夜、日本に帰国いたしました。ジャカルタでの滞在中の気候は、4日夜に大雨に降られたものの概ね良好で、ほとんど撮影日和でした。しかしながら東京よりも涼しいのかと思っていたところ、ジャカルタの方が暑く、水分の補給はまめに行う必要があり、インドネシアではいつもお世話になっているTeh bottleというとても冷たくて甘いお茶を1日に何本も飲み、ノドの乾きを癒しておりました。

本題に戻しますと、ジャカルタ訪問する際には、いつものことながらできるだけ安い航空券で行きますので、つい最近まではキャセイパシフィック(CX)が最も安かったのですが、燃油サーチャージの大幅な値下げによって、台湾をベースとするチャイナエアーライン(CI)の方が安くなり、現在では往復で4万円ほどまでに値下がっていることから、今回はこのチャイナエアーラインで行くことにしました。ただ、値段的には確かに4万円という格安なのですが、今回の飛行ルートが成田を9時40分に出発し、台北に12時10分に到着。そして台北でトランジットして13時50分に出発し、香港を経由したのちジャカルタに20時20分に到着するという、成田の出発からジャカルタ到着までの時間が12時間を超えるハードなものでした。飛行機好きな方にとっては堪らないものかもしれませんが、3時間ぐらいで限界な私にはちょっとしんどいものがあり、そのような中でもどこのあたりを通過するのか興味深く、シートのモニターを眺め、ホーチミン上空近くでは街がどこにあるのか飛行機の窓からずっーと探しておりました。
とにもかくにも遅れもなくジャカルタに到着し、タクシーにていつも利用しているGondangdia駅近くのホテルにチェックインしました。

3日朝、朝6時過ぎにホテルで朝食を済ますと、まずはJABODETABEK最大のジャンクションであるManggarai駅へ行くことにしました。実は元々日本を発つ前からこのManggarai駅に行くことになっており、現地の中学生から大学生のマニアの方々とこの駅で御会いすることになっておりました。結局我々がManggarai駅に到着したのが約束の7時より20分も廻っており、すでに現地のマニアは到着しておりました。彼らは前回御会いした時と同様に元気そうで、半年も会っていないせいか身長も高くなったようで少々驚いておりました。この時期学校もお休みだとのことでわざわざ駆け付けてくれたのですが、みんなそろったところでこの駅で撮影開始となりました。
以前にもこの駅での状況について説明しましたが、とにかくひっきりなしに列車が通過し、何編成がどっちへ行ったとか、この編成の行先表示は幕だとかLEDだとかノートに記録するほどの時間がないぐらい忙しく、とにかく撮影するだけでも大変なぐらい忙しい状況です。また、今回私といっしょに同行した方々は東急好きとあって、この駅にいれば東急の全ての編成を見ることのできるおいしい場所なのですが、103系の方はというと、この駅で全ての編成を確認するには難しく、当時1本はBentengに充当されているものだと決め込んでいました。
すると昨年から8両編成で活躍しているT'c822の103系が、Jakarta Kota方面に向けて通過して行きました。いつもであればEkonomi Acとして充当されるのですが、どうもこの日に限って東急の運用に充当されているようでした。そしてその30分後になぜかBogor方面から103系がやって来ましたので目を凝らしてみると低運の103系が1編成8連になっている姿を見て驚きました。たしかに半年以上も断流器などが故障していたMc105の編成を修繕しましたという便りを社員から聞いておりましたが、まさか8連を組んでいるということまでは聞いておらず、この姿を見てびっくりしておりました。こちらの編成はどうもEkonomi ACに充当され、Tanah Abangの方に向いました。
103系の運用に関しては、担当者が多忙でしたので聞き取り調査は行えませんでしたが、通常であれば下記のような時刻で運行されているものと思われます。


写真は環状西線を行くT'c384他。(Sudirman~Manpang)
←Kota/Tanah Abang Depok・Bogor→
T'c822 M'2009 M752 Tc815 Tc359 M654 M'810 T'c384
Dp5:45→Mri6:23 6:31→Dp7:09 7:25→Thb8:15 8:27→Dp9:21
Dp15:07→Mri15:47 15:55→Dp16:37 16:40→Thb17:31 17:35→Dp18:25
Ekonomi Acとして運用。
なお昨年11月訪問時には夜間運行のDp→Jak→Dp1往復がありましたが、現在はなくなったようです。


Mc153 M'321 T210 T'c632 Mc105 M'231 T246 T'c597
Dp4:45→Jak5:43 6:00→Dp6:58 7:12→Jak7:48 8:00→Bjd8:45 8:53→Jak10:05 10:13→Dp11:14
Dp16:24→Jak17:02 17:11→Dp17:47 17:57→Thb18:28 18:42→Bjd19:25 19:32→Dp19:42
この運用はEkspresの運用ですが、一部Ekonomi ACです。
上記の編成がこの運用に充当されないことがありますので、ご注意ください。
また、土曜、休日は一部運休。
Jak=Jakarta Kota Mri=Manggarai Dp=Depok Bjd=Bojong Gede Thb=Tanah Abang

写真はEkonomi ACに充当されたT'c822他の編成で、7月5日はBogorにも顔を出しました。平日であれはクーラーの付かないただのEkonomi運用でも、土曜・休日にはEkonomi ACとして振り替えられる運用が何本かあります。

103系の事に関してはここまでとして、、詳細なことについては後日報告したいと思います。
この他、先日お伝えしましたJALITAですが、先日の時刻どおり運行されておりました。


先月6月5日午前7時45分頃、Bogor線Manggarai~Tebet間で発生した元東葉1000系とEkonomi車両の衝突事故についてですが、Manggarai車両工場にて修復工事を行い、7月6日に工場を出場し、Bogor線内で試運転を行いました。衝突した編成は1060Fの編成で、装いも新たなものに変更されました。
写真は工場外から撮影したものです。
Saya memotret rangkaian yang ditabrak di luar Balai Yasa Manggarai.


衝突事故と言えば昨年10月30日にKampung Bandan駅付近で発生した6000形とディーゼル機関車の事故ですが、長らく衝突された6000形6181Fは現在Manggarai車両工場にて修復工事を実施中で、損傷の激しい6188のフロントを中心に修復が行われています。6188のフロント部分は損傷が激しいので、おそらく別の顔になると思われ、反対側の6181には全く損傷が見られないので、6181はそのまま使用されるものと思われます。1編成で顔の違う姿となる模様ですが、今後急ピッチで修復を行うようですので、もしかしたら来月ぐらいにはその姿を見ることができるかもしれません。

おおまかなことについては、上記のとおりですが、時間がある限り、Commuter JABODETABEKの事に関して述べていきたいと思っております。
なお、駅構内や車両基地での撮影についてですが、本来、許可証が必要とのことですので、駅構内と言えども許可証を求められる場合がありますので、撮影に来られる方は十分考慮された方が無難かと思われます。