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Asian Railway Plaza

アジア各国の鉄道やJR南武線の話題などをお届けします

209系ナハ1編成と最後の別れ

2009年09月13日 00時13分43秒 | 南武線
この1週間は南武線で初の209系であるナハ1編成に注目が集まっておりましたが、10日、国府津から武蔵野南線を経由し、府中本町から南武線を経由したのち中央線経由で長野総合車両センターへ回送され、帰らぬ旅立ちとなってしまったようです。
そこで先日もこのナハ1編成の最近の動きをレポートしておりますが、今週1週間の動きを簡単にまとめてみました。
7日朝、前日は13F運用でしたので、必然的に43F運用となり、朝9時ちょうどすぎに中原区に入庫する運用でありました。私はこれが最後の営業かと悟り、朝早くからこのナハ1編成を追いかけることにしました。まずは向河原と武蔵小杉(前回掲載の写真)で撮影したのち、武蔵小杉から842Fと川崎で折り返し武蔵中原行きとなるナハ1編成の最後の営業である843Fに乗車しました。武蔵小杉を出ると最後の終着駅である武蔵中原までは感慨深いものを感じ、もしかしたら車掌から「この車両は次の駅をもって16年間の役目を終えます」などというような労いの言葉があるかもしれないと思っておりましたが、103系南武線最後の営業と同様に全くサプライズもなく静かに終着駅の武蔵中原に到着しました。最後の別れをわかっていたのか何人かのファンもこの武蔵中原駅に来られ、ナハ1が変わりなく静かに中原区へ引き上げるシーンを撮影しておりました。その後、とりあえず区の中の様子を観察しましたが、ナハ1は検修庫の中へと取り込まれてしまいました。

8日朝、この日も区の中の様子を観察すると中原区内の社員が何やらナハ1編成の撮影を行っておりました。また、武蔵中原から国府津へと回送されたようで、私の横を通過する際、側面の方向幕は抜かれており、紙上に回送と書かれたものが貼られておりました。

10日は、通い慣れた南武線の府中本町~立川間で撮影したいと思い、谷保~矢川間で撮影しましたが、編成は以下のとおりでした。
EF64-1030+Tc13 M25 M'25 M26 M26 T'c13であり、ナハ1編成は南武線上においていつもと編成の向きが逆でありました。

立川駅においては皮肉にもという言葉が相応しいのかどうかわかりませんが、209系よりも古い201系4編成と見事に並び、ファンを喜ばせてもらいました。最後は中央線内のどこか好条件でかつ無難に撮影できる場所ということで、有名な鳥沢の鉄橋で撮影し、最後のナハ1編成を見送りました。

おそらく、これでナハ1編成とは最後の別れとなったわけですが、残ったナハ32編成の機器更新を行うのかどうかや、浦和からもう1編成転入するようですので、ここしばらくは南武線の209系にも動きが見られるものと思われます。
また、ナハ1編成の思い出として、後日、デビュー当時の写真をお届けしたいと思っております。

209系ナハ1編成-運行番号マグサイン化

2009年09月07日 19時29分18秒 | 南武線
先日、南武線209系ナハ1編成の去就について若干述べましたが、その後、このナハ1編成の運行番号がLEDから登場時のようにマグサイン化が行われました。また、2200番台のナハ53編成の運行番号はなぜかナハ52編成とは異なって東京総合車両センターをマグサインで出場したもののLEDに変更され、この両編成の運行番号表示の変更はほぼ同時期に実施されたものと推測されます。

ということで私もマグサイン化されたナハ1編成を撮影するため、8月30日に続き先週末、南武線ウォッチングを実施しました。9月5日は43Fということで、この日は朝のみの運行でありましたが、最近ナハ1編成の廃車がにわかに噂されているとあって、朝7時から10時頃までこの編成を追いかけておりました。中原区入庫後、検修庫へ取り込まれてしまい、5日の夕方と6日の運用はないものと諦めておりました。ところが6日朝、中原区最後に出庫する13Fになんとこのナハ1が充当され、思わぬサプライズとなったわけですが、この日中運用に充当される13Fを午後3時頃までに思う存分撮影することができました。この日の運用に充当された13Fは武蔵溝ノ口に夜間停泊するため、トラブルなどがなければ本日7日朝は必然的に43Fに充当されるとあって今朝もわざわざ出撃してしまい、この3日間は連続して南武線ウォッチングづくしでした。

E233系1000番台の投入に伴い、京浜東北線の209系は東急製については機器更新を行い、今後も房総地区や南武線に転用し使用されるようですが、川重製の必要でない車両は廃車される傾向にあり、南武線においても唯一川重製のナハ1編成の去就が注目されているところであります。このナハ1編成は南武線初の209系であり、おかげでナハ1編成の代わりに私のお気に入りであった205系Tc103~の編成を中央・総武緩行線の三鷹区へ転出させてしまったという私にとっては良くも悪くもいろいろな意味で思い入れのある編成ではありますが、1993年5月号の鉄道ファンの表紙を飾ったこともある編成だけに今後も活躍することを願っております。

快速「お座敷みたけ清流号」運転

2009年08月30日 21時59分30秒 | 南武線
南武線においてここ最近イベント列車の運転が盛んに行われておりますが、29日、30日と川崎~奥多摩間に快速「お座敷みたけ清流号」が運転されました。また、車両は485系お座敷車両の華が使用されました。

本日、30日に南武線ウォッチングがてらに、この華を使用した快速「お座敷みたけ清流号」の撮影を行ったのですが、是非、南武線205系及び209系との並びをどこかで撮影できないかということで考えたところ、どうも稲田堤で撮影できるのではないかということで賭けてみました。すると上り川崎行き205系が先に到着したものの、辛うじてこの華のほうも到着し、並びを撮影することができました。

続いて本日30日の南武線の運用状況を述べますと、209系4本全てが日中運用に入り、それも全てが連続とまでいきませんでしたが、3本連続に209系が運用されておりました。詳細を申しますとナハ1が47F、ナハ32が13F、ナハ52は31F、ナハ53は21Fでした。実は南武線ウォッチングの最後にいつも通っている武蔵溝ノ口駅近くの床屋へ行った帰りになんと16:32~16:42にかけて通過する上下の列車全て4本を連続して209系を目撃するという皆既日食にも近い珍現象を見ることができ、我ながら1人で感動しておりました。過去にも水色の101系が南武線で活躍していた時代に水色編成を何本も立て続けで見たことがあるのですが、今後もこのよう珍現象を見ることがあるかと思いますので、このような現象がありましたら紹介していきたいと思っております。
ところで209系ナハ1編成の去就が注目されておりますが、上記でも述べましたように1日運用についており、明日31日も運行されるようです。いつまで運用されるのか気になるところですが、南武線初の209系として記念すべき編成でもありますので、1日も長く活躍することを願っております。

最後になりますが、29日、私は相模原市でボランティア活動を行っていたのですが、そのついでに横浜線沿線に寄って、横浜・神奈川デスティネーションキャンペーンが明日31日で終了し、おそらく「横浜線開業100周年」のヘッドマークが撤去されるかと思われますので、最後の撮影を沿線で少々行いました。9月以降、南武線や相模線など含めてこのヘッドマークが本当に撤去されてしまうのか残念でありますが、今後、南武線においては10月下旬に実施される川崎市長選挙、横浜線においては来年4月に実施される相模原市の政令指定都市移行に伴うラッピング車両が登場するかもしれませんので、これらに期待したいと思っております。

205系ナハ4編成、運用開始

2009年08月26日 08時48分48秒 | 南武線
先週18日に大宮総合車両センターから中原区に回着した205系ナハ4編成ですが、24日朝から運用に入ったようで見事に復活しました。私は24日、月曜日の朝から運用に入るとは思ってもいませんでしたが、25日も朝から運用に入ると予想し、愛用のスクーターで早朝ミニ南武線ウォッチングしてみました。

津田山駅の近くを流れる平瀬川に着いて早々、津田山駅方向を見ると、ナハ4が駅で停車しているところを目撃し、慌ててカメラをセットして取りあえず撮影ができたのですが、行先表示をよく見ると、本来、川崎を表示しなければならないところを立川と表示しており、これはもしかして車交があるかもしれないと危惧しておりました。この19F運用は折り返し稲城長沼行きとなりますので、この戻りを確認すると行先表示は稲城長沼と何事もなかったように行先表示が正常でしたので、おそらく行先表示の設定ミスか設定を忘れてしまったのではないかと推測しております。
先程の稲城長沼行きの戻りを登戸~中野島のカーブで撮影し、この日の早朝南武線ウォッチングを終えましたが、特に問題もなく走行しているようですので、今後もこのナハ4編成の活躍を見ることができるのではないかと思います。なお、MM'21の転落防止用幌には相変わらず南武線の3色帯が入っておりませんでした。

ナハ4編成中原区に帰還

2009年08月20日 01時38分39秒 | 南武線
今年4月上旬、長期離脱していた中原区の205系ナハ4編成のMM'235とTcT'c88が相次いで大宮総合車両センターに入場し、ナハ48編成が7月21日に同センターへ回送されましたが、これらの車両を同センターで組成し、新ナハ4編成が登場しました。(ナハ48編成のMM'21以外の車両は郡山総合車両センターへ回送)
この新ナハ4編成はTc88 M235 M'235 M21 M'21 T'c88で、205系の原形では側引戸の天地サイズの異なる(大窓と小窓)ユニットが組成され、一昨日の8月18日に同センターから中原区に回送されました。

転落防止用幌は南武線生え抜きの車両ですと南武線カラーの3色帯がこの幌にも巻かれているのですが、元山手の車両では帯が巻かれておりませんので、この部分にも特徴のある編成として注目されるかと思われます。中原到着後は早くもナハ4編成の札が取付けられ、すぐにでも運用に入れるよう整備や調整が行われると思われ、営業が待ち遠しいところですが、現在、夢庵脇に留置されているMM'236の去就が気になるところでもあります。

南武線ウォッチング-ここ1ヶ月の動き

2009年08月09日 21時59分00秒 | 南武線
南武線ウォッチングがご無沙汰になっておりましたが、今週末に時間が取れましたので、ここ1ヶ月の動きについて、簡単にまとめてみたいと思います。


私が先月ジャカルタへ行っている間の7月7日にナハ52編成に続いて、ナハ53編成が東京総合車両センターから出場しました。元は浦和区のTc25 M49 M'49 M50 M'50 T'c25であり、ナハ52編成と同様に機器更新などを行い2200番台に改番され、編成はTc2202 M2203 M'2203 M2204 M'2204 T'c2202となりました。この編成の特徴としては運行番号がLEDではなくマグサイン式であり、川崎方のTc2202には浦和区時代から装着されていたレール塗油器が付いたままとなっています。なお、ナハ53編成の南武線内の初営業開始は7月13日のようです。


205系ナハ48編成が7月21日に中原区より大宮総合車両センターへ回送されました。このナハ48編成はTc1203 M19 M'19 M21 M'21 T'c1203ですが、後日Tc1203 M19 M'19 T'c1203が郡山総合車両センターへ回送され、M21 M'21は大宮総合車両センターに留置されました。今後、4月に回送されたTc88 M235 M'235 T'c88の中にM21 M'21が組成されるのではないかと思われますが、果たして南武線において側引戸の天地の大きさの異なる編成が登場するのかどうか注目となることでしょう。また、現在、中原区の夢庵隣りに留置されているM236 M'236の去就が注目されますが、このままいつの日か回送され、廃車になってしまうのか心配であります。もしM236 M'236が廃車されてしまうのであれば、MM'21とMM'236の側引戸をまるまる交換してもらいたいものですが、苦労してそこまでやるのかどうか疑問であり、編成美を整えてもらいたいという私の願望であります。(できれば元山手の車両は側引戸を天地方向の広いものに取り替えてほしいですが)

南武線本線用の205系にシングルアーム式のパンタグラフの車両が登場しました。まずはナハ46編成のパンタが交換され、ナハ49編成のパンタも交換されておりました。今のところ先頭改造車にしかシングルアーム式に交換されていますが、今後急速的に他の205系にも普及するのか注目です。

10月3日(土)19時40分より翌日4日4時まで、矢野口~府中本町間の連続立体化工事に伴い運休します。今回は基本的に下り線を仮下り線に移設するもので、昨年6月に実施された上り線を仮上り線に移設した時と同程度の大規模な工事になるようです。今回も川崎~登戸、登戸~矢野口、府中本町~立川で折り返し運転が行われるようですが、4日朝は初電より通常運行が行われるようで、明るいうちでの撮影は不可能のようです。稲城長沼の留置線が確保できるのかどうか問題ですが、駅員さんのお話しでは2編成分は確保できると述べておりました。私が見るかぎりではどうも1編成分ではないかと思うのですが果たしてどうなのか注目したいと思います。詳細についてはJR東日本八王子支社のホームページを御覧ください。


ついでに横浜線の話題ですが、昨年9月23日に開業100周年を迎えましたが、現在もなお開業100周年のヘッドマークを装着し続けております。横浜線では南武線や相模線などのように横浜・神奈川デスティネーションキャンペーンのヘッドマークは装着されておりませんが、このキャンペーンの終了する8月31日まで横浜線開業100周年のヘッドマークを見ることができるのか注目であり、できるだけこのヘッドマークの装着されている姿を多く撮影しておきたいと思っております。

最後はジャカルタの話題ですが、地元のメディアなどでも報道されているように先週4日午前10時30分頃、Bogor駅から約2kmに位置するCilebut~Bogor間において先行するHolecのEkonomi列車に後続のEkspresの6000形6151Fが追突し、6151の前面が粉々に破壊されました。これにより運転士1名が死亡し、乗客など52名が怪我をされました。6月にもManggarai付近で衝突事故を起こしているだけに、輸送力改善を優先するより一刻も早くATSを整備するなどの安全対策に対しては改善してほしいものです。また、6151は前回Ancol Ekspresに充当され、その乗務員室に乗車したこともあり、このような事故に遭遇してしまうとは非常に残念であります。

南武線ウォッチング

2009年06月21日 14時52分18秒 | 南武線
昨日20日も朝早くから南武線ウォッチングに行って参りました。まずは先週末と同様に今週末も485系いろどりを使用した快速「いろどり山梨さくらんぼ」号の運転があるため、その送り込みのシーンを撮影するため、多摩川の鉄橋へと行ってみることにしました。天候も曇りという条件にもかかわらず、すでに5人ほどのギャラリーが土手におられました。
ゆっくりしたスピードでいろどりが通り過ぎると、私は横浜線の八王子みなみ野へスクーターを走らせました。実は横浜線に土曜・休日に運行されている特急「はまかいじ」の運転日が時刻表上で7月末までの運行となっていたために、もしや廃止されるのではないかと思い撮影しに行ったのですが、昨日発売の時刻表を見て8月以降も運行されることを知り、余計な時間を費やしてしまいました。おかげでこの「はまかいじ」を撮影できたものの、すぐに稲城長沼方面へと引き返したのですが、肝心な「いろどり山梨さくらんぼ」号には僅か2分ほどのタッチの差で間に合いませんでした。
気を取り直して、再び南武線ウォッチングを再開しましたが、この日の運用状況は浦和区から転入したばかりの209系ナハ52編成は終日運用の53Fに充当され、横浜・神奈川デスティネーションキャンペーンのヘッドマーク付きの編成であるナハ2、32、43編成も終日運用に充当されていることから、南武線沿線でスクーターを走らせ撮影しておりました。

先日18日に中原区の様子を観察に来た時に205系MM'236の留置場所が川崎寄りに留置されていることをお伝えしましたが、この日も先日と変わった様子がありませんでした。また、この編成の一部であるTc88 MM'235 T'c88の4両が気になり大宮へ行ってみましたが、こちらのほうも下の写真のように相変わらず大宮駅の片隅に留置されたままの状態であり、修繕されるような様子がうかがえません。いつになったら修繕されるのか気になるところですが、このまま廃車にされることなく元気に復活されることを願いたいものです。

ナハ52編成、終日運用に充当

2009年06月18日 16時01分44秒 | 南武線
昨日に引き続き、昼間にちょっとプチ南武線ウォッチングに行って参りました。本日は209系2200番台のナハ52が順調に終日運用の63Fに充当されるのかどうか注目されておりましたが、当り前かもしれませんが見事にそのとおり63Fに充当され、日中にその姿を撮影することができました。今後は他の編成と同様に通常のローテーションの運用に充当されるのかどうかというところに注目されますが、まずは今週末に先週末と違い、運用に充当されるのかどうか注目されます。
また、中原電車区にも寄ってみましたが、ナハ4編成のMM'236が下の写真のように川崎寄りの留置線に移動されておりました。今後このユニットの動向が気になりますが、およそ2ヶ月前に大宮総合車両センターに回送されたナハ4編成の車両とともに修繕が実施され、復活されることを祈るばかりです。この他、区内ではヘッドマークを付けたナハ8とナハ43編成との並びの他、205系1200番台(ナハ48編成)、209系(ナハ1編成)の全てのフェイスが一度に見られるという珍事?もありました。
最後になりますが、平日にこのようなことばかりやっていないで、ちゃんと仕事をしなさいと自分自身に言い聞かせなければなりませんね。と言いつつもどうしてもやめられませんが。

ナハ52編成(209系2200番台)営業開始

2009年06月17日 23時05分45秒 | 南武線
6月12日、夕方から23F運用で、早くも営業開始したナハ52編成(209系2200番台)ですが、私自身、営業開始の12日には乗車や撮影もできず、ようやく15日夕方に12日と同じ23F運用に入ったナハ52編成に初乗車することができました。乗車区間は武蔵新城~中野島の僅かな区間であり、走行速度も遅いことから、電動機などの音が従来の209系とどこが違うのか、はっきりと聞き取れませんでしたが、気持ち静かになったようでした。また、車内の状況は、従来から南武線に在籍する209系に比べて汚れやキズなども目立ち、南武線の乗客にとっては気づかないかもしれませんが、少々利用者には気の毒のような気もします。
撮影のほうはというと、運用についているところを撮影したことがありませんでしたので、今朝、ちょっと南武線沿線に行ってみました。登戸付近で待っていると早くも724Fに入っている姿を撮影し、その後、登戸行きとなることから宿河原付近で撮影しました。この編成は本日夕方からは37F運用に入っていることから、運行に乱れがなければ明日18日は63Fの運用に入り、初めて日中の運用に入るかと思われます。明日も時間があり天候が良ければ、ちょっと撮影してみたいものですが、果たして順調に63Fに入ってもらえるのでしょうか。

南武線103系の思い出-補足など

2009年06月17日 00時15分36秒 | 南武線
先日、昭和59年3月6日に松戸区から中原区にエメラルドグリーンの103系M319 M'475が転入し、代わりに中原区のT210が松戸区、T211が豊田区へ転出したことをお伝えしましたが、その後、松戸区から転入したエメラルドグリーンを組み込み、短期間ながら全検と冷改を受けることになる59年9月まで、エメラルドグリーン+黄色+オレンジやエメラルドグリーン+黄色の混色編成を見ることができました。
写真は59年5月下旬に撮影したもので、編成はMc55 M'154 T766 M319 M'475 T'c509ですが、このMcの先頭車前面の右下を見ると黄色の塗装の色の濃さに若干差異が見られます。おそらく武蔵中原駅近くの踏切で乗用車と接触したことにより、前面や配管を破損しましたが、その後、工場まで送られることなく区内で修繕が行われたかと思われます。また、このMc55とユニットを組むM'154は58年5月19日付けで要検を受けた際に車体の色をオレンジ色から黄色に変更するとともに側引戸がステンレス製に変更されましたが、なぜかMc55はSUS支持のタイプ(201系タイプ)で、M'154は従来のタイプであるHゴム支持で、ユニット間で異なる側引戸でした。どうもこの頃から側引戸にSUS支持のタイプが採用されたようで、同時期に検査を受けたT'c510や513もこのタイプで出場し、私個人的に注目しておりましたが、101系の側引戸に対してはHゴム支持のステンレス製に取り替えるにとどまり、SUS支持のタイプは登場しませんでした。
話しは変わりますが、先日、松戸区に転出したT210を掲載したものの、T211については掲載しませんでしたが、写真が出てきましたので掲載します。おそらくこの編成はMc66 M'173 T211 T'c553だったと思われます。