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Asian Railway Plaza

アジア各国の鉄道やJR南武線の話題などをお届けします

KCJ、南武線205系の調達に関する入札公告

2015年01月17日 19時38分02秒 | 南武線
新年もとっくに明けてしまい、年末年始も仕事で忙しく、なかなか時間がとれませんでしたが、昨夜、南武線ファン、205系ファンにとってはビッグなニュースが飛び込んできましたので、お知らせしたいと思います。
昨年9月頃から205系120両を譲渡予定とKCJの広報担当者が発言され、現地の報道機関もそのとおり報じられていましたが、おおよそ3日前にもPT.KAIのプレスリリースで2015年の車両計画でも昨年に引き続き205系を120両譲渡予定と発表され、あとはKCJから南武線205系の調達に関する入札公告を待つだけと、毎日、KCJのプレスリリリースをチェックしておりました。
KCJから公告されるには多少時間がかかるのではないかと思っていましたが、まさかすぐに公告されるとは思っておらず、今になって南武線ファンとしては嬉しさが込み上げくるものがあります。


詳細な内容についてはKCJのウェブサイトをご覧いただければと思いますが、南武線の205系6両編成を20本の計120両が輸送されることになっており、輸送の時期としてはおおよそ今年の4月から始まり、12月までとなっています。
どの編成が送られるのかについては記載がないかと思いますが、おそらくオリジナルの元山手車のほとんどの編成と南武線の生え抜き編成の一部で、先頭改造車については対象になっていないものと思われます。

また、この南武線205系をジャカルタ首都圏の各路線で使用するにあたって、中途半端な6両編成では使い道が難しいところがありますが、今後、旅客営業開始を予定しているNambo線(Citayam~Nambo間)やTanjung Priok線(Jakarta Kota~Tanjung Priok間)への充当も考えられ、また、Bekasi~Cikarang間やMaja~Rangkasbitung間の電化も控えていますので、なんらかの形で使用されることも考えられます。
この他、中央線・Bogor線系統(Jakarta Kota~Bogor間)では10両編成が運行されていますが、現在も混雑が他の路線に比べて激しいようで、10両編成が必要と思われることから、南武線の車両を使用して4+6の10両編成に組成し、あまりのMM'1ユニットはハマ線の編成に組み込み10両貫通編成に仕立てることも考えられます。

南武線205系のKCJ管内での使用方法について考えるといろいろなパターンが考えられるかと思いますが、これは譲渡が実現してからのお楽しみということにしたいと思いますし、譲渡が実現されたあかつきには現地へ参り、南武線オリジナルの姿でジャカルタの街を走るところを見たいものです。南武線ファンの1人として、南武線の車両もハマ線のようにオリジナルの姿で試運転しているところや、実現するとは思いませんがオリジナルの姿で営業している姿を見ることができたのならば、鼻血ブー間違いなしでしょう。
オリジナルの姿での営業運転は難しいかもしれませんが、103系の検査時に私の1つのデザインである東海色(私のオリジナルではありませんが)を採用していただいたのですから、とりあえず担当者にお願いをしてみたいと思います。


一方、長野や大宮に送られた南武線の205系の行方も気になりますが、おそらく解体と3月のダイヤ改正から増発を予定している路線への転用が推測され、高崎地区の107系置き換えの一部として転用されるのか気になるところです。

南武線E233系デビュー

2014年10月16日 09時05分02秒 | 南武線
9月1日以来更新しておりませんでしたが、9月は10日間ほどマニラ帰国とあわせて、ジャカルタ、クアラルンプールに遠征し、かつ南武線にE233系が続々と投入され、それに伴いイベントや205系の疎開回送などで大忙しということで、ブログの更新が疎かになってしまいました。

9月以降の南武線の動きを簡単ですが、時系列ごとにまとめてご紹介させていただきたいと思います。

まずは9月28日の出来事になりますが、登戸駅において南武線E233系デビューに伴いE233系の車両展示会と記念商品が販売されました。
記念商品として販売されたのはE233系デビュー記念弁当、E233系デビューサインボード(2種類)、E233系ボールペン、E233系デビュー記念チョコクランチなどで、その他、ありがとう横浜線205系電車のサインボードも販売されました。
それぞれ部数が少ないため、私はスクーターで電車が動き出す前の午前4時に登戸駅へ行ってみましたが、幸い並んでいる人も少なく全て購入することができました。


また、同時にE233系が登戸駅の中線(2番線)において展示されましたが、こちらも大盛況だったようでかなりの長い列ができており、私は展示会のほうは並ぶのを諦めてしまいました。と言いつつも外から205系や209系との並びを撮影し楽しんでおりました。


続いて、10月4日になりますが、待望のE233系がデビューし、武蔵中原駅での出発セレモニー、各主要駅でE233系の記念入場券の発売、NEWDAYSやKIOSKにおいてサクマ製菓からE233系の記念ドロップスが販売されました。
記念入場券は1人1セットのみの購入しかできないことになっていましたが、各駅の発売セット数が100~300セットと少なく、朝早くから並ばなければ購入できない恐れがあるということで、始発列車で武蔵小杉へ向かい、難なく購入することができました。
この記念入場券は川崎、尻手、武蔵小杉の各駅の発売分は台紙が黄色、武蔵中原、武蔵溝ノ口、登戸の各駅がオレンジ色、稲城長沼、府中本町、立川の各駅が茶色と分かれており、収集マニアにとっては3種類全てをゲットしたいところですが、あまりにも部数が少なく、2種類でもゲットすることは到底困難ではないかと思い、武蔵小杉でまずは手堅く購入し、購入後、武蔵中原に行ってみたのですが、武蔵中原でも長い列ができており早々に購入することを諦めてしまいました。
また、サクマ製菓のドロップスは簡単に購入することができましたが、嬉しいことに低運の103系、205系、209系の写真も缶に載っていました。


武蔵中原での記念入場券はゲットできなかったものの武蔵小杉で1セットは手堅くゲットできたのですから御の字ということで気を取り直し、E233系が914Fから運用に充当されることに伴い、武蔵中原で出発セレモニーが実施されるということでそのシーンを撮影することにしました。
914Fは上り中線(2番線)から出発であり、上りホームの川崎方は取材陣、関係者以外は入れないということで、反対側の下りホームから撮影してみましたが、当たり前ですが多くのギャラリーが集まり撮影には難儀しました。


撮影後はこのE233系(N1)に乗車して、川崎で折り返し、稲城長沼へ行ってみることにしましたが、途中、武蔵中原駅を出発したあと普段よりも遅い40km/hぐらいのスピードで進み、車掌が「皆様、左手をご覧ください~」というので何かサプライズでもあるのかと電車区を見ておりましたが、電車区の建物3階から社員総勢が我々の列車に向かって手を振っており、粋なもてなしが行われました。


デビュー当日はどこの駅も沿線もギャラリーでいっぱいということで、運用に抜擢されたN1編成を撮影することは難しいですが、あるマンションから事前に許可をいただいて撮影させていただきました。


その後、N2が10月8日の618Fから運用に充当され、N6も10月14日の621Fから運用に入り、N3が同じ14日に川越から返却され、このN3の運用が開始されると早くもE233系は4本が営業に就くことになります。
下の写真はN2でこちらの行先表示は速いシャッタースピードでも文字が切れないタイプのようです。


また、N1に「つなげる つながる なんぶせん」のヘッドマークが取り付けられていましたが、残念ながら15日朝の運用を最後に取り外されてしまったようです。


一方、E233系の投入に伴い、従来使用されていた205系が運用から離脱し、各所に疎開が実施されています。
各編成の疎開日と疎開先はH7が9月19日に国府津(茅ヶ崎)、H15が10月3日に国府津(茅ヶ崎)、H14が10月9日に国府津(茅ヶ崎)、そしてH34が10月14日に川越に疎開し、今後もE233系の投入に伴い、205系や209系の疎開が続くものと思われます。
これらの車両の今後についてはわかりませんが、先頭改造の編成については仙石線へ転出されるものがあるのか、長野へ送られて廃車となるものがあるのか気になるところであります。
また、先月、ジャカルタを訪問した際にKCJの広報の方とお話しをする機会がありましたが、その方の話としては205系20編成計120両を譲渡することを計画し、来年6月頃からその譲渡に向けて開始することを予定しているとのことです。これはあくまでもKCJ側の予定ですので、実際にこのようなことになるのかどうかはわかりませんが、交渉が成功すれば南武線の205系が埼京線、横浜線に続いてジャカルタで活躍することになるかもしれません。多くの編成が8連ないし10連となっているKCJ側として、6連の南武線をどのように使用するのか興味深いところですが、まずは今後の動きを静かに見守っていきたいところです。
下の写真は10月9日に実施されたH14の国府津(茅ヶ崎)疎開のシーンです。












川崎市制90周年ヘッドマーク取り付けとE233系初登場

2014年09月01日 22時09分52秒 | 南武線
4月以来、南武線の話題から遠ざかっていましたが、この間に南武線の動きとしては川崎市制90周年を記念して、列車にヘッドマークの取り付けが実施されたことと、横浜線に続いて待望のE233系が導入されました。
まずは川崎市制90周年を記念して、6月21日~7月31日の1ヶ月ちょっとの間でしたが、205系のナハH17、34、46の3編成にヘッドマークが取り付けられました。川崎方と立川方ではそれぞれ異なるデザインのヘッドマークが取り付けられ、川崎方では「川崎市制90周年」の記念ロゴマーク、立川方では「つなげる つながる なんぶせん」のイラストがデザインされたものが取り付けられました。


初日の6月21日は全ての3編成が日中運用に充当されお披露目されましたが、川崎市営バスでも前面に川崎市制90周年の幕が取り付けられていました。


続いてE233系の話題ですが、待望の第1編成であるN1編成が7月31日に新津~羽生田間で公式試運転が実施され、8月6日には越後石山~国府津間で配給が実施されたのち翌7日に中原電車区に回送され、初めて南武線にE233系が入線しました。その後8月18日と19日には武蔵中原→川崎→立川→武蔵中原で試運転が実施されました。


登戸駅では中線で30分弱停車し、駅で列車を待っている乗客に珍しがられていました。
その1コマを撮影しましたが、乗務員室扉の脇には南武線のロゴマークが取り付けられ”音楽の街”川崎に相応しいデザインになっています。
ちなみに今後、南武線のデザインが取り付けられる先頭車の帯部分にはまだそのデザインが取り付けられていません。


N1編成の行先表示などのLEDは1/125以下でないと切れるタイプのものですが、私のような撮影が下手なものにとってはこのようなタイプは厄介ですね。


8月2日、3日に新潟へ遠征しましたが、新津には第2編成と第4編成の2~5号車の中間車を確認し、新潟車両センターでは第1編成と思われる車両を確認できました。
E233系デビュー時の10月にはおそらく少なくとも5編成が落成しているものと思われ、E233系のデビューとともに従来の205系や209系の今後の行方ですが、果たして横浜線の205系に続きKCJに譲渡されるのかどうか気になるところです。


最後に7月にナハH8と7の編成札が盗難にあったようで、7月下旬から8月上旬にかけて残念ながら従来編成札であったものは元山手車と同様なステッカーに変更されています。この他、車内の車両番号のプレートも盗難にあっているようで、これらのプレートも全て取り外されています。南武線独特の黄色の号車番号札についてはそのままとなっていますが、この号車番号札も盗む者がいれば当然ステッカーのようなものに変更されるかと思いますので、このような犯罪行為は絶対にやめてもらいたいものです。

南武線快速、稲城長沼まで運転区間を延長

2014年04月02日 18時35分11秒 | 南武線
先日、3月15日のダイヤ改正より、南武線の快速列車の運転区間が今までの川崎~登戸間から川崎~稲城長沼間に延長され、同時にダイヤ改正以前までデータイム時に快速列車に接続する川崎~登戸間の各駅列車も稲城長沼まで延長されました。快速列車の停車駅は川崎~登戸間は従来どおりの停車駅であり、登戸以北は京王相模原線の乗換駅である稲田堤に停車し、稲城長沼から先は各駅に停車します。また、快速列車の川崎~立川間の所要時間が47分となり、ダイヤ改正前よりも2分短縮しました。
その他、平日朝のラッシュ時に立川方で増発が実施され、平日の運用本数も改正前の33本から34本と1本多くなったことから横浜線で使用されていたクラH26が中原に転入し、3月6日からナハH17として運用開始されました。


ということで、ダイヤ改正時の3月15日に南武線ウォッチングを行ってみました。
昨年12月20日の記事では、従来どおり快速列車と各駅列車の緩急の接続は、3月のダイヤ改正で実施されないのではないかと推測しておりますと述べてしまいましたが、実際には下り上りともに実施され、私も少々驚いております。
上りについては武蔵中原で快速と各停の緩急接続が実施され、快速は本線の1番線、各停は中線の2番線に入線し、各停から大勢の乗客が快速に乗り換えているようです。


一方、下りについては武蔵溝ノ口で快速と各停の緩急接続が実施され、快速は本線の2番線、各停は下り1番の3番線に入線し、昭和44年から53年に快速列車が運転されていた当時と同じシーンを見ることができます。(一部は武蔵中原で追い抜きが実施されていました)


稲城長沼においては稲城長沼折り返しの列車は下り中線の3番線に入線するため、上り快速から各停への乗換は同一ホームではできず。快速の停車する稲田堤まで快速に乗車し、稲田堤から後続の稲城長沼始発の各停に乗り換えることになります。矢野口への利用者に対しては今のところ不便ですが、稲城長沼で反対側のホームへ乗り換える必要があります。


本日はダイヤ改正に伴う快速の話題を述べましたが、また、時間のある時に南武線ウォッチングを行い、稲城市内の連続立体交差事業の様子や今後7月頃に予定されているE233系投入の動きも出てくると思いますので、その度にご報告したいと思います。


ナハ17(元クラH26)デビュー

2014年03月06日 22時53分12秒 | 南武線
横浜線で最も早く離脱したクラH26編成は、サハを除く6両が2月5日に大宮総合車両センターに入場し、南武線転用の為の整備を受けていましたが、26日に南武線カラーの3色を纏い出場し、中原区へ回送されました。
ということで、仕事もちょうど切りがよく、転入のシーンを見に行くことができましたので、南武線内の甲州街道交差部付近で撮影してみました。下の写真はちょっと見難いですが、運用番号のところが05Fになっており、南武線では珍しくジャンパ栓のホースが付いたまま通過しました。


中原に到着後は営業に向けて整備が行われ、編成番号が何番になるのか話題になっていましたが、結局、南武線生え抜きの大窓と一緒の仕様ということなのでしょうか、この編成はナハ17になり、編成番号は札ではなく私の嫌いな山手車と同様のステッカーで処理されてしまいました。


今月4日には試運転が実施され、あとはいつ営業に就いてもよい状態となりましたが、翌5日は運用に充当されなかったことから、6日朝にでも充当されるのではないかということで、朝早くから中原へ行って待っていました。
するとその予想が的中したのか「早起きは三文の得」という言葉のとおり、ノコノコと2番線に入線し、21Fの走行距離の短い運用に充当されました。


細かい所を見てみると、号車番号が黄色地ではなく白地のものが使用され、転落防止のホロも南武線の3色カラーが入っておらず、保安装置もATCを搭載したままのようです。今度のダイヤ改正から運用が増加するものと思われますが、E233系置き換えまでの暫定的な措置ということで、最小限の改造、整備にとどめたのかもしれません。


続いて、この走行距離の短い21Fを撮影すべく走行シーンを狙ったのですが、この時期、朝のラッシュ時に順光で撮影できる箇所は限られており、ここ中野島や武蔵小杉などかと思われます。それにしても、せっかくのLEDの行先表示部分が残念ながらよく見えません。


南武線のE233系は今年7月から投入開始となるようで、暫定的に投入されたこのナハ17の南武線での活躍は短い期間になると思われますが、このナハ17の投入によってさらに南武線の205系は多様になり、205系末期の思い出深い話題になることは間違いないようです。
下の写真は横浜線時代のクラH26です。


南武線、稲城市内高架化完成

2014年01月16日 16時29分59秒 | 南武線
昨年末の話しになりますが、南武線の稲城市内で進められていました連続立体交差事業による第2期区間(稲城大橋交差部付近~多摩川橋梁)約2.4kmの上り線切替工事が12月22日から23日にかけて実施され、稲城市内が完全に立体交差化されました。

この事業の最後の大きなイベントということで、22日夜に登戸~立川間をウォッチングしてみましたが、気がついたところを簡単にご報告したいと思います。
おおよそ今から2年前に実施された第2期区間下り線の切替工事時と同様に南武線の運行については、川崎~登戸間と登戸~矢野口間、府中本町~立川間の3区間に分け、川崎~登戸間ではほぼ平常運転、登戸~矢野口間は単線運転で約35~45分間隔、府中本町~立川間においては約25~35分間隔で運転されました。また、矢野口~分倍河原間についてはバスによる代行輸送が実施されました。

まずは、矢野口から登戸へ行ってみることにしましたが、この区間の列車に抜擢されたのはナハ38であり、登戸行きの場合は行先表示を「登戸」、矢野口行きの場合は「矢野口」という行先表示がありませんので「臨時」が表示されていました。また、この区間は下り線を使用して1閉塞区間として単線運転が実施されたため、滅多に体験できない逆走運転を体験することができました。
車掌もこの時ばかりは開ける扉を間違えないように慎重に業務を実施していたようで、乗客に対しても扉が逆に開くアナウンスが行われ、駅においても登戸方面の列車ですと丁寧なアナウンスが実施されていました。


登戸駅においては、1番線が登戸~矢野口間の列車用、2・3番線が川崎方面行き用として使用され、矢野口行きは運行間隔が相当開くことから改札口にお手製による発車時刻を掲示して案内が行われていました。
下の写真にもあるように発車案内板の上にある南武線の路線図ですが、3月のダイヤ改正から快速列車の運転区間が登戸から稲城長沼に延長されることから、この路線図もダイヤ改正時と同時に変更されるのでしょうか。


再び列車で矢野口に戻ってみることにしました。矢野口駅前には何台かのバスが待機し、分倍河原まで南武線と並走する川崎街道、府中街道などを通るバス代行輸送が実施されていました。この代行輸送を担ったのが京王バスで、他の会社のバスは今回見られませんでした。


矢野口からスクーターで府中本町へ行ってみることにしましたが、途中、稲城長沼駅の様子を見るため、稲城長沼へ寄ってみました。稲城長沼では仮上り線のホームが切断され、改札口から跨線橋を渡らずショートカットできるように新たな通路づくりが行われていました。


これによって駅本屋から下りホームまでの距離が今までよりも短くなりましたが、駅本屋の位置は現在も変わっていないものの2月中には高架下に移設されるようです。このあと多摩川橋梁に近い高架切替工事分岐部の工事の様子を見るため富士通の跡地から眺めようとしたのですが、暗闇で足下がほとんど見えず水溜りもありましたので、結局、現場までたどり着けず、線路の反対側から見上げる形となり、ほとんど良い写真は撮影できませんでした。この工事の様子をご覧になりたい方はリンクさせていただいている「走れ我らが南武線」様のホームページをご覧いただければと思います。


府中本町から立川まで往復乗車してみましたが、この区間の運用に充当された編成はナハ5・35・42・44の4編成であり、全て205系のオリジナル車が充当されていました。上り方面の列車については2011年の快速列車運行開始と同時に「府中本町」の行先表示も追加され方向幕が一新されたため、普段はあまり見ることのできない南武線の「府中本町」行きが見られました。


ここまでは高架切替時の様子をお届けしましたが、1月5日も南武線ウォッチングを行ってみました。
先程も説明しましたが、足下が暗くて工事の様子を見ることができないとお伝えしました富士通の跡地からは、高架切替後も下の写真のとおり撮影することができます。ただし、手前のほうには背丈の高い草が生い茂っていますので、夏になると撮影できないかもしれません。


稲城長沼駅付近の上り線については、本線が設置されていないため、上り中線(2番線)を代わりに使用していますが、駅進入時と出発時に分岐器があるため45km/hの制限となります。


稲城長沼駅の川崎方は武蔵中原駅と同様にダブルクロスの分岐器が設置されていることから、将来的にも下り中線(3番線)からも川崎方面に発車可能になると思われます。3月のダイヤ改正時から現在データイムに運行されている各停「登戸」行きが、各停「稲城長沼」行きとして延長運転が実施され、上り本線が完成するまではこの下り中線を使用して折り返すものと思われます。


稲城長沼駅下りホーム立川方で上り線の列車を撮影する上では、邪魔な架線柱などもありませんし、先程も述べましたように制限45km/hとなっていますので、私のような撮影が下手なものでもある程度それなりに撮影することができます。E233系も7月から登場しますので、少なくとも1枚はここで撮っておきたいものですが、上り本線が完成してしまうとここでの撮影は減ってしまうかもしれませんね。


最後に稲城長沼駅上り仮線の姿ですが、ご覧のとおり柵で囲われ入れないようになっています。今後の予定では稲城長沼駅の上り本線の完成予定は2015年春頃で、事業担当者の話しでは完成時期は今回の上り線高架切替の完成時期のように早期には完成できないようです。おそらく完成は予定どおり2015年春かと思われますが、稲城長沼2面4線化完成のあかつきには快速列車の運転区間が稲城長沼からさらに終点の立川に延長され、川崎~立川間を僅か40分で結ぶということになるのか期待が膨らむところです。
ちなみに上り仮線の線路跡は側道として整備され、2015年度末に完成するようです。


駅本屋の東側には川崎街道に通じる南北の都市計画道路が整備され、駅前広場も整備される予定です。


祝-南武線の快速運転、稲城長沼まで延長

2013年12月20日 22時43分35秒 | 南武線
本日もジャカルタ、マニラの話題を述べようと思っていましたが、皆さんもご存知のように来年3月15日に実施されるダイヤ改正の内容が発表され、南武線の快速運転区間が登戸から稲城長沼に延長されることになりましたので、本日はその話題について述べたいと思います。


南武線の快速列車は2011年4月9日(本来は2011年3月12日からでしたが)に33年ぶりに復活し、現在、快速の運転区間が川崎~登戸間ですが、今度のダイヤ改正により稲城長沼まで延長されるとともに、その区間内の稲田堤に停車し、中野島、矢野口については通過となります。
同時に登戸折り返しになっている各駅停車についても、稲城長沼まで延長運転が実施され、快速の通過となる中野島、矢野口の運行本数については現行と変わりませんが、上り快速列車から矢野口駅への利用者にとっては稲城長沼において隣のホームに停車している各駅停車に乗り換えるという不便さを強いられる可能性もありえます。
また、快速列車の所要時間は川崎~稲城長沼間で約30分と2分短縮し、川崎~立川間においては約47分になる見込みです。
現時点ではこれ以上の詳細なダイヤ改正の内容はわかりませんが、皆さんが期待しているようにどこかの駅で快速列車が各駅停車の列車と接続し、追い越しを行うのかどうかというと、私の個人的な予想ではそのような緩急の接続は実施されないのではないかと推測しております。
今後は更に快速運転区間が終点の立川に延長されれば、どこかの駅で緩急の接続を実施することがあるかと思いますが、将来、立川まで果たして延長されるのかどうか期待したいところです。


ところで、南武線の最近の話題がご無沙汰でしたので、簡単にご報告したいと思います。
まずは毎年恒例の川崎市内の小学校を対象にした修学旅行列車が11月を中心に運転されました。
今年7月時と同様に使用された車両は185系の6両編成で出庫時に南武線入庫の列車との並びを見ることができました。


7月時にも述べたかと思いますが、この修学旅行列車を南武線内で撮影する上では順光になるようなところはないと思われ、またまた南多摩で狙ってみました。


続いて、11月30日のことになりますが、青梅~鎌倉間にN101編成による快速「鎌倉紅葉」号が運転され、南武線内で今では貴重となった国鉄色の183系が見られました。


最後に、川崎市民の足南武線様からもご報告いただいているとおり、稲城市内の連続立体交差事業もいよいよ大詰めを迎え、残す第2期区間の上り線高架化が22日から23日にかけて実施されますが、駅施設もほとんど完成し、あとは上り仮線から上り高架線への切替工事を待つだけとなっているようです。


南多摩駅においてもほとんど完成しています。
今回も時間がありましたら、この切替工事のレポートを行いたいと思っていますが、深夜の寒い中でのレポートはきついものがありますので、我慢のできる範囲の中で行動したいと思っています。



南武線ウォッチング-2013年8月

2013年08月06日 21時59分26秒 | 南武線
先日の日曜日、恒例の南武線ウォッチングを行いましたので、報告させていただきます。
まずは稲城市内で進められています連続立体交差事業ですが、南多摩駅では8月5日から高架下に設置されている本屋が使用され、今まで使用されていた仮本屋は8月4日をもって閉鎖されました。


また、南多摩駅高架ホームでは上下線の仕切りが外され、上り線の軌道敷の様子や北側に広がる多摩川をはじめ、府中街道の是政橋を見渡すことができるようになりました。


稲城長沼駅においても上り線ホームが完成しつつあり、現在、高架ホームから駅本屋まで長い通路も、上り線高架完成時にはその長い通路も通らなくてよくなるものと思われます。また、高架上り本線は現在使用されている上り仮線の上空にあたる部分もあるため、高架上り中線が本線代わりに一時的に使用されます。


高架完成時には高架上り中線が一時的に本線として使用されるため進入速度は45km/hとゆっくり進入することになります。また、この駅から当分の間、上り線を撮影する上では良い撮影地にもなるかもしれません。現在使用されている205系や209系、来年7月から登場するE233系も撮影しておきたいところです。


それから、この上り線高架の完成時期についてですが、稲城市の公式発表で平成25年度末から今年以内へと変更され、少々早まっております。

この他、稲城長沼駅の構内には以下の写真のようなポスターが貼られており、既に利用者に対して新型車両のE233系が南武線に導入される告知が行われていました。


最後に少々時間がありましたので、南武線も撮影してみました。するとオリジナル山手車の中で川崎方のみが唯一編成札を使用しているナハ35を撮影することができました。

南武線、修学旅行列車に185系が使用開始

2013年08月01日 23時29分43秒 | 南武線
今まで南武線の修学旅行列車は183系が使用されていましたが、今年6月に中原区にハンドル訓練のために185系が貸し出されたのに続き、7月11日より185系が南武線の修学旅行列車として使用開始されました。

ということで、初日の11日に武蔵中原駅での南武線車両との並びを狙うべく待っていると、武蔵中原止まりの37Fに充当されたのは先頭改造車のナハ51であり、この日は3分ほど遅れての到着でしたので、185系が入線するやいなやナハ51は素早く入区してしまい、落ち着いて撮影することはできませんでした。


私自身、205系ではやはりオリジナル顔の方が好みであり、次の日の12日はオリジナル顔のナハ34が185系と並ぶとわかっていましたので、ついつい撮影することにしましたが、この日は遅れもなくナハ34が到着しましたので、落ち着いて185系との並びを撮影することができました。


その後、185系の走行写真を撮影してみたいということで、逆光ではありますが南多摩駅で撮影してみました。
11~13日に充当された編成は特急「はまかいじ」にも充当されるATC付きのB4編成6両編成が使用され、16~18日にかけてはB6編成が使用されました。
秋の修学旅行列車においても185系が使用されるものと思われますが、今後、183系が使用されることはないのか気になるところです。

南武線にもついにE233系投入決定!

2013年07月02日 19時46分49秒 | 南武線
埼京線、横浜線にE233系が投入されることから、南武線や武蔵野線などの205系についてもそろそろ何らかの置き換えの予定があるのではないかと推測しておりましたが、先程、ついに南武線にもE233系が投入されることがJRから公式発表されました。


公式発表では
●E233系6両編成(210両)を新造する
●2014年度から順次運転を開始する
●運用区間は川崎~立川
ということですので、現在使用されている205系31編成と209系4編成全てが新車E233系に置き換わるということになります。
2014年度の何月から投入されるかについてはわかりませんが、現在、製造が行われている埼京線、それに続く横浜線の両数を考慮すると今までは考えれないペースで製造され、置き換えられた205系の置き場や処遇が気になるところです。
埼京線、横浜線、南武線の205系の総両数は約700両にもおよび、これらの車両が地方路線への転出や地方私鉄への譲渡を考慮してもあきらかに大量に余剰と予測されることから、JRとしてはコストをかけずに処分することが考えられますが、前回の記事でも述べましたようにこれらの車両をKCJへ譲渡し、ジャカルタ首都圏で第2の車生を送ってもらうとお互いにとって最も良いことではないかと個人的に考えております。
(これにあわせてKCJ側の車両留置スペースの整備が緊急に求められますが)
また、編成をちょっと考えてみたのですが、KCJは来年から10両化が実施されるということで、埼京線についてはそのまま丸ごと10両で使用できますが、横浜線は8両編成、南武線は6両編成ですので、横浜線1編成と南武線2編成分で1編成は横浜線1編成の中に南武のMM'1ユニットを入れ、もう1編成は南武の車両で6+4という編成を組めば簡単に10両編成ができます。

とにもかくにも、南武線にもついにE233系投入が決定されましたので、活躍があと僅かとなってしまった205系や209系についても、悔いが残らないように1両1両撮影しておきたいところですが、使用されなくなる205系の今後にも注目し、KCJへ譲渡という動きがあれば103系の時と同様にジャカルタまで追っかけていきたいものです。

先程、発表された南武線E233系投入、新潟地区E129系投入および仙台地区HB-E210系ディーゼルハイブリッド車両のプレスリリースは以下のとおりですので、以下を参考にしていただければと思います。
http://www.jreast.co.jp/press/2013/20130703.pdf