ひとこと・ふたこと・時どき多言(たこと)

〈ゴマメのばーば〉の、日々訪れる想い・あれこれ

喜んでいるのは、自民党・安倍政権の皆さま。

2015-10-23 06:16:02 | 日記
維新の党。
何だか ごたごたしています。
政党ですから、党員もそれぞれの政治主張はあることでしょう。
でも、傍から見ていますと、あまり喜ばしい状況ではありません。

私は、「維新の党」の党員でも支持者でもありません。
でも、先般の国会で質問に立った議員方々のなかには、
“あぁ、この様な方もいたのだ”
と、改めて いい意味での評価が出来る方も発見して嬉しく思っていましただけに、
今回のごたごたは、残念のひと言です。

喜んでいるのは、自民党・安倍政権の皆さまではないでしょうか。
野党勢力に亀裂が生じ、野党の力がそがれれば、相対的に与党は安泰。
政権側が、かなり えげつない施策を打ち出しても、批判できなく、
いや批判力に不足をきたしてしまいます。

先国会の大詰めあたりで、橋下徹氏と安倍総理が会ったあたりから、
何やらキナ臭さは感じていました。
憲法すら無視した政治を行っている自民党政権に対して、
野党が、『NO』と言わなければならない時に、このごたごたは実に残念としか言えません。

《政党交付金の奪い合いが、対立の根源》
とも評されていますが、維新の党に一票を投じた個々の有権者の意向などは、
一体誰が拾ってくれるのでしょうか。

“ったくもう!”
と、政治に嫌気がさして来て、
〈もう、後期高齢者なんだから、あれこれ、つべこべ もの言いなどせずに、
 せめて、心のあり方だけでも、余生を穏やかに過ごそう〉
などとの誘惑にも駆られます。

でも、作家の高橋源一郎氏が、
著書『ぼくらの民主主義なんだぜ』で、紹介している なだいなだ氏の言葉に触れたりしますと、
そうはいかない気持になってくるのです。

  《…………なだいなださんは、晩年、インターネット上に「老人党」を作り、
   平易なことばで、発言を続けた。
   なださんは、絶筆の一つで、手術のできない癌にかかっていると告白した後、
   こう書いている(※)。
  『正直言うと、どうせ死ぬんだから、ふがいない政治、今の社会をいっそ見放してしまえ、
   と冷めた気持になることもないとは言えません。
   だけど私はやはり、生きている間は社会に責任があると思っています』と。》

             ※ なだいなだ著『人生の終楽章だからこそ〝逃げずに″生きたい』
                                    
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