ひとこと・ふたこと・時どき多言(たこと)

〈ゴマメのばーば〉の、日々訪れる想い・あれこれ

「失言」どころか。

2015-10-19 06:15:55 | 日記
 『河野太郎とかけて北海道・釧路と解く。その心は「シツゲン」が多い』
麻生副総理は、河野太郎行政改革担当相が東京都内で開いたパーティーで、
こんな謎かけを披露したそうです・
脱原発や公務員制度改革などで政府・与党の方針を批判してきた河野氏を、
揶揄した形のようです。

 『副総理が“太郎ちゃんは失言が多い”と話していたが、
  私はいつも福岡(麻生氏の地元)の太郎さんの失言を気にしている』
と云ったのは、菅官房長官。
麻生副総理のこれまでの「失言」をちょっぴり非難したつもりでしょうか。
こうした やりとりが、パーティーでの笑いを誘ったとか。

いやはや、余裕ですねぇ。
麻生副総理も菅官房長官も、長かった、安保関連法の国会も終わって、
ほっと一息ついているのでしょうか。
「与党寄席」でもあるまいし。

失言も、然るべき立場にある人は心して“口は慎む”ことが肝要でもあり、
失言はしないにこしたことはありません。

ところで、安保関連法が、あのドタバタ委員会で法律が成立した直後、
安倍首相は、国民の理解が深まっていない現状に関して、
 『まだまだこれから粘り強く、丁寧に法案を説明していきたい』
と、記者団に語ったはずです。
この「言葉」、この約束はどこへ行ってしまったのでしょうか。
捜索願を出したく思います。

「1億総活躍社会」などというスローガンは踊っていますが、まずは国民との
約束を、守りましょう。

新しく任命された大臣様方には、首を傾げたくなる様な経歴の方も おありです。
外遊日程が忙しいとか何とか云って「臨時国会」も開かないとか。
ことば遊びで言うなら
「臨時国会」を  開か(ない)
  〃       開き(ます)
  〃       開く(とき)
  〃       開く
  〃       開け(ば)
  〃       開け
「開け(ば)」は仮定形です。
“国会を開けば、厄介なことになる”
そう、仮定したものでしょうか。

 『まだまだこれから粘り強く、丁寧に法案を説明していきたい』
は、単なる、その場しのぎの「放言」だったのでしょうか。
だとすれば、こちらは、国民を侮った「失言」を凌ぐ「巨大虚言」だと思います。
                                    〈ゴマメのばーば〉
コメント
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