ひとこと・ふたこと・時どき多言(たこと)

〈ゴマメのばーば〉の、日々訪れる想い・あれこれ

“はい、これまで、”と言うわけには参りません。

2015-10-10 06:27:39 | 日記
 ☆ 法の番人たる「内閣法制局」は、たった一晩で「意見なし」と回答し、
 ☆ 国民の反対の声にも耳を貸さず、
 ☆ 憲法学者や、元最高裁判事の意見をも一蹴し、
 ☆ ヒゲの隊長が手を上げれば、仲間の議員が素早く集まって委員長席を取り囲み、
 ☆ 何が、どうなっているのか分からない乱闘騒ぎの中で、
「法の支配」や「民主主義の価値観」と正反対のところで、強引に成立させた安保関連法でした。

安倍首相は、安保関連法の成立後、
「これからも丁寧に、国民の皆さまに説明していく」
と、約束しました。
「1億総活躍社会」などいうスローガンを掲げる前に、約束を具体的に守ってほしいと思います。

安倍首相が、たった一人で全国を行脚するわけにはいかないでしょうから、
まず政権党に所属する議員の一人一人が、地元で説明会を公開で行って下さい。
党員・党友・支持者の集まりではなく、一般に公開した説明会を持つべく指導して下さい。
これほどの、憲法解釈の変更をやってのけたのですから、当然のことではないでしょうか。
「いずれ、国民は理解してくれる」などと、言わずに、具体的な行為を示して欲しいのです。

高橋哲哉・東京大大学院教授が、
参議院で安保関連法案の審議がスタートする前の7月24日、
国会前に集結した市民や学生らを前に、
  『ぜひ皆さんに考えてほしいのですが、落選運動をしませんか』
と、訴えました。
来年夏の参院選で、安保関連法に賛成した議員を落とそうという「落選運動」のことです。
高橋先生は、
  『安保関連法の問題点は、内容が憲法違反であるだけでなく、
   立憲主義に反し、
   憲法の改正手続きにのらないで、憲法上禁止されていることを認めたという二重の
   憲法違反なのです。
   99条の国会議員ら公務員は憲法を尊重し擁護するという義務に違反しています。
   国会議員の資格がないということをはっきりさせるべきです』
と、述べられています。

私は、心から賛同いたします。
安保関連法は制定されました、“はいこれまで、”というわけには参りません。

バカにされてたまるものですか。
                                    〈ゴマメのばーば〉
コメント (3)
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