ひとこと・ふたこと・時どき多言(たこと)

〈ゴマメのばーば〉の、日々訪れる想い・あれこれ

ひとえに、「私」が決めることです。

2014-09-29 08:18:49 | 日記
臨時国会が始まります。
『地方創生』と『女性の活躍』
言葉だけが躍っています。

『アベノミクス』の恩恵は未だに、津々浦々にまで届いてはいません。
届かないのではなく、発送されていないのではないでしょうか。
そのための、「地方創生」だと説明されても、言葉だけが素通りして行くばかりです。
まして、後期高齢者への恩恵などはなく、年金の減額をはじめ各種保険等の負担額が
多くなるばかりです。

『女性が輝く社会』
この言葉も好きになれません。
戦時中の〔女子挺身隊〕を思い出してしまうのです。
〔女子挺身隊〕は、戦時中、男性の労働力が逼迫する中で、14歳~25歳までの女性が、
市町村・婦人団体の協力により構成されていました。
私の姉は、当時18歳。
紡績工場へ駆り出され、体質の弱かった姉は、人工繊維のアレルギー症状となって全身に
湿疹ができました。
空爆を避けて疎開。
治療法も無く、医者にもかかれず病死に至りました。
19歳で逝ってしまったのです。

その頃の軍歌に『愛国の花』という歌があります。

     『愛国の花』
            福田正夫作詞  古関裕而作曲
    1真白き富士の気高さを 心の強い楯として
     御国につくす女(おみな)等(ら)は 輝く時代(みよ)の山ざくら
     地に咲き匂う国の花

    2老いたる若き諸共に 国難しのぐ冬の梅
     かよわい力よくあわせ 銃後に励む凛々しさは
     ゆかしく匂う国の花

    3勇士の後を雄々しくも 家をば子をば守りゆく
     優しい母や又妻は 真心燃ゆる紅椿
     うれしく匂う国の花

    4御稜威のしるし菊の花 ゆたかに香る日の本の
     女といえど生命がけ こぞりて咲いて美しく
     光て匂う国の花

時代錯誤と言われるかもしれませんが、安倍首相が掲げる「女性が輝く社会」に、
『愛国の花』と同質の臭気を覚えてしまうのです。
女であれ、男であれ、お国から生き方を強制されたくはありません。
人生 いろいろ
輝きも いろいろ
「輝き」が何たるかも、
どう輝くのか、輝かないのかは、ひとえに、「私」が決めることですから。
                                   〈ゴマメのばーば〉
コメント
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