ひとこと・ふたこと・時どき多言(たこと)

〈ゴマメのばーば〉の、日々訪れる想い・あれこれ

「清々しさを」

2014-09-19 06:24:16 | 日記
錦織圭選手が、県民・市民栄誉賞を辞退したそうです。
県や市が授与したい気持は良く分かります。でも、
『夢に向かって努力している最中。何かを成し遂げ、キャリアに区切りをつけた時が、受賞にふさわしい』
とのメッセージには、何か清々しさを覚えました。

確かに、スポーツその他で、世界的な記録を作ったりした方は、達成に至る努力も含めて
賞賛・顕彰に価するものだと思います。
でも、ひねくれ者の言を承知で言わせていただければ、記録を達成したスポーツ選手などが、
記者会見などで、
『国民の皆さんに勇気を与えることが出来て嬉しい』
などと挨拶されますと、私などは、少々しらけてしまうのです。

『がんばったね、勇気を頂きました』
と言うのは、自分ではなく他の人が言う言葉ではないでしょうか。

だいたい、人間、それほど人さまに勇気を与えたり、真に なぐさめたりはできないものでは
ないでしょうか。
独りよがりな、おせっかいに陥ることの方が多いような気がします。

でも、政治家は、しっかり国民に寄り添って頂かないものです。
安倍首相は、17日、福島県を訪れました。
原発事故の除染作業で出た汚染土などを保管する中間貯蔵施設の建設予定地を視察し、
『しっかりと、地権者に説明しながら進めていきたい。法的、財政上の対応も約束したものを
進めていく』
と述べ、支援に全力を挙げる考えを述べました。

また、
「女性が輝くための法整備」
「地方創生」
などについても強調。
でも、表現する「言葉」が、いつも類型的。
というより『口は災いの元』、自分自身の表現は避けているのでしょうか。
きれいごとで、誠意は感じられませんでした。

15~39歳の若年無業者の数は、200万人にも上るとのことです。
厚生労働省の統計によれば、病気・ケガなどが、無業状態になる主な原因となっているとのこと。
自己責任で片付けてしまうわけにはいきません。

「無業状態」は、性別に変わりなく誰にでも陥る可能性があるのです。
「女性が輝くための法整備」も大切ですが、ブラック企業を無くするような法整備もしっかり
やってほしいと思います。

〈まじめに、当たり前に働けば、それなりに暮らせる〉世の中を〈ゴマメのばーば〉は、
願っています。
コメント (2)
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