ひとこと・ふたこと・時どき多言(たこと)

〈ゴマメのばーば〉の、日々訪れる想い・あれこれ

「風」も いろいろです。

2014-09-18 07:43:23 | 日記
パソコン操作が「初期」段階の私です。
「ワード」、それもブログでの文章が精いっぱい、というところなので、公民館主催の「エクセル」の
講座を申し込みました。
全講座5回・受講料2400円。
お安いのが魅力。
先の大地震で公民館が壊れてしまいましたので、郊外の「地域公民館分室」での講座となります。
会場までは、バスを乗り継いで1時間ちょっとかかります。

バスに乗って、降りて、ぶらぶらと歩いて行きました。
田んぼが色づき、山並みも、風も 秋の気配。
私も すっかり「秋」になって、はな唄まじりで会場へ着きました。

ところが、ところが、なんとそこは講習会の会場ではありませんでした。
地図を見間違えて、「地域JAの分室」へ行ってしまったのです。

JAの方に会場までの道を教えて頂きました。
「川を渡って200メートル程行って」
それから右折、小学校の近く、ということでしたが、川というより堀を見落としてしまい、
あちこち歩き回っているうちに時間はどんどん経過。
開場の「地域公民館分室」には、電話もなく、問い合わせることも不能。
道端で出会った方に教えて頂き、15分ほど歩き、やっと辿りついたところが、そこは会場とは
別な公民館でした。
廃館となっていて門が閉ざされていたのです。

講座が始まる時刻を、すでに40分のオーバーです。
空模様も おかしくなってきました。
田んぼを渡る「風」も、やや不穏さを含んでいます。

開場には辿りつけずじまい。
バス停まで早足で戻ってきました。
疲労困憊。
その一言。

昨日のブログに、芹沢介や、井上神父さまの、さわやかな「風」などについて記しましたが、
とんでもない「くたびれ儲け」の「風」が吹いた昨日でした
♪人生いろいろ♪……そんな歌もありますが、「風」も いろいろなのでしょう。

賢治は、童話「鹿踊りのはじまり」で、
   《それから、そうそう、苔の野原の夕陽の中で、わたしはこのはなしをすきとほった秋の風から
    聞いたのです。》
と、書いています。
《ぎんがぎんがのすすぎ》
ではありませんが、田んぼ脇の小高い土手に、すすきが風に揺れていました。
風も吹いていました。
私に、聞こえてきたものは、
「あーあ、くたびれた」
という足や腰の悲鳴だけだったのです。
                                  〈ゴマメのばーば〉
コメント
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