ひとこと・ふたこと・時どき多言(たこと)

〈ゴマメのばーば〉の、日々訪れる想い・あれこれ

際限なく拡大されるでしょう。

2014-09-02 07:28:52 | 日記
『防衛装備庁』が来年夏にも創設されそうです。
『防衛装備庁』。
言い換えれば『武器調達庁』。

武器購入を一元化し、調達の効率化を図ることが目的。
それと、「防衛装備移転三原則」を閣議決定したことを受け、防衛産業による装備品の国際共同開発や、
輸出を支援することが考えられるとのことです。

年間2兆円といわれる予算を握る『防衛装備庁』、業者との癒着も起こって来そうです。
防衛省は、官製談合事件の影響で、07年には防衛施設庁が廃止された経緯もありました。

水戸黄門さまの時代でなくとも『山吹色』は魅力あるものです。
不正防止策をしっかり取ってもらいたいものです。

ところで、8月10日放送《NHKスペシャル「60年目の自衛隊~現場からの報告」の中で、
3月に退官した海上自衛隊 前佐世保地方総監・吉田正紀氏は、取材に対して次の様に述べていました。

『…………その時 その時々で、我々に期待される役割は変わってきます。
我々は、与えられた条件の中で、自分たちの任務を達成する。
究極的には、この国を二度と戦禍におかないという強い意志を持ってやっていくこと。
………力を持って きちっと対応できる、やれば必ず勝つ力を持って、いざとなれば闘う覚悟を持って、
でも闘わない。というのが、我々が今後も達成すべきことだろうと考えている………』と。

やれば必ず勝つ力を持って、いざとなれば闘う覚悟を持って、でも闘わない〉
そうしたことが、これから可能とは思えません。
やれば必ず勝つ力》の追求は、際限がなく拡大されるのではないでしょうか。
『防衛装備庁』の創設も、武器の増強と、武器輸出の なし崩し的な拡大をもたらす懸念があります。

前佐世保地方総監が3月に退官した際、幹部候補生の前でのあいさつは、
『………一発の銃弾も撃たず、一発の銃弾も撃たせず、この国を平和のうちに、静かに制服を脱ぐことを、
ささやかな私の誇りとしたい………』
でした。

『………一発の銃弾も撃たず、一発の銃弾も撃たせず』
〈ゴマメのばーば〉の願いも同じです。
「武器は、撃たず 撃たせず」
「武器は、作らず 売らず」
の願いです。
コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする