ひとこと・ふたこと・時どき多言(たこと)

〈ゴマメのばーば〉の、日々訪れる想い・あれこれ

『チンする』

2014-09-26 07:33:45 | 日記
文化庁が公表した「国語に関する世論調査」によれば、
『チンする』(電子レンジで加熱する)
は、9割が「使うことがある」と回答したそうです。
我が家でも、いつでも使用。
『レンジで加熱して』とか、
『レンジで解凍して』
などと夫に頼んだら、
「えっ、なに?」
と、聞き返すことでしょう。

『お茶する』
は、7割の方が使っているそうです。
我が家では使いません。
意味は分かりますが、友人との会話でも使いません。
『お茶する』と、言ったりすれば、老化による記憶の混濁と 聞き違いで、『お茶を濁す』あるいは、
『ゴマをする』などと受け取ってしまい、会話の路線は混線状態に陥ることになるでしょう。

『サボる』
は、違和感なく 日々の暮らしに定着。

固有名詞が出て来にくくなっている私にとって、こうした言葉は、使い易すくて便利な「動詞」
となっています。
言葉は、まさに生きものなのでしょう。

『告(こく)る』(愛を告白する)
これは、まったく使用しません。
使う必要が皆無ですから。

『事故る』
現実的には、使いたくない言葉です。
というか、事故りたくない願望。

『愚痴る』
かなりの頻度で、『愚痴る』を地で行く暮らしをしています。

私の好きなテレビ番組に『にほんごであそぼ』(NHK Eテレ)があります。
子供向けの番組ですが、毎日録画して見ています。
古今の詩歌・わらべうた・名作・名文からのフレーズ・ことばあそび・各地の方言………などなど。
幼い子どもたちの姿を見るだけでも、一日の始まりが祝福された気分になってくるのです。

この番組で、とても感動したものは、数字・数に関しての「言葉」でした。
一番大きなものは『無量大数』
一番小さいものは『涅槃寂静』
子ども達が、節まわしをつけて
《一・十・百・千・万・億・兆………無量大数》
《分・厘・毛・糸………涅槃寂静》
と、詠う姿をみていますと、何かしら大いなるものに包み込まれるような気さえしてくるのです。
《永遠》などという言葉と一緒に。

そして、「ありがとう」の方言。
     きのどくな……………魚津市
     おーきに………………大阪
     あんやと………………金沢市
     おしょしなー…………山形

    ○ ちばりよわらび あっぴゃーま(がんばれ、子どもと おばぁちゃん) …………沖縄
〔いいね〕を押したくなります。

「言葉遊びを楽しむこと」に関して、
《おっと がってん しょうちのすけ(おっと合点承知之助)
と、言おうが、
《けっこうけだらけ ねこはいだらけ(結構毛だらけ猫灰だらけ)》
と言おうが、
それは、あなた任せです。
                                  〈ゴマメのばーば〉
コメント
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