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in Switzerland  酪農場の国にて

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Casa de Aliaga

2012年11月03日 | Peru
せっかくだから観光でもしたらと、Casa de Aliaga(アリアガ邸)の見学を予約してもらったので見に行く。初めての路線バスで何とか大統領府までたどりつくも、アリアガ邸が見つからない。かなり近くまで来ているのだけれど、通りかかる人らとスペイン語の会話が今ひとつ成り立たず。どうしたもんかと思っていると、英語を話す旅行ガイドさんが観光中のご夫婦と偶然通りかかり、道を尋ねると彼らも今からそこに向かうところだった。

着いた先には、普通の木製の両扉があるだけの入り口で表示なし。両隣は普通のお店と、こんなところに知る人ぞ知る豪華な家があるのかと疑い始めながら、内階段を上っていくと、宮殿かと見まがうばかりの室内装飾と家具(写真)。アリアガ氏一族が今もこの場所に住んでおられて、住居内の一部(表玄関、居間、待合場所、1寝室、食堂、使用人用の教会など)だけが一般に公開されている。料金は30ソレ/人(約1,200円)なので(物価からするとかなり高い)、入場料で維持管理費を捻出しているのか、それとも、はした金は要らないけれどある程度の額にしないと入場者が多くなりすぎて困るかのどちらかと想像する。

案内はスペイン語だったのだけれど、一緒に入った英語を話す現地ガイドさんとそのご夫婦(オーストラリアから)が「一緒にどうぞ」と仰ってくれたので、合流して説明を堪能することが出来た。こうした家々は、ペルーが1821年にスペインから独立する際に、ペルーを支持した在住スペイン人がその恩恵として、資産を没収されなかったから現存するという。一般公開(要事前予約)されているのは、このアリアガ邸だけだが、リマ市内には同じような豪華絢爛な家が結構あるのだという。旧植民地国によくある話だ。

Casa de Aliaga

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